3.2. Red Hat Quay のアップストリームイメージでの Clair の使用
ほとんどのユーザーは、Clair を現行バージョン (4.8)) から個別にアップグレードする必要はありません。ただし、特定のバグ修正やダウンストリームでまだリリースされていない新機能を試すなど、さまざまな理由で、アップストリームリポジトリー から Clair のイメージをプルする場合があります。以下の手順を使用して、Red Hat Quay で Clair のアップストリームバージョンを実行できます。
Clair のアップストリームバージョンは、Red Hat Quay との互換性について完全にテストされていません。結果として、この組み合わせにより、デプロイメントに問題が発生する可能性があります。
手順
以下のコマンドを実行して、Clair が実行されている場合は停止します。
$ podman stop <clairv4_container_name>
アップストリームのリポジトリー に移動し、使用する Clair のバージョンを見つけて、ローカルマシンにプルします。以下に例を示します。
$ podman pull quay.io/projectquay/clair:nightly-2024-02-03
コンテナーイメージを使用して Clair を起動し、作成したファイルから設定にマウントします。
$ podman run -d --name clairv4 \ -p 8081:8081 -p 8088:8088 \ -e CLAIR_CONF=/clair/config.yaml \ -e CLAIR_MODE=combo \ -v /etc/opt/clairv4/config:/clair:Z \ quay.io/projectquay/clair:nightly-2024-02-03