第1章 統合オプション
Red Hat シングルサインオン (RH-SSO) は、ブラウザーアプリケーションと REST Web サービス、および Git へのアクセスのセキュリティーを確保するために使用できるシングルサインオンソリューションです。
Red Hat Process Automation Manager と RH-SSO を統合する際に、Red Hat Process Automation Manager 向けに SSO と IDM (アイデンティティ管理) を作成します。RH-SSO のセッション管理機能により、一度認証するだけで、Web 上でさまざまな Red Hat Process Automation Manager 環境を使用できます。
以下の章では、 Red Hat Process Automation Manager と RH-SSO を統合する方法を説明します。
4章RH-SSO を使用した Business Central の認証
RH-SSO サーバーを使用して Red Hat Process Automation Manager を認証するには、Red Hat Process Automation Manager Web クライアント (Business Central) とリモートサービスの両方を RH-SSO で保護する必要があります。この統合により、Business Central またはリモートサービスコンシューマーのいずれかから RH-SSO を介して Red Hat Process Automation Manager に接続できます。
5章RH-SSO を使用した Process Server の認証
RH-SSO サーバーを使用して Process Server を認証するには、Process Server が提供するリモートサービスを保護する必要があります。これを行うことで、リモートの Red Hat Process Automation Manager サービスコンシューマー (ユーザーまたはサービス) を有効にし、RH-SSO を経由して認証します。Process Server には Web インターフェースがありません。
6章RH-SSO を使用したサードパーティークライアントの認証
Business Central または Process Server が RH-SSO を使用している場合、サードパーティークライアントは RH-SSO を使用して自己認証する必要があります。認証後は、Business Central および Process Server が提供するリモートサービスのエンドポイント (REST API、リモートファイルシステムサービスなど) を使用できます。
Red Hat Process Automation Manager を使用して、LDAP の統合をスムーズに行うには、LDAP が含まれる RH-SSO の使用を検討してください。詳細は『Red Hat Single Sign-On Server Administration Guide』の「LDAP and Active Directory」の章を参照してください。