第5章 OpenShift Container Platform 上の管理対象コンポーネントのリソースの設定
以下のコンポーネントに実行中の Pod がある場合は、Red Hat Quay on OpenShift Container Platform でリソースを手動調整できます。
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quay -
clair -
mirroring -
clairpostgres -
postgres
この機能により、ユーザーはより小規模なテストクラスターを実行したり、Quay Pod の機能が部分的に低下するのを避けるために事前にさらに多くのリソースを要求したりできるようになります。Kubernetes リソース単位 に応じて制限やリクエストを設定できます。
次のコンポーネントは、最小要件よりも低く設定しないでください。これにより、デプロイメントに問題が発生し、場合によっては Pod のデプロイメントが失敗する可能性があります。
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quay: 最低 6 GB、2vCPU -
clair: 2 GB のメモリー、2 つの vCPU を推奨 -
clairpostgres: 最低 200MB
リソース要求は、OpenShift Container Platform UI で設定することも、QuayRegistry YAML を直接更新して設定することもできます。
これらのコンポーネントに設定されているデフォルト値は推奨値です。リソース要求の設定が高すぎるか低すぎると、それぞれリソースの使用効率やパフォーマンスが低する可能性があります。
5.1. OpenShift Container Platform UI を使用したリソース要求の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform UI を使用してリソースを設定するには、次の手順に従います。
手順
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OpenShift Container Platform 開発者コンソールで、Operator
Installed Operators Red Hat Quay をクリックします。 - QuayRegistry をクリックします。
- レジストリーの名前 (例: example-registry) をクリックします。
- YAML をクリックします。
spec.componentsフィールドでは、.overrides.resources.limitsおよびoverrides.resources.requestsフィールドに値を設定することで、quay、clair、mirroringclairpostgres、およびpostgresリソースのリソースをオーバーライドできます。以下に例を示します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow