第2章 Red Hat Process Automation Manager コンポーネント
Red Hat Process Automation Manager は、Business Central および Process Server で構成されます。
Business Central は、ビジネスルールを作成して管理するグラフィカルユーザーインターフェースです。Business Central は、Red Hat JBoss EAP インスタンスまたは Red Hat OpenShift Container Platform (OpenShift) にインストールできます。
Business Central は、スタンドアロンの JAR ファイルとしても使用できます。Business Central スタンドアロンの JAR ファイルとして使用して、アプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行できます。
Process Server は、ルールおよびその他のアーティファクトを実行するサーバーです。Process Server を使用してルールのインスタンスを作成して実行し、計画の問題を解決します。Process Server を Red Hat JBoss EAP インスタンス、OpenShift、Oracle WebLogic Server インスタンス、IBM WebSphere Application Server インスタンスに、または Spring Boot アプリケーションの一部として、インストールできます。
Process Server は、管理モードまたは非管理モードで動作するように設定できます。Process Server が非管理モードにある場合は、手動で KIE コンテナーを作成および維持する必要があります (デプロイメントユニット)。KIE コンテナーは、プロジェクトの特定のバージョンです。Process Server が管理モードにある場合は、Process Automation Manager コントローラーが Process Server 設定を管理するため、ユーザーがコントローラーと対話して KIE コンテナーの作成と維持を行います。
Process Automation Manager コントローラーは Business Central と統合します。Red Hat JBoss EAP に Business Central をインストールする場合は、Execution Server ページを使用してKIE コンテナーを作成および維持します。ただし、Business Central をインストールしない場合は、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールし、REST API または Process Server Java Client API を使用してそのコントローラーと対話します。
- Red Hat Business Optimizer は、Business Central および Process Server に統合され、組み込み可能な軽量プランニングエンジンで、プランニングの問題を最適化します。Red Hat Business Optimizer を使用すれば、最適化のためのヒューリスティック法およびメタヒューリスティック法を効率的なスコア計算と組み合わせて、Java プログラマーがプランニングの問題を効率的に解決できるようになります。