第10章 Business Central で管理する Process Server の設定


警告

このセクションでは、テスト目的で使用可能なサンプルの設定を紹介します。一部の値は、実稼働環境には適しておらず、その旨を記載しています。

以下の手順を使用して、Process Server インスタンスを管理するように Business Central を設定します。

前提条件

  • 以下のロールを持つユーザーが存在している

    • Business Central: rest-all ロールを持つユーザー
    • Process Server: kie-server ロールを持つユーザー
注記

実稼働環境では、2 人の異なるユーザーを使用し、それぞれロールを 1 つ割り当ててください。このサンプルでは、rest-allkie-server の両ロールを持つ controllerUser という名前のユーザー 1 人のみを使用します。

手順

  1. 以下の JVM プロパティーを設定します。

    Business Central と Process Server の場所は異なる可能性があります。このような場合、正しいサーバーインスタンスのプロパティーを設定するようにしてください。

    • Red Hat JBoss EAP で、以下のファイルの <system-properties> セクションを変更します。

      • スタンドアロンモードの場合: EAP_HOME/standalone/configuration/standalone*.xml
      • ドメインモードの場合: EAP_HOME/domain/configuration/domain.xml
    表10.1 Process Server インスタンスの JVM プロパティー
    プロパティー注記

    org.kie.server.id

    default-kie-server

    Process Server の ID

    org.kie.server.controller

    http://localhost:8080/business-central/rest/controller

    Business Central の場所

    org.kie.server.controller.user

    controllerUser

    前のステップで説明した rest-all ロールを持つユーザーの名前

    org.kie.server.controller.pwd

    controllerUser1234;

    前のステップで説明したユーザーのパスワード

    org.kie.server.location

    http://localhost:8080/kie-server/services/rest/server

    Process Server の場所

    表10.2 Business Central インスタンスの JVM プロパティー
    プロパティー注記

    org.kie.server.user

    controllerUser

    前のステップで説明した kie-server ロールを持つユーザーの名前

    org.kie.server.pwd

    controllerUser1234;

    前のステップで説明したユーザーのパスワード

  2. http://SERVER:PORT/kie-server/services/rest/server/ に GET リクエストを送信して Process Server が正常に起動したことを確認します。認証が終わると、以下のような XML 応答が返されます。

    <response type="SUCCESS" msg="Kie Server info">
        <kie-server-info>
            <capabilities>KieServer</capabilities>
            <capabilities>BRM</capabilities>
            <capabilities>BPM</capabilities>
            <capabilities>CaseMgmt</capabilities>
            <capabilities>BPM-UI</capabilities>
            <capabilities>BRP</capabilities>
            <capabilities>DMN</capabilities>
            <capabilities>Swagger</capabilities>
            <location>http://localhost:8230/kie-server/services/rest/server</location>
            <messages>
                <content>Server KieServerInfo{serverId='first-kie-server', version='7.5.1.Final-redhat-1', location='http://localhost:8230/kie-server/services/rest/server', capabilities=[KieServer, BRM, BPM, CaseMgmt, BPM-UI, BRP, DMN, Swagger]}started successfully at Mon Feb 05 15:44:35 AEST 2018</content>
                <severity>INFO</severity>
                <timestamp>2018-02-05T15:44:35.355+10:00</timestamp>
            </messages>
            <name>first-kie-server</name>
            <id>first-kie-server</id>
            <version>7.5.1.Final-redhat-1</version>
        </kie-server-info>
    </response>
  3. 登録が正常に完了したことを確認します。

    1. Business Central にログインします。
    2. Menu Deploy Execution Servers の順にクリックします。

      正常に登録されている場合には、登録されたサーバーの ID が表示されます。

10.1. TLS 対応の Smart Router の設定

TLS 対応の Smart Router (以前の KIE Server Router) 設定か可能となり、HTTPS トラフィックが使用できます。

手順

  • ターミナルを開いて以下のコマンドを実行し、TLS 対応の Smart Router を起動します。

    java -Dorg.kie.server.router.tls.keystore=PATH_TO_YOUR_KEYSTORE
         -Dorg.kie.server.router.tls.keystore.password=YOUR_KEYSTORE_PASSWD
         -Dorg.kie.server.router.tls.keystore.keyalias=YOUR_KEYSTORE_ALIAS
         -jar kie-server-router-proxy-YOUR_VERSION.jar

    PATH_TO_YOUR_KEYSTOREYOUR_KEYSTORE_PASSWDYOUR_KEYSTORE_ALIAS、および YOUR_VERSION をそれぞれ関連データで置き換えます。

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