3.5. 高可用性オーサリング環境のテンプレートの修正
デフォルトでは、高可用性オーサリングテンプレートは、Process Server にデータベースサーバーを提供するために MySQL Pod を作成します。代わりに PostgreSQL または (OpenShift プロジェクト外の) 外部サーバーを使用する場合は、環境をデプロイする前にテンプレートを修正する必要があります。
また、高可用性オーサリングテンプレートを変更して、Business Central に最初に作成したレプリカの数も変更できます。
OpenShift テンプレートは、OpenShift が作成できる一連のオブジェクトを定義します。環境設定を変更するには、このオブジェクトの修正、追加、または削除が必要になります。このタスクを簡単にするために、Red Hat Process Automation Manager テンプレートにコメントが提供されます。
コメントの中には、テンプレート内のブロックを表すもの (BEGIN
から END
まで) があります。たとえば、以下のブロックの名前は Sample block
です。
## Sample block BEGIN sample line 1 sample line 2 sample line 3 ## Sample block END
変更内容によっては、1 つのテンプレートファイルのブロックを、Red Hat Process Automation Manager で提供されている別のテンプレートファイルのブロックに置き換える必要があります。その場合は、ブロックを削除して新しいブロックを正しい場所に貼り付けます。
手順
必要に応じて、rhpam76-authoring-ha.yaml
テンプレートファイルを以下のように変更します。
MySQL の代わりに PostgreSQL を使用する場合は、ファイル内で、
BEGIN
コメントからEND
コメントまでの数ブロックを、rhpam76-kieserver-postgresql.yaml
ファイルのブロックに置き換えます。-
MySQL database parameters
ブロックを、PostgreSQL database parameters
ブロックに置き換えます。(このブロックと後続のすべての置換ブロックをrhpam76-kieserver-postgresql.yaml
ファイルから取得します) -
MySQL service
ブロックをPostgreSQL service
ブロックに置き換えます。 -
MySQL driver settings
ブロックをPostgreSQL driver settings
ブロックに置き換えます。 -
MySQL deployment config
ブロックをPostgreSQL deployment config
ブロックに置き換えます。 -
MySQL persistent volume claim
ブロックを、PostgreSQL persistent volume claim
ブロックに置き換えます。
-
外部データベースサーバーを使用する場合は、ファイル内で、
BEGIN
コメントからEND
コメントまでの数ブロックを、rhpam76-kieserver-externaldb.yaml
ファイルのブロックに置き換え、いくつかのブロックを削除します。-
MySQL database parameters
ブロックを、External database parameters
ブロックに置き換えます。(このブロックと後続のすべての置換ブロックをrhpam76-kieserver-externaldb.yaml
ファイルから取得します) -
MySQL driver settings
ブロックを、External database driver settings
ブロックに置き換えます。 このファイルの以下のブロックから、
BEGIN
からEND
までのコメントを削除します。-
MySQL service
-
MySQL deployment config
-
MySQL persistent volume claim
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標準の Process Server イメージに外部データベースサーバー MySQL 用および PostgreSQL 用のドライバーが含まれます。別のデータベースサーバーを使用する場合は、カスタムの Process Server イメージをビルドする必要があります。手順は、「外部データベースのカスタム Process Server 拡張イメージのビルド」 を参照してください。
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## Replicas for Business Central
コメントの下の行に、Business Central に最初に作成したレプリカの数を変更する場合は、レプリカの数を希望する値に変更します。