7.4. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを使用した Process Server のクラスターリング


Process Automation Manager コントローラーは Business Central と統合します。ただし、Business Central をインストールしない場合は、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールし、REST API または Process Server Java Client API を使用してそのコントローラーと対話します。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.2 またはそれ以降) が利用できる。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーを EAP_HOME とする。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
  • 『Red Hat JBoss EAP クラスター環境への Red Hat Process Automation Manager のインストールおよび設定 』に記載されているように、パーティションがマウントされた NFS サーバーを利用できる。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.6
  2. Red Hat Process Automation Manager 7.6.0 Add Ons (the rhpam-7.6.0-add-ons.zip file) をダウンロードします。
  3. rhpam-7.6.0-add-ons.zip ファイルを展開します。rhpam-7.6.0-controller-ee7.zip ファイルは展開したディレクトリーにあります。
  4. rhpam-7.6.0-controller-ee7 アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  5. TEMP_DIR/rhpam-7.6.0-controller-ee7/controller.war ディレクトリーを EAP_HOME/standalone/deployments/ にコピーします。

    警告

    コピーするヘッドレス Process Automation Manager コントローラーデプロイメントの名前が、Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  6. TEMP_DIR/rhpam-7.6.0-controller-ee7/SecurityPolicy/ ディレクトリーの内容を EAP_HOME/bin にコピーします。ファイルの上書きを確認するメッセージが表示されたら、Yes を選択します。
  7. EAP_HOME/standalone/deployments/ ディレクトリーに、controller.war.dodeploy という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動するとヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが自動的にデプロイされます。
  8. テキストエディターで EAP_HOME/standalone/configuration/standalone.xml ファイルを開きます。
  9. 以下のプロパティーを <system-properties> 要素に追加し、<NFS_STORAGE> を、テンプレート設定が保存されている NFS ストレージへの絶対パスに置き換えます。

    <system-properties>
      <property name="org.kie.server.controller.templatefile.watcher.enabled" value="true"/>
      <property name="org.kie.server.controller.templatefile" value="<NFS_STORAGE>"/>
    </system-properties>

    テンプレートファイルには、特定のデプロイメントシナリオのデフォルト設定が含まれます。

    org.kie.server.controller.templatefile.watcher.enabled プロパティーの値を true に設定すると、別のスレッドが開始してテンプレートファイルの修正を監視します。この確認の間隔はデフォルトで 30000 ミリ秒になり、org.kie.server.controller.templatefile.watcher.interval システムプロパティーで制御できます。このプロパティーの値を false に設定すると、テンプレートファイルへの変更の検出が、サーバーの再起動時に制限されます。

  10. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを開始するには、EAP_HOME/bin に移動して、以下のコマンドを実行します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh
    • Windows の場合:

      standalone.bat

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform のクラスター環境で Red Hat Process Automation Manager を稼働する方法の詳細情報は、『Red Hat JBoss EAP クラスター環境での Red Hat Process Automation Manager のインストールおよび設定』 を参照してください。

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