3.4. 単一オーサリング環境のテンプレートの修正


デフォルトでは、単一オーサリングテンプレートは、永続的なストレージを持つ H2 データベースを使用します。MySQL または PostgreSQL の Pod を作成したり、外部データベースサーバー (OpenShift プロジェクト外) を使用する場合は、環境をデプロイする前にテンプレートを変更する必要があります。

OpenShift テンプレートは、OpenShift が作成できる一連のオブジェクトを定義します。環境設定を変更するには、このオブジェクトの修正、追加、または削除が必要になります。このタスクを簡単にするために、Red Hat Process Automation Manager テンプレートにコメントが提供されます。

コメントの中には、テンプレート内のブロックを表すもの (BEGIN から END まで) があります。たとえば、以下のブロックの名前は Sample block です。

## Sample block BEGIN
sample line 1
sample line 2
sample line 3
## Sample block END

変更内容によっては、1 つのテンプレートファイルのブロックを、Red Hat Process Automation Manager で提供されている別のテンプレートファイルのブロックに置き換える必要があります。その場合は、ブロックを削除して新しいブロックを正しい場所に貼り付けます。

手順

必要に応じて、rhpam76-authoring.yaml テンプレートファイルを以下のように変更します。

  • H2 データベースの代わりに MySQL を使用する場合は、ファイル内で、BEGIN コメントから END コメントまでの数ブロックを、同じようにコメントがある rhpam76-kieserver-mysql.yaml ファイルのブロックに置き換えます。その他のブロックを削除して、希望する場所にブロックを追加する必要もあります。

    1. H2 database parameters という名前のブロックを、MySQL database parameters に置き換えます。(このブロックと後続のすべての置換ブロックを rhpam76-kieserver-mysql.yaml ファイルから取得します。)
    2. H2 driver settings ブロックを MySQL driver settings ブロックに置き換えます。
    3. H2 persistent volume claim ブロックを MySQL persistent volume claim ブロックに置き換えます。
    4. H2 volume mount ブロックと H2 volume settings ブロックを削除します。
    5. Place to add database service コメントの下に MySQL service ブロックを追加します。
    6. Place to add database deployment config コメントの下に MySQL deployment config ブロックを追加します。
  • H2 データベースの代わりに PostgreSQL を使用する場合は、ファイル内で、BEGIN コメントから END コメントまでの数ブロックを、同じようにコメントがある rhpam76-kieserver-postgresql.yaml ファイルのブロックに置き換えます。その他のブロックを削除して、希望する場所にブロックを追加する必要もあります。

    1. H2 database parameters ブロックを、PostgreSQL database parameters ブロックに置き換えます。(このブロックと後続のすべての置換ブロックを rhpam76-kieserver-postgresql.yaml ファイルから取得します)
    2. H2 driver settings ブロックを PostgreSQL driver settings ブロックに置き換えます。
    3. H2 persistent volume claim ブロックを PostgreSQL persistent volume claim ブロックに置き換えます。
    4. H2 volume mount ブロックと H2 volume settings ブロックを削除します。
    5. Place to add database service コメントの下に PostgreSQL service ブロックを追加します。
    6. Place to add database deployment config コメントの下に PostgreSQL deployment config ブロックを追加します。
  • 外部データベースサーバーを使用する場合は、ファイル内で、BEGIN コメントから END コメントまでの数ブロックを、rhpam76-kieserver-externaldb.yaml ファイルのブロックに置き換え、いくつかのブロックを削除します。

    1. H2 database parameters という名前のブロックを、External database parameters という名前のブロックに置き換えます。(このブロックと後続のすべての置換ブロックを rhpam76-kieserver-externaldb.yaml ファイルから取得します)
    2. H2 driver settings ブロックを、External database driver settings ブロックに置き換えます。
    3. このファイルの以下のブロックから、BEGINから END までのコメントを削除します。

      • H2 persistent volume claim
      • H2 volume mount
      • H2 volume settings
重要

標準の Process Server イメージに外部データベースサーバー MySQL 用および PostgreSQL 用のドライバーが含まれます。別のデータベースサーバーを使用する場合は、カスタムの Process Server イメージをビルドする必要があります。手順は、「外部データベースのカスタム Process Server 拡張イメージのビルド」 を参照してください。

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