54.5. Dashbuilder Runtime と Dashbuilder Standalone を使用する KIE Server データセット


データセットは、関連情報のコレクションです。インポートしたデータセットを含む KIE Server がある場合は、Dashbuilder Runtime または Dashbuilder Standalone と KIE Server REST API を使用して、インポートされたデータセットでクエリーを実行できます。

KIE Server は Business Central をコントローラーとして使用するため、KIE Server コンテナーが Business Central に作成されます。データセットは Business Central にも作成されます。KIE Server 設定は、データセットの作成時またはコンテナーのインストール時に参照できるテンプレートです。

Dashbuilder Runtime と Dashbuilder Standalone などの他のサービスは、KIE Server REST API を使用して KIE Server 情報を取得します。Dashbuilder Runtime と Dashbuilder Standalone は KIE Server REST API にアクセスし、データセットからクエリーを実行します。

Business Central で KIE Server データセットが作成されると、サーバーテンプレート情報が提供され、Dashbuilder Runtime と Dashbuilder Standalone はそれを使用して KIE Server 情報を検索します。以下に例を示します。

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dashbuilder.kieserver.serverTemplate.{SERVER_TEMPLATE}.location={LOCATION}
dashbuilder.kieserver.serverTemplate.{SERVER_TEMPLATE}.user={USER}
dashbuilder.kieserver.serverTemplate.{SERVER_TEMPLATE}.password={PASSWORD}
dashbuilder.kieserver.serverTemplate.{SERVER_TEMPLATE}.token={TOKEN}

データセットごとに KIE Server を設定することもできます。以下に例を示します。

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dashbuilder.kieserver.dataset.{DATA_SET_NAME}.location={LOCATION}
dashbuilder.kieserver.dataset.{DATA_SET_NAME}.user={USER}
dashbuilder.kieserver.dataset.{DATA_SET_NAME}.password={PASSWORD}
dashbuilder.kieserver.dataset.{DATA_SET_NAME}.token={TOKEN}
注記

認証情報が提供されていると、トークン認証は使用されません。

別の KIE Server のインストールに対してダッシュボードを実行することが推奨されます。開発環境の KIE Server にデータセットが作成されると、データセットクエリーは開発 KIE Server (例: DEV) に作成されます。ダッシュボードが、別の KIE Server を使用する実稼働環境 (例: PROD) にエクスポートすると、DEV で作成したクエリーが利用できない場合に、エラーが発生します。この場合は、サーバーテンプレートまたはデータセットのいずれかを使用してクエリー置換機能を使用することにより、データセットから別の KIE Server にクエリーを移植することができます。

  • サーバーテンプレートの例:

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    dashbuilder.kieserver.serverTemplate.{SERVER_TEMPLATE}.replace_query=true
  • データセットの例:

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    dashbuilder.kieserver.dataset.{DATA_SET_NAME}.replace_query=true

replace_query=true property は、Dashbuilder Runtime と Dashbuilder Standalone がクエリーを作成するように一度のみ設定する必要があります。クエリーを作成したら、このシステムプロパティーを削除できます。

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