はじめに
Red Hat Quay は、エンタープライズレベルの品質の高いコンテナーレジストリー製品です。Red Hat Quay を使用してコンテナーイメージをビルドし、保存してから、企業全体にデプロイできるようにします。
Red Hat Quay Operator は、OpenShift クラスターで Red Hat Quay をデプロイし、管理する簡単な方法を提供します。
Red Hat Quay 3.4.0 のリリースに伴い、エクスペリエンスの強化と Day 2 運用に対するサポートの追加を目的として、Red Hat Quay Operator が再記述されました。その結果、Red Hat Quay Operator の操作性が向上し、デフォルト部分が増加して使いやすくなりました。Red Hat Quay 3.4.0 と前のバージョンとの主な違いは次のとおりです。
-
QuayEcosystem
カスタムリソースがQuayRegistry
カスタムリソースに置き換えられました。 デフォルトのインストールオプションで、実稼働環境での使用に対応した管理対象の依存関係 (データベース、キャッシュ、オブジェクトストレージなど) が含まれる、完全にサポートされた Red Hat Quay 環境が生成されます。
注記一部のコンポーネントは、高可用性を備えていない可能性があります。
- Red Hat Quay の設定用の新しい検証ライブラリー。
オブジェクトストレージは、
ObjectBucketClaim
Kubernetes API を使用して Red Hat Quay Operator が管理できるようになりました。注記Red Hat OpenShift Data Foundation を使用して、この API がサポートされる実装を OpenShift Container Platform 上で提供できます。
- テストおよび開発シナリオ用にデプロイされた Pod で使用されるコンテナーイメージのカスタマイズ。