30.9. "Set the value of a field with a Work Item result (作業アイテム結果でフィールド値の設定)"
この列オプションを使用して、ルールの THEN 部分の作業アイテムハンドラーの結果値に、事前定義したファクトフィールドの値を設定するアクションを実装できます。作業アイテムは、フィールドをリターンパラメーターに設定するために、同じデータタイプの結果パラメーターをバインドされたファクト上のフィールドとして定義しなければなりません。(作業アイテムは、Menu
この列オプションを作成するためには、テーブルに Execute a Work Item (作業アイテムの実行) 列が作られている必要があります。
必須の列パラメーター
この列タイプを設定するには、Add a new column ウィザードに以下のパラメーターが必要です。
-
Pattern: テーブルに使用しているファクトパターンのリストから選択するか、新しいファクトパターンを作成します。ファクトパターンは、パッケージで利用可能なデータオブジェクト (詳細は 必要なデータオブジェクト の注記を参照) と、指定するモデルクラスバインディングの組み合わせとなります(例:
LoanApplication [application]
またはIncomeSource [income]
で、括弧の部分は特定のファクトタイプに対するバインディング)。 -
Field: 以前指定したファクトパターンからフィールドを選択します。フィールドオプションは、プロジェクトの データオブジェクト パネルのファクトファイルに定義されています(例:
LoanApplication
ファクトタイプ内のamount
フィールドまたはlengthYears
フィールド)。 - Work Item: 事前設定した作業アイテムのリストから選択します。(作業アイテムは、return パラメーターにそのフィールドを設定するために、バインドしたファクトにフィールドと同じデータ型の result パラメーターを設定する必要があります)。
- Header (説明): 列にヘッダーテキストを追加します。
- Hide column: 選択すると列が非表示になり、選択を解除すると列が表示されます。
- Logically insert (論理的な挿入): このオプションは、選択したファクトパターンが、ガイド付きデシジョンテーブルの別の列に現在使用されていない場合に表示されます (次のフィールドの説明を参照)。ファクトパターンをデシジョンエンジンに論理的に挿入する場合はこれを選択し、定期的に挿入する場合は選択を解除します。デシジョンエンジンは、ファクトの挿入および取り消しに対して論理的な決断を行います。定期的な挿入、または指定した挿入の後に、ファクトを明示的に取り消す必要があります。論理挿入の後に、ファクトをアサートした条件が TRUE ではなくなると、ファクトは自動的に取り消されます。
- Update engine with changes (変更でエンジンを更新): このオプションは、選択したファクトパターンが、ガイド付きデシジョンテーブルの列に使用されている場合に表示されます。修正したフィールド値を使用してデシジョンエンジンを更新する場合はこれを選択し、デシジョンエンジンを更新しない場合は選択を解除します。