2.5. Red Hat Quay の設定
Red Hat Quay サービスを実行する前に、レジストリー設定、データベース、および Redis 接続パラメーターを含むすべてのコンポーネントの詳細を示す設定ファイルを生成する必要があります。
設定ファイルを生成するには、文字列
secret
などのパスワードを指定して、config
モードでQuay
コンテナーを実行します。$ sudo podman run --rm -it --name quay_config -p 80:8080 -p 443:8443 registry.redhat.io/quay/quay-rhel8:v3.5.4 config secret
-
ブラウザーを使用して、
http://quay-server.example.com
で設定ツールのユーザーインターフェースにアクセスします。本書では、quay-server.example.com
ホスト名を/etc/hosts
ファイルに設定していることに留意してください。 -
ユーザー名
quayconfig
およびパスワードsecret
(または上記のpodman run
コマンドで指定した値) を使用してログインします。
2.5.1. Red Hat Quay のセットアップ
設定エディターで、以下の情報を入力します。
- 基本設定
- サーバー設定
- データベース
- Redis
2.5.1.1. 基本設定
基本的な設定設定で、レジストリーのタイトルおよびレジストリーの短いタイトルフィールドに入力します。デフォルト値が設定されていれば、そのデフォルト値を使用できます。
2.5.1.2. サーバー設定
レジストリーにアクセスできるネットワーク上の場所について HTTP ホストおよびポートを指定します。本書の手順に従っている場合は、quay-server.example.com
を入力します。
2.5.1.3. データベース
データベースセクションで、Red Hat Quay がメタデータを保存するために使用するデータベースの接続の詳細を指定します。本書の手順に従って概念実証用のシステムをデプロイする場合は、以下の値を入力します。
- Database Type: Postgres
- Database Server: quay-server.example.com:5432
- Username: quayuser
- Password: quaypass
- Database Name: quay
2.5.1.4. Redis
Redis のキー/値ストアは、リアルタイムイベントとビルドログを保存するために使用されます。本書の手順に従って概念実証用のシステムをデプロイする場合は、以下の値を入力します。
- Redis Hostname: quay-server.example.com
- Redis port: 6379 (default)
- Redis password: strongpassword