3.3. S2I の使用によるイミュータブル Process Server のデプロイ用テンプレートの変更
デフォルトで、S2I を使用してイミュータブルサーバーをデプロイするためのテンプレートは、個別の PostgreSQL Pod を作成してそれぞれの複製可能な Process Server 用のデータベースサーバーを提供します。MySQL または外部サーバー (OpenShift プロジェクト外) を使用する場合は、サーバーをデプロイする前に rhpam76-prod-immutable-kieserver.yaml
または rhpam76-prod-immutable-kieserver-amq.yaml
テンプレートファイルを変更します。
OpenShift テンプレートは、OpenShift が作成できる一連のオブジェクトを定義します。環境設定を変更するには、このオブジェクトの修正、追加、または削除が必要になります。このタスクを簡単にするために、Red Hat Process Automation Manager テンプレートにコメントが提供されます。
コメントの中には、テンプレート内のブロックを表すもの (BEGIN
から END
まで) があります。たとえば、以下のブロックの名前は Sample block
です。
## Sample block BEGIN sample line 1 sample line 2 sample line 3 ## Sample block END
変更内容によっては、1 つのテンプレートファイルのブロックを、Red Hat Process Automation Manager で提供されている別のテンプレートファイルのブロックに置き換える必要があります。その場合は、ブロックを削除して新しいブロックを正しい場所に貼り付けます。
手順
PostgreSQL の代わりに MySQL を使用する場合は、ファイル内で、
BEGIN
コメントからEND
コメントまでの数ブロックを、rhpam76-kieserver-mysql.yaml
ファイルのブロックに置き換えます。-
PostgreSQL database parameters
ブロックを、MySQL database parameters
に置き換えます。(このブロックと後続のすべての置換ブロックをrhpam76-kieserver-postgresql.yaml
ファイルから取得します) -
PostgreSQL service
ブロックをMySQL service
ブロックに置き換えます。 -
PostgreSQL driver settings
ブロックをMySQL driver settings
ブロックに置き換えます。 -
PostgreSQL deployment config
ブロックを、MySQL deployment config
ブロックに置き換えます。 -
PostgreSQL persistent volume claim
ブロックを、MySQL persistent volume claim
ブロックに置き換えます。
-
外部データベースサーバーを使用する場合は、ファイル内で、
BEGIN
コメントからEND
コメントまでの数ブロックを、rhpam76-kieserver-externaldb.yaml
ファイルのブロックに置き換え、いくつかのブロックを削除します。-
PostgreSQL database parameters
ブロックを、External database parameters
ブロックに置き換えます。(このブロックと後続のすべての置換ブロックをrhpam76-kieserver-externaldb.yaml
ファイルから取得します) -
PostgreSQL driver settings
ブロックをExternal database driver settings
ブロックに置き換えます。 このファイルの以下のブロックから、
BEGIN
からEND
までのコメントを削除します。-
PostgreSQL service
-
PostgreSQL deployment config
-
PostgreSQL persistent volume claim
-
-
標準の Process Server イメージに外部データベースサーバー MySQL 用および PostgreSQL 用のドライバーが含まれます。別のデータベースサーバーを使用する場合は、カスタムの Process Server イメージをビルドする必要があります。手順は、「外部データベースのカスタム Process Server 拡張イメージのビルド」を参照してください。