第11章 フリーフォーム管理サーバー環境
KIE Server を実行する複数の異なる Pod で設定されるフリーフォームサーバー環境をデプロイできます。これらの KIE Server は、ステージングまたは実稼働環境を目的として、さまざまなサービスを実行できます。必要に応じて、サーバーをいつでも追加および削除できます。
Business Central Monitoring と管理 KIE Server 1 台をデプロイし、フリーフォーム管理サーバー環境のデプロイを開始します。Business Central Monitoring を使用して KIE Server 上のサービスの実行を監視し、必要に応じて管理できます。この環境には Smart Router は含まれていません。
追加の管理 KIE Server をデプロイすることもできます。各 KIE Server は、必要に応じて個別にスケーリングできます。
管理 KIE Server では、最初からサービスが読み込まれる訳ではありません。Business Central Monitoring または KIE Server の REST API を使用して、サーバーでプロセスをデプロイおよびデプロイ解除してください。
サーバーにデプロイするプロセス (KJAR ファイル) がある Maven リポジトリーを提供する必要があります。統合プロセスは、必要なバージョンのプロセスが Maven リポジトリーにアップロードされるようにする必要があります。開発環境で Business Central を使用してプロセスを作成し、Maven リポジトリーにアップロードできます。
各 KIE Server はデータベースサーバーを使用します。通常、データベースサーバーも Pod で実行されますが、外部データベースサーバーを使用するように KIE Server を設定できます。
同じ名前空間にイミュータブル KIE Server をデプロイすることもできます。Business Central Monitoring を使用して、イミュータブルサーバーなど、その環境のすべての KIE Server に関するモニターリング情報を確認できます。イミュータブルな KIE Server をデプロイする方法は、「S2I ビルドの使用によるイミュータブル KIE Server のデプロイ」 および 「KJAR サービスからのイミュータブル KIE Server のデプロイ」 を参照してください。
11.1. フリーフォーム環境用の Monitoring および単一 KIE Server のデプロイ
フリーフォーム環境のデプロイを開始するには、Business Central Monitoring と、Pod で PostgreSQL データベースサーバーを使用する管理 KIE Server を 1 台デプロイします。サービスは、KIE Server には読み込まれません。Business Central Monitoring を使用して、サーバーでサービスをデプロイおよびデプロイ解除します。
その後、必要に応じて KIE Server を追加できます。
11.1.1. Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレート設定の開始
Business Central Monitoring と、1 台の管理 KIE Server をデプロイするには、rhpam711-managed.yaml
テンプレートファイルを使用します。
手順
-
Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページから製品配信可能ファイル
rhpam-7.11.0-openshift-templates.zip
をダウンロードします。 -
rhpam711-managed.yaml
テンプレートファイルを展開します。 以下のいずれかの方法を使用してテンプレートのデプロイを開始します。
-
OpenShift Web UI を使用するには、OpenShift アプリケーションコンソールで Add to Project
Import YAML / JSON を選択してから、 rhpam711-managed.yaml
ファイルを選択するか、またはこれを貼り付けます。Add Template ウィンドウで、Process the template が選択されていることを確認し、Continue をクリックします。 OpenShift コマンドラインコンソールを使用するには、以下のコマンドラインを準備します。
oc new-app -f <template-path>/rhpam711-managed.yaml -p BUSINESS_CENTRAL_HTTPS_SECRET=businesscentral-app-secret -p KIE_SERVER_HTTPS_SECRET=kieserver-app-secret -p PARAMETER=value
このコマンドラインで、以下のように変更します。
-
<template-path>
を、ダウンロードしたテンプレートファイルのパスに置き換えます。 -
必要なパラメーターに設定するために必要な数だけ
-p PARAMETER=value
ペアを使用します。
-
-
OpenShift Web UI を使用するには、OpenShift アプリケーションコンソールで Add to Project
次のステップ
テンプレートのパラメーターを設定します。「Monitoring および単一の KIE Server に必要なパラメーターの設定」 の手順に従い、共通のパラメーターを設定します。テンプレートファイルを表示して、すべてのパラメーターの説明を確認します。
11.1.2. Monitoring および単一の KIE Server に必要なパラメーターの設定
Business Central Monitoring と管理 KIE Server 1 台をデプロイするようにテンプレートを設定するには、いずれの場合でも以下のパラメーターを設定する必要があります。
前提条件
- 「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレート設定の開始」 で説明されているテンプレートの設定を開始している。
手順
以下のパラメーターを設定します。
-
Credentials secret (
CREDENTIALS_SECRET
): 「管理ユーザーのシークレットの作成」で作成される管理ユーザーの認証情報を含むシークレットの名前。 -
Business Central Monitoring Server Keystore Secret Name (
BUSINESS_CENTRAL_HTTPS_SECRET
): 「Business Central へのシークレットの作成」 で作成した Business Central のシークレットの名前。 -
KIE Server Keystore Secret Name (
KIE_SERVER_HTTPS_SECRET
): 「KIE Server のシークレットの作成」で作成した KIE Server のシークレットの名前。 -
Business Central Monitoring Server Certificate Name (
BUSINESS_CENTRAL_HTTPS_NAME
): 「Business Central へのシークレットの作成」 で作成したキーストアの証明書の名前。 -
Business Central Monitoring Server Keystore Password (
BUSINESS_CENTRAL_HTTPS_PASSWORD
): 「Business Central へのシークレットの作成」 で作成したキーストアのパスワード。 -
KIE Server Certificate Name (
KIE_SERVER_HTTPS_NAME
): 「KIE Server のシークレットの作成」で作成したキーストアの証明書名。 -
KIE Server Keystore Password (
KIE_SERVER_HTTPS_PASSWORD
): 「KIE Server のシークレットの作成」で作成したキーストアのパスワード。 -
アプリケーション名 (
APPLICATION_NAME
): OpenShift アプリケーションの名前。これは、Business Central Monitoring および KIE Server のデフォルト URL で使用されます。OpenShift はアプリケーション名を使用して、デプロイメント設定、サービス、ルート、ラベル、およびアーティファクトの個別のセットを作成します。 -
Enable KIE server global discovery (
KIE_SERVER_CONTROLLER_OPENSHIFT_GLOBAL_DISCOVERY_ENABLED
): 同じ名前空間にあるOpenShiftStartupStrategy
が指定されたすべての KIE Server を Business Central Monitoring に検出させるには、このパラメーターをtrue
に設定します。デフォルトでは、Business Central Monitoring は、APPLICATION_NAME
パラメーターが Business Central Monitoring と同じ値でデプロイされた KIE Server のみを検出します。 -
Maven リポジトリーの URL (
MAVEN_REPO_URL
): Maven リポジトリーの URL。お使いの環境の KIE Server にデプロイするすべてのプロセス (KJAR ファイル) をこのリポジトリーにアップロードする必要があります。 -
Maven リポジトリーの ID (
MAVEN_REPO_ID
): Maven リポジトリーの ID。デフォルト値はrepo-custom
です。 -
Maven リポジトリーのユーザー名 (
MAVEN_REPO_USERNAME
): Maven リポジトリーのユーザー名。 -
Maven リポジトリーのパスワード (
MAVEN_REPO_PASSWORD
): Maven リポジトリーのパスワード。 -
KIE Server Mode (
KIE_SERVER_MODE
):rhpam711-managed.yaml
テンプレートで、デフォルト値はPRODUCTION
です。PRODUCTION
モードでは、SNAPSHOT
バージョンの KJAR アーティファクトは KIE Server にデプロイできず、既存のコンテナーでアーティファクトのバージョンを変更することはできません。PRODUCTION
モードで新規バージョンをデプロイするには、同じ KIE Server で新規コンテナーを作成します。SNAPSHOT
バージョンをデプロイするか、または既存コンテナーのアーティファクトのバージョンを変更するには、このパラメーターをDEVELOPMENT
に設定します。 -
ImageStream 名前空間 (
IMAGE_STREAM_NAMESPACE
): イメージストリームが利用可能な名前空間。OpenShift 環境でイメージストリームが利用可能な場合 (「イメージストリームとイメージレジストリーの可用性確認」 を参照) は、名前空間がopenshift
になります。イメージストリームファイルをインストールしている場合は、名前空間が OpenShift プロジェクトの名前になります。
-
Credentials secret (
次のステップ
必要な場合は、追加のパラメーターを設定します。
デプロイを完了するには、「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレートのデプロイ」 の手順に従います。
11.1.3. Monitoring および単一の KIE Server の Pod レプリカ数の設定
Business Central Monitoring および単一の管理 KIE Server をデプロイするテンプレートを設定する場合は、KIE Server および Business Central Monitoring のレプリカの初期数を設定します。
前提条件
- 「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレート設定の開始」 で説明されているテンプレートの設定を開始している。
手順
レプリカの数を設定するには、次のパラメーターを設定します。
-
Business Central Monitoring Container Replicas (
BUSINESS_CENTRAL_MONITORING_CONTAINER_REPLICAS
): デプロイメント時に最初に Business Central Monitoring 用に最初に作成されるレプリカ数。Business Central Monitoring に高可用性設定を使用しない場合は、この数値を 1 に設定します。 -
KIE Server Container Replicas (
KIE_SERVER_CONTAINER_REPLICAS
): デプロイメントが KIE Server 用に最初に作成するレプリカの数。
次のステップ
必要な場合は、追加のパラメーターを設定します。
デプロイを完了するには、「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレートのデプロイ」 の手順に従います。
11.1.4. 公開インターネットへの接続のない環境で Monitoring および単一の KIE Server の Maven ミラーへのアクセス設定
Business Central Monitoring および単一の管理 KIE Server をデプロイするようにテンプレートを設定する際に、OpenShift 環境に公開インターネットへの接続がない場合は、「オフラインで使用する Maven ミラーリポジトリーの用意」 に従って設定した Maven ミラーへのアクセスを設定する必要があります。
前提条件
- 「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレート設定の開始」 で説明されているテンプレートの設定を開始している。
手順
Maven ミラーへのアクセスを設定するには、以下のパラメーターを設定します。
-
Maven ミラー URL (
MAVEN_MIRROR_URL
): 「オフラインで使用する Maven ミラーリポジトリーの用意」 で設定した Maven ミラーリポジトリーの URL。この URL は、OpenShift 環境の Pod からアクセスできるようにする必要があります。 Maven mirror of (
MAVEN_MIRROR_OF
): ミラーから取得されるアーティファクトを定める値。mirrorOf
値の設定方法は、Apache Maven ドキュメントの Mirror Settings を参照してください。デフォルト値はexternal:*
です。この値の場合、Maven はミラーから必要なアーティファクトをすべて取得し、他のリポジトリーにクエリーを送信しません。-
外部の Maven リポジトリー (
MAVEN_REPO_URL
) を設定する場合は、ミラーからこのリポジトリー内のアーティファクトを除外するようにMAVEN_MIRROR_OF
を変更します (例:external:*,!repo-custom
)。repo-custom
は、MAVEN_REPO_ID
で設定した ID に置き換えます。 -
ビルトイン Business Central Maven リポジトリー (
BUSINESS_CENTRAL_MAVEN_SERVICE
) を設定する場合には、ミラーからこのリポジトリーのアーティファクトを除外するようにMAVEN_MIRROR_OF
を変更します (例:external:*,!repo-rhpamcentr
)。 -
両方のリポジトリーを設定している場合は、ミラーからこのリポジトリーを両方除外するように
MAVEN_MIRROR_OF
を変更します (例:external:*,!repo-rhpamcentr,!repo-custom
)。repo-custom
は、MAVEN_REPO_ID
で設定した ID に置き換えます。
-
外部の Maven リポジトリー (
次のステップ
必要な場合は、追加のパラメーターを設定します。
デプロイを完了するには、「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレートのデプロイ」 の手順に従います。
11.1.5. Monitoring および単一の KIE Server の RH-SSO 認証用パラメーター設定
RH-SSO 認証を使用する場合は、Business Central Monitoring および単一の管理 KIE Server をデプロイするようにテンプレートを設定するには次の追加の設定を実行します。
LDAP 認証および RH-SSO 認証を同じデプロイメントに設定しないようにしてください。
前提条件
- Red Hat Process Automation Manager のレルムが RH-SSO 認証システムに作成されている。
Red Hat Process Automation Manager のユーザー名およびパスワードが RH-SSO 認証システムに作成されている。利用可能なロールの一覧については、14章Red Hat Process Automation Manager ロールおよびユーザー を参照してください。
「管理ユーザーのシークレットの作成」 で説明されているように、管理ユーザーのシークレットで設定されたユーザー名およびパスワードを使用してユーザーを作成する必要があります。このユーザーには
kie-server,rest-all,admin
ロールが必要です。- クライアントが、デプロイしている Red Hat Process Automation Manager 環境のすべてのコンポーネントについて RH-SSO 認証システムに作成されている。クライアントのセットアップには、コンポーネントの URL が含まれます。環境のデプロイ後に URL を確認し、編集できます。または、Red Hat Process Automation Manager デプロイメントはクライアントを作成できます。ただし、このオプションの環境に対する制御の詳細度合はより低くなります。
- 「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレート設定の開始」 で説明されているテンプレートの設定を開始している。
手順
以下のパラメーターを設定します。
-
RH-SSO URL (
SSO_URL
): RH-SSO の URL。 -
RH-SSO Realm name (
SSO_REALM
): Red Hat Process Automation Manager の RH-SSO レルム。 -
RH-SSO が無効な SSL 証明書の検証 (
SSO_DISABLE_SSL_CERTIFICATE_VALIDATION
): RH-SSO インストールで有効な HTTPS 証明書を使用していない場合はtrue
に設定します。
-
RH-SSO URL (
以下の手順のいずれかを実行します。
RH-SSO で Red Hat Process Automation Manager のクライアントを作成した場合は、テンプレートで以下のパラメーターを設定します。
-
Business Central Monitoring RH-SSO Client name (
BUSINESS_CENTRAL_SSO_CLIENT
): Business Central Monitoring の RH-SSO クライアント名。 -
Business Central Monitoring RH-SSO Client Secret (
BUSINESS_CENTRAL_SSO_SECRET
): Business Central Monitoring のクライアント向けに RH-SSO に設定されているシークレット文字列。 -
KIE Server RH-SSO クライアント名 (
KIE_SERVER_SSO_CLIENT
): KIE Server の RH-SSO クライアント名。 -
KIE Server RH-SSO クライアントのシークレット (
KIE_SERVER_SSO_SECRET
): KIE Server のクライアントに対して RH-SSO に設定するシークレットの文字列。
-
Business Central Monitoring RH-SSO Client name (
RH-SSO で Red Hat Process Automation Manager のクライアントを作成するには、テンプレートで以下のパラメーターを設定します。
-
Business Central Monitoring RH-SSO Client name (
BUSINESS_CENTRAL_SSO_CLIENT
): Business Central Monitoring の RH-SSO で作成するクライアントの名前。 -
Business Central Monitoring RH-SSO Client Secret (
BUSINESS_CENTRAL_SSO_SECRET
): Business Central Monitoring のクライアント向けに RH-SSO に設定するシークレット文字列。 -
KIE Server RH-SSO クライアント名 (
KIE_SERVER_SSO_CLIENT
): KIE Server 向けに RH-SSO に作成するクライアント名。 -
KIE Server RH-SSO クライアントのシークレット (
KIE_SERVER_SSO_SECRET
): KIE Server のクライアントに対して RH-SSO に設定するシークレットの文字列。 -
RH-SSO Realm Admin Username (
SSO_USERNAME
) および RH-SSO Realm Admin Password (SSO_PASSWORD
): Red Hat Process Automation Manager の RH-SSO レルムのレルム管理者ユーザーのユーザー名およびパスワード。必要なクライアントを作成するためにこのユーザー名およびパスワードを指定する必要があります。
-
Business Central Monitoring RH-SSO Client name (
次のステップ
必要な場合は、追加のパラメーターを設定します。
デプロイを完了するには、「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレートのデプロイ」 の手順に従います。
デプロイの完了後に、RH-SSO 認証システムで Red Hat Process Automation Manager のコンポーネントの URL が正しいことを確認してください。
11.1.6. Monitoring および単一の KIE Server の LDAP 認証用パラメーター設定
LDAP 認証を使用する場合は、Business Central Monitoring および単一の管理 KIE Server をデプロイするようにテンプレートを設定するには、次の追加の設定を実行します。
LDAP 認証および RH-SSO 認証を同じデプロイメントに設定しないようにしてください。
前提条件
LDAP システムに Red Hat Process Automation Manager のユーザー名およびパスワードを作成していること。利用可能なロールの一覧については、14章Red Hat Process Automation Manager ロールおよびユーザー を参照してください。
「管理ユーザーのシークレットの作成」 で説明されているように、管理ユーザーのシークレットで設定されたユーザー名およびパスワードを使用してユーザーを作成する必要があります。このユーザーには
kie-server,rest-all,admin
ロールが必要です。- 「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレート設定の開始」 で説明されているテンプレートの設定を開始している。
手順
テンプレートの
AUTH_LDAP*
パラメーターを設定します。これらのパラメーターは、Red Hat JBoss EAP のLdapExtended
ログインモジュールの設定に対応します。これらの設定に関する説明は、LdapExtended ログインモジュール を参照してください。注記LDAP フェイルオーバーを有効にする場合は、
AUTH_LDAP_URL
パラメーターに、2 つ以上の LDAP サーバーアドレスをスペースで区切って設定できます。LDAP サーバーでデプロイメントに必要なすべてのロールが定義されていない場合は、Red Hat Process Automation Manager ロールに LDAP グループをマップできます。LDAP のロールマッピングを有効にするには、以下のパラメーターを設定します。
-
RoleMapping rolesProperties ファイルパス (
AUTH_ROLE_MAPPER_ROLES_PROPERTIES
):/opt/eap/standalone/configuration/rolemapping/rolemapping.properties
など、ロールのマッピングを定義するファイルの完全修飾パス名。このファイルを指定して、該当するすべてのデプロイメント設定でこのパスにマウントする必要があります。これを実行する方法については、「(任意) LDAP ロールマッピングファイルの指定」を参照してください。 -
RoleMapping replaceRole プロパティー (
AUTH_ROLE_MAPPER_REPLACE_ROLE
):true
に設定した場合、マッピングしたロールは、LDAP サーバーに定義したロールに置き換えられます。false
に設定した場合は、LDAP サーバーに定義したロールと、マッピングしたロールの両方がユーザーアプリケーションロールとして設定されます。デフォルトの設定はfalse
です。
-
RoleMapping rolesProperties ファイルパス (
次のステップ
必要な場合は、追加のパラメーターを設定します。
デプロイを完了するには、「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレートのデプロイ」 の手順に従います。
11.1.7. Monitoring および単一の KIE Server の Prometheus メトリクス収集の有効化
KIE Server デプロイメントを Prometheus を使用してメトリクスを収集し、保存するように設定する必要がある場合は、デプロイ時に KIE Server でこの機能のサポートを有効にします。
前提条件
- 「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレート設定の開始」 で説明されているテンプレートの設定を開始している。
手順
Prometheus メトリクス収集のサポートを有効にするには、Prometheus Server 拡張無効 (PROMETHEUS_SERVER_EXT_DISABLED
) パラメーターを false
に設定します。
次のステップ
必要な場合は、追加のパラメーターを設定します。
デプロイを完了するには、「Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレートのデプロイ」 の手順に従います。
Prometheus メトリクス収集の設定方法は、KIE Server の管理とモニターリング を参照してください。
11.1.8. Monitoring および単一の KIE Server 用のテンプレートのデプロイ
OpenShift Web UI またはコマンドラインで必要なすべてのパラメーターを設定した後に、テンプレートのデプロイを実行します。
手順
使用している方法に応じて、以下の手順を実行します。
OpenShift Web UI の場合は Create をクリックします。
-
This will create resources that may have security or project behavior implications
メッセージが表示された場合は、Create Anyway をクリックします。
-
- コマンドラインに入力して、Enter キーを押します。
次のステップ
環境の要件に応じて、任意で 13章環境をデプロイした後の任意の手順 で説明されている手順を完了します。