6.3. プロセス変数の定義
プロセス変数は、BPMN2 定義ファイルのプロパティーとして定義され、プロセスインスタンス内で表示されます。プロセスの作成時に初期化され、プロセスの完了時に破棄されます。
プロセス変数は、プロセスコンテキストに存在する変数であり、そのプロセスまたはその子要素からアクセスできます。プロセス変数は特定のプロセスインスタンスに属し、他のプロセスインスタンスからアクセスすることはできません。すべてのプロセス変数は、その ID とアイテムサブジェクト参照を定義します。ID は変数名として機能し、プロセス定義内で一意である必要があります。アイテムサブジェクト参照は、変数が保存するデータタイプを定義します。
プロセス変数は、プロセスインスタンスの作成時に初期化されます。それらの値は、グローバル変数がローカルアクティビティーコンテキスト、ローカルアクティビティー変数に関連付けられている場合に、割り当てを使用するプロセスアクティビティーによって変更できます。または、子コンテキストから変数への直接呼び出しにより変更できます。
プロセス変数は、ローカル変数にマッピングする必要があることに注意してください。
前提条件
- Business Central でプロジェクトを作成済みである。これにはビジネスプロセスアセットが 1 つ以上含まれます。
手順
- ビジネスプロセスアセットを開きます。
- プロセスデザイナーキャンバスの空白エリアをクリックします。
- 画面の右上にある Properties アイコンをクリックして、Properties パネルを開きます。
- 必要に応じて、Process Data セクションを展開します。
- Process Variables サブセクションで、プラスアイコンをクリックします。
- Name ボックスに変数の名前を入力します。
- Data Type メニューからデータタイプを選択します。