6.2. グローバル変数の定義
グローバル変数はナレッジセッションに存在し、アクセスが可能で、そのセッションのすべてのアセットで共有されます。これらはナレッジベースの特定のセッションに属し、エンジンに情報を渡すために使用されます。すべてのグローバル変数は、その ID とアイテムサブジェクト参照を定義します。ID は変数名として機能し、プロセス定義内で一意である必要があります。アイテムサブジェクト参照は、変数が保存するデータタイプを定義します。
ルールは、ファクトが挿入されたときに評価されます。したがって、ファクトパターンを制約するグローバル変数を使用していて、グローバルが設定されていない場合、システムは NullPointerException
を返します。
グローバル変数は、変数定義を持つプロセスがセッションに追加されるとき、またはセッションがパラメーターとしてグローバルで初期化されるときに初期化されます。
グローバル変数の値は通常、割り当て中に変更できます。これは、プロセス変数とアクティビティー変数間のマッピングになります。続いてグローバル変数は、ローカルアクティビティーコンテキスト、ローカルアクティビティー変数、または子コンテキストから変数への直接呼び出しによって関連付けられます。
前提条件
- Business Central でプロジェクトを作成済みである。これにはビジネスプロセスアセットが 1 つ以上含まれます。
手順
- ビジネスプロセスアセットを開きます。
- プロセスデザイナーキャンバスの空白エリアをクリックします。
- 画面の右上にある Properties アイコンをクリックして、Properties パネルを開きます。
- 必要に応じて、Process セクションを展開します。
- Global Variables のサブセクションで、プラスアイコンをクリックします。
- Name ボックスに変数の名前を入力します。
- Data Type メニューからデータタイプを選択します。