第5章 既知の問題
本セクションでは、Red Hat Process Automation Manager 7.6 の既知の問題を紹介します。
5.1. インストール
Red Hat JBoss Web Server データソース設定の Red Hat Process Automation Manager に要素がない [RHPAM-2428]
問題: インストーラーを使用して Red Hat JBoss Web Server に Red Hat Process Automation Manager をインストールし、データソースを設定すると、セットアップが正常に機能するために必要な要素がいくつかありません。
問題の再現手順:
- インストーラーを使用して、Red Hat JBoss Web Server に Red Hat Process Automation Manager をインストールします。
-
プロンプトが表示されたら、Configure Advanced Properties
Configure Database Settings をクリックします。 - 設定を構成し、ユーザー名とパスワードを追加します。
- サーバーの実行を試みてください。
想定される結果: Red Hat Process Automation Manager は起動します。
実際の結果: Red Hat Process Automation Manager は起動しません。
回避策:『Installing and configuring Red Hat Process Automation Manager on Red Hat JBoss Web Server』の「Configuring JDBC Web Server data sources」セクションに記載されているとおりに、context.xml
ファイルのリソースを変更します。
Red Hat JBoss EAPでは、Red Hat Process Automation Manager インストーラーは、作成されたデータソースに対して誤ったパスワードボールトを作成する [RHPAM-2407]
問題: インストーラーを使用して Red Hat JBoss EAP に Red Hat Process Automation Manager をインストールし、データベース設定を構成する場合、standalone
ファイルの datasource
要素に誤りがあり、データベースへの接続に失敗します。
この問題は、Red Hat Process Automation Manager のパッチリリース 7.5.1 で解決されています。
問題の再現手順:
- インストーラーを使用して、Process Server を Red Hat JBoss EAP のみにインストールします。
-
プロンプトが表示されたら、Configure Advanced Properties
Configure Database Settings をクリックします。 -
standalone.xml
またはstandalone-full.xml
ファイルを開き、ユーザーの認証情報を確認します。
想定される結果: standalone
ファイルのデータソース要素は、以下のようになります。ここでは、<NEWDATASOURCE>
はデータベースの名前です。
<password>${VAULT::datasource.<NEWDATASOURCE>::password::1}</password>
実際の結果: standalone
ファイルの datasource 要素は以下のようになります。
<password>:datasource.<NEWDATASOURCE>::password::1</password>
回避策: <password>
エントリーをデータベースの正しいパスワードボールトエントリーに置き換えます。この例でのデータベースの名前は、<NEWDATASOURCE>
です。
${VAULT::datasource.<NEWDATASOURCE>::password::1}
5.2. Business Central
Elytron アダプターがインストールされている場合は、タスクを開始できない [RHPAM-2450]
問題: Red Hat JBoss EAP の Business Central が Elytron アダプターを使用して RH-SSO と統合されている場合は、タスクの開始後にエラーが表示されます。
問題の再現手順:
- Red Hat JBoss EAP への Red Hat Process Automation Manager のインストール
- RH-SSO を介した Business Central を Elytron アダプターを使用して設定します。
- プロセスのサンプルをインポートします。
- プロセスを開始します。
- タスクを開始します。
想定される結果: タスクが正常に開始します。
実際の結果: タスクは開始せず、エラーが表示されます。
回避策: Elytron アダプターではなくレガシーのアダプターを使用します。以下のコマンドを実行して、レガシーのアダプターをインストールします。
./bin/jboss-cli.sh -c --file=bin/adapter-install.cli
サンプルプロジェクトを 2 回インポートすると、エラーが発生する可能性がある [RHPAM-2434]
問題: Unable to complete your request
エラーは、すでにインポートされているサンプルプロジェクトをインポートすると表示される可能性があります。
問題の再現手順:
- サンプルプロジェクトを 2 回インポートします。このエラーは常に発生するわけではないことに注意してください。
回避策: インポートに失敗したサンプルプロジェクトがスペースに存在する場合は、これを削除してから再度インポートします。
ガイド付きルールエディターでは、is contained in comma separated list
制約を複雑な値と組み合わせて使用できない [RHPAM-2457]
問題: ガイド付きルールエディターでは、is contained in comma separated list
制約を複雑な値と組み合わせて使用できません。複雑な値とは、カンマを含む値、または括弧で囲まれた値を指します。
回避策: なし
Task List ページの Bulk Reassign チェックボックスは、選択した操作の終了前にリセットされる [RHPAM-2387]
問題: Task List ページで複数のタスクを選択してから、一括再割り当て操作を選択し、ダイアログボックスが Task List ページ上に表示されると、以前に選択したタスクが選択されなくなります。
この問題は、Red Hat Process Automation Manager のパッチリリース 7.5.1 で解決されています。
問題の再現手順:
- Task List ページで、複数のタスクを選択し、一括再割り当て操作を選択します。
想定される結果: Task List ページ上にダイアログボックスが表示されます。タスクのリストが Task List ページに表示され、以前に選択したタスクが引き続き選択されています。
実際の結果: Task List ページ上にダイアログボックスが表示されます。タスクのリストが Task List ページに表示され、以前に選択したタスクが選択されていません。
回避策: なし
再割り当てを許可しない状態にあるタスクを含めると、一括割り当て 操作が失敗する [RHPAM-2386]
問題: たとえば、Ready および Reserved など、さまざまな状態の複数のタスク (これには、Suspended および Completed などの再割り当てを許可しない状態のタスクも含む) を選択する場合、一括再割り当て操作が失敗します。
この問題は、Red Hat Process Automation Manager のパッチリリース 7.5.1 で解決されています。
問題の再現手順:
- さまざまな状態のタスクを選択し、Suspended 状態のタスクを 1 つ含めます。
- 一括再割り当てを実行します。一部のタスクは正しい状態ではなかったため、再割り当てできなかったことを示すエラーメッセージが表示されます。
- OK をクリックします。
想定される結果: ダイアログボックスが閉じ、すべてのタスクで操作が試行されます。特定のタスクの結果は、通知として個別に表示されます。
実際の結果: ダイアログボックスが閉じません。右上隅の x をクリックして手動で閉じ、以前に選択したタスクの状態を確認すると、最初の失敗の前に処理されたタスクのみが再割り当てされます。
回避策: 一括アクションを実行する前に、タスクをフィルタリングし、再割り当てを中断するタスクをすべて削除します。
DMN デザイナーでは、DMN ファイル検証操作は無効な Operator を報告しない [RHDM-1119]
問題: DMN デザイナーで、DMN モデルに無効な Operator (>>>>
などの存在しない Operator ) が含まれる場合は、検証操作は無効な Operator を報告しません。
回避策: なし
5.3. 高可用性
高可用性オーサリング環境で、あるユーザーがプロジェクトをインポートすると、別のユーザーにはこれが表示されない [RHPAM-2470]
問題: 複数のユーザーが高可用性 Business Central に接続し、あるユーザーがプロジェクトを作成すると、別のユーザーにはそのプロジェクトが表示されません。
問題の再現手順:
- 異なる 2 つのホストまたはブラウザーの異なる 2 人のユーザー (A と B) として、Business Central にログインします。
- ユーザー A およびユーザー B として、同じスペースを開きます。
- ユーザー A は、外部 Git リポジトリーの URL を使用してプロジェクトをインポートします。
想定される結果: ユーザー B には、インポートされたプロジェクトがスペースに表示されます。
実際の結果: ユーザー B には、インポートされたプロジェクトがスペースに表示されません。
回避策: ユーザー B は、スペースを再読込みします。
高可用性オーサリング環境で、Business Central でのロールの変更は保存されない [RHPAM-2342]
問題: 高可用性 Business Central でロールの変更を設定する場合、時間の経過と共に変更が失われ、ロールがデフォルトにリセットされる可能性があります。
回避策: ロールの変更を再度設定します。
高可用性オーサリング環境で、Business Central にインポートされたプロジェクトが複数回表示される [RHPAM-2372]
問題: 高可用性 Business Central でサンプルプロジェクトをインポートする場合、プロジェクトはリストに複数回表示される可能性があります。コピーによっては、すべてのアセットがない場合があります。この問題が発生すると、環境がスローダウンする可能性があります。
回避策: 1 つのコピーにすべてのアセットが含まれることを確認したら、他のすべてのコピーを削除します。Business Central のパフォーマンスが遅い場合は、接続済みのノードをすべて再起動します。
高可用性オーサリング環境で、Business Central ノードがダウンすると、プロジェクトの作成に失敗する [RHPAM-2475]
問題: プロジェクトを作成すると、プロジェクトの作成が完了しません。原因は、高可用性オーサリング環境での Business Central ノードが 1 つダウンしていることです。
回避策: プロジェクトを再度作成します。
高可用性オーサリング環境で、Business Central ノードが ダウンすると、アセットの作成が完了しない [RHPAM-2476]
問題: アセットを作成する場合、アセットはインデックス化されません。Business Central に表示されますが、使用することはできません。原因は、高可用性オーサリング環境での Business Central ノードが 1 つダウンしていることです。
回避策: Project Explorer ビューで、アセットを開き、Save をクリックします。
高可用性オーサリング環境で、マルチプロジェクトのインポートが Business Central をスローダウンさせる [RHPAM-2477]
問題: ユーザーが高可用性の Business Central に複数のプロジェクトをインポートする場合に、マルチプロジェクトのインポートが有効になっていると、Business Central がスローダウンし、リソースを大幅に消費します。
問題の再現手順:
- Business Central の Settings メニューで、複数プロジェクトのインポートを有効にします。
- スペースを入力し、すべてのサンプルを一度にインポートします。
想定される結果: Business Central は正常に操作し、サンプルをインポートします。
実際の結果: Business Central がスローダウンし、リソースを大幅に消費します。Red Hat OpenShift Container Platform 環境では、Pod が最終的に失敗します。
回避策: すべての Business Central ノードを再起動します。この問題を回避するには、複数プロジェクトのインポートを有効化しません。
5.4. プロセスデザイナー
ソースノードとターゲットノードが設定されていないシーケンスフローを使用して、プロセスを移行しようとすると、表示されるはずの警告メッセージが表示されない [RHPAM-2453]
問題: レガシーのプロセスデザイナーのプロセスに、ソースノードとターゲットノードが設定されていないシーケンスフローが含まれ、そのプロセスを新しいプロセスデザイナーに移行しようとすると、表示されるはずの警告メッセージが表示されません。プロセスを移行することもできません。
問題の再現手順:
- レガシーのプロセスデザイナーでプロセスを作成します。
- プロセスにシーケンスフローを追加し、ソースノードとターゲットノードを設定せずに、プロセスを保存します。
- Migrate ボタンをクリックします。
想定される結果: シーケンスフローのソースノードとターゲットノードが設定されておらず、プロセスを移行できないと知らせるメッセージが表示されます。
実際の結果: メッセージは表示されず、プロセスは移行できません。
回避策: なし
レガシーのプロセスデザイナーから新しいプロセスデザイナーにプロセスを移行すると、ノードが無視されるという誤った警告が表示される [RHPAM-2452]
問題: レガシーのプロセスデザイナーから新しいプロセスデザイナーにプロセスを移行すると、ノードが無視されるという警告が表示されます。しかし、ノードは無視されず、正常に移行されます。
問題の再現手順:
- レガシーのプロセスデザイナーで開始から終了までのプロセスを作成します。
- プロセスを新しいプロセスデザイナーに移行します。
想定される結果: 移行後にすべての要素が無視されない場合、要素の無視に関する警告は表示されません。
実際の結果: 一部の不明な要素が無視されるという警告が表示されます。
回避策: 警告を無視して、すべてのノードが正常に移行することを確認します。
新しいプロセスデザイナーで、Group
要素の移行に対する警告メッセージが表示されない [RHPAM-2454]
問題: Group
要素を含むプロセスをレガシーのプロセスデザイナーから新しいプロセスデザイナーに移行すると、ノードの無視に関する警告メッセージが表示されません。
問題の再現手順:
- レガシーのプロセスデザイナーでプロセスを作成します。
-
Group
要素をプロセスに追加してから、プロセスを保存します。 - レガシーのプロセスデザイナーから新しいプロセスデザイナーへプロセスを移行します。
想定される結果: ノードの無視に関する警告メッセージが表示されます。
実際の結果: 警告メッセージが表示されません。
回避策: なし
新しいプロセスデザイナーで、一部の終了イベントに誤ったアイコンがある [RHPAM-2413]
問題: 新しいプロセスデザイナーでは、シグナル、エスカレーション、補正、およびメッセージ終了イベントは入力されていませんが、BPMN 2.0 仕様に準拠して入力される必要があります。
この問題は、Red Hat Process Automation Manager のパッチリリース 7.5.1 で解決されています。
回避策: なし
5.5. Red Hat OpenShift Container Platform
ロールプロパティーファイルの設定は、内部認証用として利用可能 [RHPAM-2247]
問題: ロールプロパティーファイル設定は、RH-SSO または LDAP 認証を使用している場合にのみ利用可能でなければなりません。ただし、現時点では内部認証が使用されている場合にも利用可能です。
この問題は、Red Hat Process Automation Manager のパッチリリース 7.5.1 で解決されています。
問題の再現手順:
- Business Automation Operator UI を開きます。
- 値を必須パラメーターに割り当てます。
-
認証モード
Internal
を保持します。 - ロールプロパティーファイルの設定を完了します。
- 結果をデプロイします。
想定される結果: 内部認証を使用する場合、ロールプロパティーファイルを指定できません。
実際の結果: 内部認証を使用する場合、ロールプロパティーファイルを指定できます。
回避策: 内部認証を使う予定の場合は、Business Automation Operator UI のロールプロパティーファイルプロパティーを空のままにします。
リソース要求のカスタムリソース (CR) YAML ファイルの名前が正しくない [RHPAM-2248]
問題: リソース要求は、Business Automation Operator UI で request
と指定されますが、カスタムリソース定義 (CRD) では requests
と指定されます。そのため、UI からの CPU およびメモリー要求は適用されません。
この問題は、Red Hat Process Automation Manager のパッチリリース 7.5.1 で解決されています。
問題の再現手順:
- Business Automation Operator UI を開きます。
- 値を必須パラメーターに割り当てます。
- コンソールの CPU およびメモリー要求を完了します。
- 作成される YAML ファイルを確認します。
想定される結果: 生成された YAML ファイルで、リソース要求は requests
と指定されます。
実際の結果: 生成された YAML ファイルで、リソース要求は request
と指定されます。
回避策: 生成された YAML ファイルで、リソース要求の仕様を request
から requests
に変更します。
AWS EBS ボリュームプラグインで ReadWriteMany
(RWX
) 永続ボリュームアクセスモードのサポートがないため、AWS Elastic Block Storage (EBS) を備えた Amazon Web Services (AWS) で実稼働環境をデプロイできない [RHPAM-2480]
問題: Red Hat OpenShift Container Platform での Red Hat Process Automation Manager のインストールに使用するいくつかのテンプレートと、Business Automation Operator を使用した複数の環境タイプのデプロイメントは、EBS を備えた AWS へのデプロイに失敗します。テンプレートおよび環境タイプには、ReadWriteMany
アクセスモードへのサポートが必要な 永続ボリューム要求 (PVC: Persistent Volume Claim) が含まれ、AWS EBS ボリュームプラグインはこのアクセスモードで永続ボリュームをプロビジョニングしません。
以下のテンプレートが影響を受けます。
-
rhpam75-managed.yaml
-
rhpam75-prod.yaml
-
rhpam75-prod-immutable-monitor.yaml
-
rhpam75-authoring.yaml
-
rhpam75-authoring-ha.yaml
回避策: NFS サーバーをデプロイし、NFS を使用して永続ボリュームをプロビジョニングします。NFS を使用した永続ボリュームのプロビジョニングについての詳細は、以下のガイドのいずれかを参照してください。
- Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 3 の場合は、『OpenShift Container Platform 3.11 クラスターの設定』ガイドの「NFS を使用した永続ストレージ」セクションを参照してください。
- Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4 の場合は、『OpenShift Container Platform 4.2 ストレージ 』ガイドの「NFS を使用した永続ストレージ」セクションを参照してください。
依存関係のバージョンが異なるため、OptaWeb Vehicle Routing テストに失敗する [RHDM-1129]
問題: 誤った package-lock.json
ファイルで、OptaWeb Vehicle Routing が配布されます。そのため、依存関係のバージョンが異なると、HTML コードが変化するので、optaweb-vehicle-routing-frontend
モジュールのスナップショットテストに失敗します。
回避策:
-
ディレクトリーを
optaweb-vehicle-routing-frontend
モジュールに変更します。 以下のコマンドを実行して、必要な依存関係をダウンロードします。
$ npm install
以下のコマンドを入力して、テストを実行します。
$ npm test
- u キーを押して、スナップショットの失敗を更新します。
optaweb-employee-rostering
の例は、オフラインの Maven リポジトリー ZIP ファイルを使用したビルドに失敗する [RHPAM-2465]
問題: optaweb-employee-rostering
の例を Business Central および Red Hat Process Automation Manager のオフライン Maven リポジトリーのみでビルドする場合、ビルドは失敗し、以下のメッセージを表示します。
Could not resolve dependencies for project org.optaweb.employeerostering:employee-rostering-server:jar:7.26.0.Final-redhat-00004: The following artifacts could not be resolved: net.jcip:jcip-annotations:jar:1.0.0.redhat-8, org.jboss.logging:jboss-logging:jar:3.3.2.Final-redhat-00001: Could not find artifact net.jcip:jcip-annotations:jar:1.0.0.redhat-8 in bxms-product-repo
この問題は、Red Hat Process Automation Manager のパッチリリース 7.5.1 で解決されています。
回避策: Red Hat GA Repository を使用して、不足しているアーティファクトを取得します。
Red Hat Business Optimizer では、スレッドプールキューサイズの環境変数がない [RHDM-1096]
問題: org.optaplanner.server.ext.thread.pool.queue.size
システムプロパティーが、Process Server Red Hat Business Optimizer の拡張機能に追加されました。このプロパティーは Process Server イメージに直接設定することはできません。
回避策: 既存の JAVA_OPTS_APPEND
環境変数を使用し、システムプロパティーを追加します。
ユーザーが Red Hat OpenShift Container Platform で BusyBox イメージを更新した後に Process Server Pod を起動できない [RHPAM-2431]
問題: Red Hat OpenShift Container Platform 環境で、BusyBox イメージの最新バージョン対応の Process Server Pod は起動または再起動に失敗します。
問題の再現手順:
- Red Hat OpenShift Container Platform 環境で、テンプレートまたは Operator を使用して、MySQL または PostgreSQL データベースサーバーを使用する Process Server をデプロイします。
以下のコマンドを実行して、OpenShift レジストリーを最新の BusyBox イメージに手動で更新します。
$ docker pull busybox
- Process Server Pod を 0 レプリカにスケールダウンしてからスケールアップします。
想定される結果: Process Server Pod は正常に起動します。
実際の結果: Process Server Pod は起動に失敗し、0 レプリカのままとなります。
回避策:
クラスターにアクセスできるローカルマシンで Docker がインストールされている場合、以下のコマンドを実行して BusyBox イメージのバージョン 1.28.4 をプルします。
$ docker pull docker.io/busybox:1.28.4
以下のコマンドを入力して、イメージに最新のタグを付与します。
docker tag docker.io/busybox:1.28.4 myopenshiftcluster/openshift/busybox:latest
イメージを Red Hat OpenShift Container Platform 環境にプッシュします。手順については、以下のドキュメントを参照してください。
- Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 3.11 の場合は、『OpenShift Container Platform 3.11 開発者ガイド』の「レジストリーへのアクセス」セクションを参照してください。
- Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4.1 の場合は、『OpenShift Container Platform 4.1 レジストリー』の「レジストリーへのアクセス」セクションを参照してください。