第1章 Predictive Model Markup Language (PMML)


Predictive Model Markup Language (PMML) は、統計およびデータマイニングモデルの定義用に、Data Mining Group (DMG) が確立した XML ベースの標準です。PMML モデルは、ビジネスアナリストや開発者が一元的に PMML ベースのアセットやサービスを設計、分析、実装するために、PMML 準拠のプラットフォーム間や組織全体で共有することができます。

PMML の背景およびアプリケーションに関する詳細は、DMG PMML specification を参照してください。

1.1. PMML 適合レベル

PMML 仕様は、PMML モデルが確実に作成され、統合されるように、プロデューサーとコンシューマーの適合レベルを定義します。各適合レベルの正式な定義については、DMG PMML conformance のページを参照してください。

以下の一覧では、PMML 適合レベルをまとめています。

プロデューサーの適合
ツールまたはアプリケーションは、少なくとも 1 種類のモデルに対して有効な PMML ドキュメントが生成されている場合に、プロデューサーの適合があるとされます。PMML のプロデューサー適合要件を満たすことで、モデル定義のドキュメントが構文的に正しく、このドキュメントで定義したモデルインスタンスが、モデル仕様に定義されている意味論の基準と整合性を保てるようにします。
コンシューマーの適合
ツールまたはアプリケーションは、少なくとも 1 種類のモデルに対して有効な PMML ドキュメントが生成されている場合に、コンシューマーの適合があるとされます。コンシューマー適合要件を満たすことで、プロデューサー適合にあわせて作成された PMML モデルが定義どおりに統合され、使用できるようにします。たとえば、アプリケーションが回帰モデルタイプに適合しているコンシューマーである場合には、有効な PMML ドキュメントで、別の適合プロデューサーにより作成されたこのタイプのモデルを定義していれば、アプリケーション内でどちらでも使用できます。

Red Hat Process Automation Manager には、以下の PMML 4.2.1 モデルタイプに対するコンシューマー適合サポートが含まれます。

Red Hat Process Automation Manager でサポートされていないモデルを含め、すべての PMML モデルタイプの一覧については、DMG PMML specification を参照してください。

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