Red Hat Quay の Clair による脆弱性レポート
Red Hat Quay の Clair による脆弱性レポート
概要
はじめに リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このガイドでは、Red Hat Quay の Clair の概要、スタンドアロンの Red Hat Quay および Operator デプロイメントでの Clair の実行、および高度な Clair 設定を説明します。
パート I. Red Hat Quay の概要に関する Clair による脆弱性レポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このガイドでは、Red Hat Quay での Clair の主な目的と概念を説明します。また、Clair のリリースと公式の Clair コンテナーの場所に関する情報も含まれます。
第1章 Clair セキュリティースキャナー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair は、コンテナーイメージを分析して脆弱性を報告するオープンソースのセキュリティースキャナーです。Clair を使用すると、コンテナーレジストリー内のイメージを自動的にスキャンし、セキュリティー上の問題を特定できます。
Clair v4(Clair) は、静的コード解析を活用してイメージコンテンツを解析し、コンテンツに影響を与える脆弱性を報告します。Clair は Red Hat Quay にパッケージ化されており、スタンドアロンと Operator デプロイメントの両方で使用できます。エンタープライズ環境に合わせてコンポーネントを個別にスケーリングできる、非常にスケーラブルな設定で実行できます。
1.1. Clair について リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair は、National Vulnerability Database (NVD) の Common Vulnerability Scoring System (CVSS) データを使用して脆弱性データを補完します。NVD は、さまざまなソフトウェアコンポーネントやシステムの既知の脆弱性やセキュリティー問題など、セキュリティー関連情報を提供する米国政府のリポジトリーです。NVD のスコアを使用することは、Clair にとって次の利点があります。
- データの同期。Clair は、脆弱性データベースを NVD と定期的に同期できます。これにより、最新の脆弱性データが確実に保持されます。
- 照合と補完。Clair は、コンテナーイメージ内で発見した脆弱性のメタデータと識別子を NVD のデータと比較します。このプロセスでは、Common Vulnerabilities and Exposures (CVE) ID などの一意の識別子と NVD 内のエントリーの照合を実行します。一致するものが見つかった場合、Clair は重大度スコア、説明、リファレンスなど、NVD から詳細情報を追加して、脆弱性情報を補完することができます。
- 重大度スコア。NVD は、Common Vulnerability Scoring System (CVSS) スコアなどの重大度スコアを脆弱性に割り当て、各脆弱性に関連する潜在的な影響とリスクを示します。NVD の重大度スコアを組み込むことにより、Clair は検出した脆弱性の重大さに関するコンテキストをより多く提供できます。
Clair が NVD に基づいて脆弱性を発見した場合は、コンテナーイメージ内で検出された脆弱性の重大度と潜在的な影響について、標準化された詳細な評価が、UI を通じてユーザーに報告されます。CVSS の補完データは、Clair に次の利点を提供します。
- 脆弱性の優先順位付け。CVSS スコアを利用することで、ユーザーは重大度に基づいて脆弱性に優先順位を付け、最も重要な問題に最初に対処できるようになります。
- リスクの評価。CVSS スコアは、コンテナー化されたアプリケーションに対する脆弱性の潜在的なリスクを Clair ユーザーが理解するのに役立ちます。
- 重大度の伝達。CVSS スコアを使用すると、Clair ユーザーはチームおよび組織全体に脆弱性の重大度を標準化された方法で伝達できます。
- 修復戦略の通知。CVSS の補完データは、Quay.io のユーザーが適切な修復戦略を策定する際に役立ちます。
- コンプライアンスとレポート。Clair によって生成されるレポートに CVSS データを統合すると、セキュリティーの脆弱性に対処し、業界の標準と規制に準拠するという組織的な取り組みを示すのに役立ちます。
1.1.1. Clair のリリース リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair の新しいバージョンは定期的にリリースされます。Clair のビルドに必要なソースコードは、アーカイブとしてパッケージ化され、各リリースに添付されています。Clair のリリースは、Clair のリリース にあります。
リリースアーティファクトには、オープンホストを使用してインターネットからアップデーターデータを取得する clairctl コマンドラインインターフェイスツールも含まれています。
1.1.1.1. Clair 4.9 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair 4.9 は 2010 年 12 月 25 日にリリースされました。このリリースに関する情報については、v4.9.0 リリースを 参照してください。
1.1.1.2. Clair 4.8 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair 4.8 は 2024 年 10 月 28 日にリリースされました。次の変更が加えられました。
- Red Hat Quay 上の Clair では、Clair PostgreSQL データベースをバージョン 13 からバージョン 15 に更新することが必要になりました。この手順の詳細は、Clair PostgreSQL データベースのアップグレード を参照してください。
- このリリースでは、Red Hat OVAL v2 セキュリティーデータに依存するアップデーターが廃止され、代わりに Red Hat VEX データが使用されます。この変更には、OVAL v2 フィードから発生したすべての脆弱性を削除するためのデータベース移行が含まれます。このため、脆弱性が存在しない場合に、VEX アップデーターが初めて完了する前に、実稼働環境で断続的なダウンタイムが発生する可能性があります。
1.1.1.3. Clair 4.8.0 の既知の問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- HIGH イメージ脆弱性のある Suse Enterprise Linux イメージをプッシュする場合は、Clair 4.8.0 がこれらの脆弱性を報告しません。これは既知の問題であり、Red Hat Quay の今後のバージョンで修正される予定です。
1.1.1.4. Clair 4.7.4 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair 4.7.4 は 2024 年 5 月 1 日にリリースされました。次の変更が加えられました。
- デフォルトのレイヤーのダウンロード場所が変更されました。詳細は、ディスク使用に関する考慮事項 を参照してください。
1.1.1.5. Clair 4.7.3 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair 4.7.3 は 2024 年 2 月 26 日にリリースされました。次の変更が加えられました。
- Clair の最小 TLS バージョンは 1.2 になりました。以前は、サーバーは 1.1 接続を許可していました。
1.1.1.6. Clair 4.7.2 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair 4.7.2 は 2023 年 10 月 9 日にリリースされました。次の変更が加えられました。
- CRDA サポートが削除されました。
1.1.1.7. Clair 4.7.1 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair 4.7.1 は Red Hat Quay 3.9.1 の一部としてリリースされました。次の変更が加えられました。
このリリースでは、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) ソースからパッチ未適用の脆弱性を表示できます。パッチ未適用の脆弱性を表示する場合は、
ignore_unpatchedパラメーターをFalseに設定します。以下に例を示します。updaters: config: rhel: ignore_unpatched: falseこの機能を無効にするには、
ignore_unpatchedをTrueに設定します。
1.1.1.8. Clair 4.7 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair 4.7 は Red Hat Quay 3.9 の一部としてリリースされ、以下の機能のサポートが含まれています。
- コンテナーイメージ内の Golang モジュールと RubeGem のインデックス作成のネイティブサポート。
プログラミング言語パッケージマネージャーの脆弱性データベースソースとして OSV.dev に変更します。
- これには、GitHub Security Advisories や PyPA などの一般的なソースが含まれます。
- これにより、オフライン機能が利用できます。
- Python 用の pyup.io および Java 用の CRDA の使用は一時停止されています。
- Clair は、Java、Golang、Python、および Ruby の依存関係をサポートするようになりました。
1.1.2. Clair コンテナー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Quay にバンドルされている公式のダウンストリーム Clair コンテナーは、Red Hat Ecosystem Catalog にあります。
公式のアップストリームコンテナーは、Quay.io の Clair プロジェクトの下でパッケージ化され、リリースされます。最新のタグは、Git 開発ブランチを追跡します。バージョンタグは、対応するリリースから構築されます。
1.2. Clair の重大度のマッピング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair は包括的なアプローチにより脆弱性を評価および管理します。その重要な機能の 1 つは、セキュリティーデータベースの重大度文字列の正規化です。これは、脆弱性の重大度を事前定義された値のセットにマッピングすることで、重大度の評価を効率化するプロセスです。このマッピングにより、クライアントは、各セキュリティーデータベースの固有の複雑な重大度文字列を解読することなく、脆弱性の重大度に効率よく対応できます。これらのマッピングされた重大度文字列は、それぞれのセキュリティーデータベース内にあるものと整合しているため、脆弱性評価の一貫性と正確性が確保されます。
1.2.1. Clair の重大度文字列 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair は、次の重大度文字列をユーザーに通知します。
- Unknown
- Negligible
- Low
- Medium
- High
- Critical
これらの重大度文字列は、関連するセキュリティーデータベース内にある文字列と似ています。
Alpine のマッピング
Alpine SecDB データベースは重大度情報を提供しません。すべての脆弱性の重大度が Unknown になります。
| Alpine の重大度 | Clair の重大度 |
|---|---|
| * | Unknown |
AWS のマッピング
AWS UpdateInfo データベースが重大度情報を提供します。
| AWS の重大度 | Clair の重大度 |
|---|---|
| low | Low |
| medium | Medium |
| important | High |
| critical | Critical |
Debian のマッピング
Debian Oval データベースが重大度情報を提供します。
| Debian の重大度 | Clair の重大度 |
|---|---|
| * | Unknown |
| Unimportant | Low |
| Low | Medium |
| Medium | High |
| High | Critical |
Oracle のマッピング
Oracle Oval データベースは重大度情報を提供します。
| Oracle の重大度 | Clair の重大度 |
|---|---|
| 該当なし | Unknown |
| LOW | Low |
| MODERATE | Medium |
| IMPORTANT | High |
| CRITICAL | Critical |
RHEL のマッピング
RHEL Oval データベースは重大度情報を提供します。
| RHEL の重大度 | Clair の重大度 |
|---|---|
| なし | Unknown |
| Low | Low |
| Moderate | Medium |
| Important | High |
| Critical | Critical |
SUSE のマッピング
SUSE Oval データベースは重大度情報を提供します。
| Severity | Clair の重大度 |
|---|---|
| なし | Unknown |
| Low | Low |
| Moderate | Medium |
| Important | High |
| Critical | Critical |
Ubuntu のマッピング
Ubuntu Oval データベースは重大度情報を提供します。
| Severity | Clair の重大度 |
|---|---|
| Untriaged | Unknown |
| Negligible | Negligible |
| Low | Low |
| Medium | Medium |
| High | High |
| Critical | Critical |
OSV のマッピング
| ベーススコア | Clair の重大度 |
|---|---|
| 0.0 | Negligible |
| 0.1-3.9 | Low |
| 4.0-6.9 | Medium |
| 7.0-8.9 | High |
| 9.0-10.0 | Critical |
| ベーススコア | Clair の重大度 |
|---|---|
| 0.0-3.9 | Low |
| 4.0-6.9 | Medium |
| 7.0-10 | High |
第2章 Clair の概念 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次のセクションでは、Clair がどのように機能するかの概念的な概要を示します。
2.1. Clair の実践 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair の分析は、インデックス作成、マッチング、通知の 3 つの部分に分類されます。
2.1.1. インデックス作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair のインデクサーサービスは、コンテナーイメージの構成を理解する上で重要です。Clair では、コンテナーイメージの表現を "マニフェスト" と呼びます。マニフェストは、イメージのレイヤーのコンテンツを理解するために使用されます。このプロセスを効率化するために、Clair は Open Container Initiative (OCI) のマニフェストとレイヤーがコンテンツのアドレス指定を考慮して設計されていることを利用して、反復的なタスクを削減します。
インデックス作成時には、コンテナーイメージを表現するマニフェストが取得され、基本的な要素に分割されます。インデクサーの役割は、イメージに含まれるパッケージ、イメージの元のディストリビューション、およびイメージが依存するパッケージリポジトリーを明らかにすることです。この貴重な情報は、Clair のデータベース内に記録、保存されます。インデックス作成時に収集された詳細情報は、包括的な脆弱性レポートを生成する際の土台となります。このレポートは、さらなる分析とアクションのために matcher ノードにシームレスに転送でき、ユーザーがコンテナーイメージのセキュリティーに関する情報に基づいた意思決定を行うのに役立ちます。
IndexReport は Clair のデータベースに保存されます。これを matcher ノードにフィードすることで、脆弱性レポートを計算できます。
2.1.2. マッチング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair では、マッチャーノードが、提供されたインデックスレポートと脆弱性をマッチングします。
matcher は脆弱性のデータベースを最新の状態に維持します。matcher は一連のアップデーターを実行し、定期的にデータソースをプローブして新しいコンテンツを探します。新しい脆弱性は、発見されると、データベースに保存されます。
matcher API は、クエリー時に常に最新の脆弱性レポートを提供するように設計されています。脆弱性レポートは、マニフェストのコンテンツと、そのコンテンツに影響を与える脆弱性の両方をまとめたものです。
新しい脆弱性は、発見されると、データベースに保存されます。
マッチャー API は頻繁な使用を想定して設計されています。マッチャー API は、クエリー時に常に最新の VulnerabilityReport を提供するように設計されています。VulnerabilityReport は、マニフェストのコンテンツと、コンテンツに影響を与える脆弱性の両方をまとめたものです。
2.1.3. ノーティファイアーサービス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair は、新しいセキュリティーデータベースの更新を追跡し、新しい脆弱性または削除された脆弱性がインデックス付きマニフェストに影響を与えるかどうかをユーザーに通知するノーティファイアーサービスを使用します。
ノーティファイアーは、以前にインデックス付けされたマニフェストに影響を与える新しい脆弱性を認識すると、config.yaml ファイルで設定されたメソッドを使用して、新しい変更に関する通知を発行します。返された通知は、変更により発見された最も深刻な脆弱性を表しています。これにより、同じセキュリティーデータベースの更新に対して過剰な通知が作成されるのを回避できます。
ユーザーが通知を受け取ると、ノーティファイアーは最新の脆弱性レポートを受信するために matcher に対して新しいリクエストを発行します。
次の方法で通知に登録できます。
- Webhook 配信
- AMQP 配信
- STOMP 配信
ノーティファイアーの設定は、Clair YAML 設定ファイルを介して行われます。
2.2. Clair 認証 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
現在のイテレーションでは、Clair v4 (Clair) は認証を内部で処理します。
Clair の以前のバージョンでは、JWT Proxy を使用して認証を制御していました。
認証は、設定の auth キーの下に設定オブジェクトを指定することによって設定されます。複数の認証設定が存在する場合がありますが、次の順序で優先的に使用されます。
- PSK。この認証設定により、Clair は事前共有キーを使用して JWT ベースの認証を実装します。
設定以下に例を示します。
auth: psk: key: >- MDQ4ODBlNDAtNDc0ZC00MWUxLThhMzAtOTk0MzEwMGQwYTMxCg== iss: 'issuer'この設定では、
authフィールドに 2 つのパラメーターが必要です。issは、すべての受信リクエストを検証する発行者であり、keyは、リクエストを検証するための base64 コード化された対称鍵です。
2.3. Clair アップデーター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair は、さまざまな脆弱性データベースを取得して解析するロジックを含む、アップデーター と呼ばれる Go パッケージを使用しています。
通常、アップデーターはマッチャーとペアになって、脆弱性がパッケージに関連しているかどうか、およびどのように関連しているかを解釈します。管理者は、脆弱性データベースの更新頻度を減らす場合も、使用されないことがわかっているデータベースから脆弱性をインポートしないようにする場合もあります。
2.4. Clair アップデーターに関する情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の表に、各 Clair アップデーターの詳細 (設定パラメーター、簡単な説明、関連 URL、対話する関連コンポーネントなど) を示します。このリストはすべてを網羅したものではありません。サーバーによってはリダイレクトを発行する場合があります。一部のリクエスト URL は、正確な脆弱性データを確実に取得するために動的に構築されます。
Clair では、各アップデーターが、特定のパッケージタイプまたはディストリビューションに関連する脆弱性データの取得と解析を担当します。たとえば、Debian アップデーターは Debian ベースの Linux ディストリビューションを扱い、AWS アップデーターは Amazon Web Services の Linux ディストリビューションに固有の脆弱性を扱います。パッケージタイプを理解することは、脆弱性を管理する上で重要です。各パッケージタイプに固有のセキュリティー上の懸念があると、特定の更新やパッチが必要になる場合があるためです。
Clair のアップデーター URL を使用して環境内でプロキシーサーバーを使用している場合は、Clair がスムーズにその URL にアクセスできるように、どの URL をプロキシー許可リストに追加する必要があるかを特定する必要があります。次の表を使用して、アップデーター URL をプロキシー許可リストに追加してください。
| アップデーター | 説明 | URL | コンポーネント |
|---|---|---|---|
|
| Alpine アップデーターは、Alpine Linux ディストリビューションのパッケージに関連する脆弱性データの取得と解析を担当します。 |
| Alpine Linux SecDB データベース |
|
| AWS アップデーターは AWS Linux ベースのパッケージを扱い、Amazon Web Services のカスタム Linux ディストリビューションに固有の脆弱性情報を最新の状態に保ちます。 |
| Amazon Web Services (AWS) UpdateInfo |
|
| Debian アップデーターは、Debian ベースの Linux ディストリビューションに関連するパッケージの脆弱性を追跡するために不可欠です。 |
| Debian Security Tracker |
|
| Clair Common Vulnerability Scoring System (CVSS) アップデーターは、脆弱性とそれに関連する CVSS スコアに関するデータの維持に特化しています。このスコアは特定のパッケージタイプではなく、一般的な脆弱性の重大度およびリスク評価に関連付けられます。 |
| JSON 形式の Common Vulnerabilities and Exposures (CVE) データの National Vulnerability Database (NVD) フィード |
|
| Oracle アップデーターは Oracle Linux パッケージに特化しており、Oracle Linux システムに影響を与える脆弱性に関するデータを維持します。 |
| Oracle Oval データベース |
|
| Photon アップデーターは、VMware Photon OS のパッケージを扱います。 |
| VMware Photon OS oval の定義 |
|
| Red Hat Enterprise Linux (RHEL) アップデーターは、Red Hat Enterprise Linux ディストリビューションのパッケージの脆弱性データを維持する役割を担っています。 |
| Red Hat Enterprise Linux (RHEL) Oval データベース |
|
| Red Hat Container Catalog (RHCC) アップデーターは、Red Hat のコンテナーイメージに関係しています。このアップデーターは、Red Hat のコンテナー化されたソフトウェアに関連する脆弱性情報を最新の状態に保ちます。 |
| Resource Handler Configuration Controller (RHCC) データベース |
|
| SUSE アップデーターは、openSUSE、SUSE Enterprise Linux などを含む SUSE Linux ディストリビューションファミリーのパッケージの脆弱性情報を管理します。 |
| SUSE Oval データベース |
|
| Ubuntu アップデーターは、Ubuntu ベースの Linux ディストリビューションに関連するパッケージの脆弱性の追跡に特化しています。Ubuntu は、Linux エコシステムで広く使用されているディストリビューションです。 |
| Ubuntu Oval データベース |
|
| Open Source Vulnerability (OSV) アップデーターは、オープンソースソフトウェアコンポーネント内の脆弱性の追跡に特化しています。OSV は、さまざまなオープンソースプロジェクトで見つかったセキュリティー問題に関する詳細情報を提供する重要なリソースです。 |
| Open Source Vulnerabilities データベース |
|
| CISA の既知の悪用された脆弱性 (KEV) アップデーターは、実際に悪用されていることが確認されている CVE に関するデータを取得します。この情報は、最も差し迫ったリスクをもたらす脆弱性に焦点を当てることで、修復作業の優先順位付けに役立ちます。 |
| CISA の既知の悪用された脆弱性 (KEV) カタログ |
2.5. アップデーターの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
アップデーターは clair-config.yaml ファイルの updaters.sets キーによって設定できます。
-
setsフィールドが入力されていない場合、デフォルトですべてのセットが使用されます。すべてのセットを使用する場合、Clair は各アップデーターの URL にアクセスしようとします。プロキシー環境を使用している場合は、これらの URL をプロキシー許可リストに追加する必要があります。 - アップデーターがマッチャープロセス内で自動的に実行されている場合 (デフォルトの設定)、アップデーターを実行する期間はマッチャーの設定フィールドで設定されます。
2.5.1. 特定のアップデーターセットの選択 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下を参考に、Red Hat Quay デプロイメント用の 1 つまたは複数のアップデーターを選択してください。
複数のアップデーター用に Clair を設定する
複数の特定のアップデーター
#...
updaters:
sets:
- alpine
- aws
- osv
#...
Alpine 用の Clair の設定
Alpine の config.yaml の例
#...
updaters:
sets:
- alpine
#...
AWS 用の Clair の設定
AWS の config.yaml の例
#...
updaters:
sets:
- aws
#...
Debian 用の Clair の設定
Debian の config.yaml の例
#...
updaters:
sets:
- debian
#...
Clair CVSS 用の Clair の設定
Clair CVSS の config.yaml の例
#...
updaters:
sets:
- clair.cvss
#...
Oracle 用の Clair の設定
Oracle の config.yaml の例
#...
updaters:
sets:
- oracle
#...
Photon 用の Clair の設定
Photon の config.yaml の例
#...
updaters:
sets:
- photon
#...
SUSE 用の Clair の設定
SUSE の config.yaml の例
#...
updaters:
sets:
- suse
#...
Ubuntu 用の Clair の設定
Ubuntu の config.yaml の例
#...
updaters:
sets:
- ubuntu
#...
OSV 用の Clair の設定
OSV の config.yaml の例
#...
updaters:
sets:
- osv
#...
2.5.2. Red Hat Enterprise Linux (RHEL) のすべての脆弱性を対象とするようにアップデーターセットを選択する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) のすべての脆弱性を対象とするには、次のアップデーターセットを使用する必要があります。
-
rhel。このアップデーターは、RHEL に影響を与える脆弱性に関する最新情報を提供します。 -
rhcc。このアップデーターは、Red Hat のコンテナーイメージに関連する脆弱性を追跡します。 -
clair.cvss。このアップデーターは、Common Vulnerabilities and Exposures (CVE) スコアを提供し、脆弱性の重大度とリスク評価の全体像を提供します。 -
osv。このアップデーターは、オープンソースソフトウェアコンポーネントの脆弱性の追跡に特化しています。RHEL 製品では Java と Go がよく使用されているため、このアップデーターが推奨されます。
RHEL アップデーターの例
#...
updaters:
sets:
- rhel
- rhcc
- clair.cvss
- osv
#...
2.5.3. 高度なアップデーター設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
場合によっては、特定の動作に合わせてアップデーターを設定する必要があります。たとえば、Open Source Vulnerabilities (OSV) アップデーター用に特定のエコシステムを許可リストに登録する場合などです。
高度なアップデータ設定は、プロキシーデプロイメントまたはエアギャップデプロイメントで役立つ場合があります。このような環境用の特定のアップデーター設定は、updaters オブジェクトの config 環境変数の下にキーを配置することで渡すことができます。Clair のログを調べて名前を再確認してください。
次の YAML スニペットで、一部の Clair アップデーターで利用できるさまざまな設定を詳しく説明します。
ユーザーの増加に合わせて高度なアップデーター設定を行う必要はありません。
alpine アップデーターの設定
#...
updaters:
sets:
- apline
config:
alpine:
url: https://secdb.alpinelinux.org/
#...
debian アップデーターの設定
#...
updaters:
sets:
- debian
config:
debian:
mirror_url: https://deb.debian.org/
json_url: https://security-tracker.debian.org/tracker/data/json
#...
clair.cvss アップデーターの設定
#...
updaters:
config:
clair.cvss:
url: https://nvd.nist.gov/feeds/json/cve/1.1/
#...
oracle アップデーターの設定
#...
updaters:
sets:
- oracle
config:
oracle-2023-updater:
url:
- https://linux.oracle.com/security/oval/com.oracle.elsa-2023.xml.bz2
oracle-2022-updater:
url:
- https://linux.oracle.com/security/oval/com.oracle.elsa-2022.xml.bz2
#...
photon アップデーターの設定
#...
updaters:
sets:
- photon
config:
photon:
url: https://packages.vmware.com/photon/photon_oval_definitions/
#...
rhel アップデーターの設定
#...
updaters:
sets:
- rhel
config:
rhel:
url: https://access.redhat.com/security/data/oval/v2/PULP_MANIFEST
ignore_unpatched: true
#...
- 1
- ブール値。対応するパッチや更新が利用できない脆弱性に関する情報を含めるかどうか。
rhcc アップデーターの設定
#...
updaters:
sets:
- rhcc
config:
rhcc:
url: https://access.redhat.com/security/data/metrics/cvemap.xml
#...
suse アップデーターの設定
#...
updaters:
sets:
- suse
config:
suse:
url: https://support.novell.com/security/oval/
#...
ubuntu アップデーターの設定
#...
updaters:
config:
ubuntu:
url: https://api.launchpad.net/1.0/
name: ubuntu
force:
- name: focal
version: 20.04
#...
osv アップデーターの設定
#...
updaters:
sets:
- osv
config:
osv:
url: https://osv-vulnerabilities.storage.googleapis.com/
allowlist:
- npm
- pypi
#...
- 1
- 許可するエコシステムのリスト。未設定のままにすると、すべてのエコシステムが許可されます。小文字を使用する必要があります。サポートされているエコシステムのリストは、定義されているエコシステム のドキュメントを参照してください。
2.5.4. Clair アップデーターコンポーネントの無効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
一部のシナリオでは、Clair アップデーターコンポーネントを無効にする場合があります。切断された環境で Red Hat Quay を実行する場合は、アップデーターを無効にする必要があります。
次の例では、Clair アップデーターが無効になっています。
#...
matcher:
disable_updaters: true
#...
2.6. 脆弱性情報データベース (National Vulnerability Database) の CVE 評価 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair v4.2 の時点で、Common Vulnerability Scoring System (CVSS) 強化データが Red Hat Quay UI で表示できるようになりました。さらに、Clair v4.2 は、検出された脆弱性について National Vulnerability Database から CVSS スコアを追加します。
今回の変更により、脆弱性の CVSS スコアがディストリビューションスコアの 2 レベル以内である場合、Red Hat Quay UI はデフォルトでディストリビューションのスコアを提示します。以下に例を示します。
これは以前のインターフェイスとは異なり、以下の情報のみを表示します。
2.7. 連邦情報処理標準 (FIPS) の準備と準拠 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
米国国立標準技術研究所 (NIST) によって開発された連邦情報処理標準 (FIPS) は、特に銀行、医療、公共部門などの高度に規制された分野で、機密データを保護および暗号化するために高く評価されていると見なされています。Red Hat Enterprise Linux (RHEL) および OpenShift Container Platform は FIPS モード を提供することで FIPS をサポートします。このモードでは、システムは openssl などの特定の FIPS 検証済み暗号モジュールの使用のみを許可します。これにより、FIPS への準拠が保証されます。
2.7.1. FIPS コンプライアンスの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Quay のデプロイメントで FIPS 準拠を有効にするには、config.yaml ファイルで FEATURE_FIPS 設定フィールドを True に設定します。これにより、Red Hat Quay は機密データの保護に FIPS 認証済みの暗号化モジュールのみを使用することが保証されます。
前提条件
- Red Hat Quay のスタンドアロンデプロイメントを実行している場合、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) デプロイメントがバージョン 8 以降であり、FIPS が有効である。
- Red Hat Quay を OpenShift Container Platform にデプロイしている場合、OpenShift Container Platform がバージョン 4.10 以降である。
- Red Hat Quay のバージョンが 3.5.0 以降である。
IBM Power または IBM Z クラスター上の OpenShift Container Platform で Red Hat Quay を使用している場合:
- OpenShift Container Platform バージョン 4.14 以降
- Red Hat Quay バージョン 3.10 以降
- Red Hat Quay デプロイメントの管理者権限がある。
手順
Red Hat Quay の
config.yamlファイルで、FEATURE_FIPS設定フィールドをtrueに設定します。以下に例を示します。# ... FEATURE_FIPS = true # ...FEATURE_FIPSをTrueに設定すると、Red Hat Quay は FIPS 準拠のハッシュ関数を使用して実行されます。
パート II. Red Hat Quay の Clair リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このガイドには、スタンドアロンおよび OpenShift Container Platform Operator デプロイメントの両方で Red Hat Quay で Clair を実行するための手順が含まれています。
第3章 スタンドアロンの Red Hat Quay デプロイメントでの Clair のセットアップ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
スタンドアロンの Red Hat Quay デプロイメントの場合、Clair を手動でセットアップできます。
手順
Red Hat Quay インストールディレクトリーに、Clair データベースデータ用の新しいディレクトリーを作成します。
$ mkdir /home/<user-name>/quay-poc/postgres-clairv4次のコマンドを入力して、
postgres-clairv4ファイルに適切な権限を設定します。$ setfacl -m u:26:-wx /home/<user-name>/quay-poc/postgres-clairv4次のコマンドを入力して、Clair PostgreSQL データベースをデプロイします。
$ sudo podman run -d --name postgresql-clairv4 \ -e POSTGRESQL_USER=clairuser \ -e POSTGRESQL_PASSWORD=clairpass \ -e POSTGRESQL_DATABASE=clair \ -e POSTGRESQL_ADMIN_PASSWORD=adminpass \ -p 5433:5432 \ -v /home/<user-name>/quay-poc/postgres-clairv4:/var/lib/pgsql/data:Z \ registry.redhat.io/rhel8/postgresql-15Clair デプロイメント用に PostgreSQL
uuid-osspモジュールをインストールします。$ sudo podman exec -it postgresql-clairv4 /bin/bash -c 'echo "CREATE EXTENSION IF NOT EXISTS \"uuid-ossp\"" | psql -d clair -U postgres'出力例
CREATE EXTENSION注記Clair では、
uuid-ossp拡張機能を PostgreSQL データベースに追加する必要があります。適切な権限を持つユーザーの場合は、拡張機能を作成すると、Clair によって自動的に追加されます。ユーザーが適切な権限を持っていない場合は、Clair を開始する前に拡張機能を追加する必要があります。拡張機能が存在しない場合は、Clair が起動しようとすると、
ERROR: Please load the "uuid-ossp" extension.(SQLSTATE 42501)エラーが発生します。実行中の場合は、
Quayコンテナーを停止し、設定モードで再始動して、既存の設定をボリュームとしてロードします。$ sudo podman run --rm -it --name quay_config \ -p 80:8080 -p 443:8443 \ -v $QUAY/config:/conf/stack:Z \ registry.redhat.io/quay/quay-rhel9:v3.17.1 config secret- 設定ツールにログインし、UI の Security Scanner セクションで Enable Security Scanning をクリックします。
-
quay-serverシステムでまだ使用されていないポート (8081など) を使用して、Clair の HTTP エンドポイントを設定します。 Generate PSK ボタンを使用して、事前共有キー (PSK) を作成します。
セキュリティースキャナー UI
-
Red Hat Quay の
config.yamlファイルを検証してダウンロードし、設定エディターを実行しているQuayコンテナーを停止します。 新しい設定バンドルを Red Hat Quay インストールディレクトリーに展開します。次に例を示します。
$ tar xvf quay-config.tar.gz -d /home/<user-name>/quay-poc/Clair 設定ファイル用のフォルダーを作成します。次に例を示します。
$ mkdir /etc/opt/clairv4/config/Clair 設定フォルダーに移動します。
$ cd /etc/opt/clairv4/config/以下のように、Clair 設定ファイルを作成します。
http_listen_addr: :8081 introspection_addr: :8088 log_level: debug indexer: connstring: host=quay-server.example.com port=5433 dbname=clair user=clairuser password=clairpass sslmode=disable scanlock_retry: 10 layer_scan_concurrency: 5 migrations: true matcher: connstring: host=quay-server.example.com port=5433 dbname=clair user=clairuser password=clairpass sslmode=disable max_conn_pool: 100 migrations: true indexer_addr: clair-indexer notifier: connstring: host=quay-server.example.com port=5433 dbname=clair user=clairuser password=clairpass sslmode=disable delivery_interval: 1m poll_interval: 5m migrations: true auth: psk: key: "MTU5YzA4Y2ZkNzJoMQ==" iss: ["quay"] # tracing and metrics trace: name: "jaeger" probability: 1 jaeger: agent: endpoint: "localhost:6831" service_name: "clair" metrics: name: "prometheus"Clair の設定形式の詳細は、Clair 設定リファレンス を参照してください。
コンテナーイメージを使用して Clair を起動し、作成したファイルから設定にマウントします。
$ sudo podman run -d --name clairv4 \ -p 8081:8081 -p 8088:8088 \ -e CLAIR_CONF=/clair/config.yaml \ -e CLAIR_MODE=combo \ -v /etc/opt/clairv4/config:/clair:Z \ registry.redhat.io/quay/clair-rhel9:v3.17.1注記複数の Clair コンテナーを実行することもできますが、単一のコンテナーを超えるデプロイシナリオでは、Kubernetes や OpenShift Container Platform などのコンテナーオーケストレーターを使用することが強く推奨されます。
3.1. Clair PostgreSQL データベースのアップグレード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Quay をバージョン 13 にアップグレードする場合は、Clair PostgreSQL データベースのバージョンを PostgreSQL バージョン 13 → バージョン 15 に移行する必要があります。これには、Clair PostgreSQL 13 データベースを停止し、移行スクリプトを実行してプロセスを開始する必要があります。
Clair PostgreSQL データベースをバージョン 13 からバージョン 15 にアップグレードするには、次の手順に従います。
移行手順が成功した後、Clair セキュリティースキャンが一時的に中断される可能性があります。
手順
次のコマンドを実行して、Red Hat Quay コンテナーを停止します。
$ sudo podman stop <quay_container_name>次のコマンドを実行して、Clair コンテナーを停止します。
$ sudo podman stop <clair_container_id>SCLOrg の データ移行 手順から次の Podman プロセスを実行します。これにより、リモート PostgreSQL サーバーからのデータ移行が可能になります。
$ sudo podman run -d --name <clair_migration_postgresql_database>1 -e POSTGRESQL_MIGRATION_REMOTE_HOST=<container_ip_address> \2 -e POSTGRESQL_MIGRATION_ADMIN_PASSWORD=remoteAdminP@ssword \ -v </host/data/directory:/var/lib/pgsql/data:Z> \3 [ OPTIONAL_CONFIGURATION_VARIABLES ] registry.redhat.io/rhel8/postgresql-15- 1
- Clair PostgreSQL 15 移行データベースの名前を入力します。
- 2
- 新しい Clair PostgreSQL 15 データベースコンテナーの IP アドレス。
sudo podman inspect -f "{{.NetworkSettings.IPAddress}}" postgresql-quayコマンドを実行して取得できます。 - 3
- 最初の Clair PostgreSQL 13 デプロイメントとは異なるボリュームマウントポイントを指定し、そのディレクトリーのアクセス制御リストを変更する必要があります。以下に例を示します。
$ mkdir -p /host/data/clair-postgresql15-directory$ setfacl -m u:26:-wx /host/data/clair-postgresql15-directoryこれにより、新しいコンテナーによってデータが上書きされるのを防ぎます。
Clair PostgreSQL 13 コンテナーを停止します。
$ sudo podman stop <clair_postgresql13_container_name>PostgreSQL の移行が完了したら、手順 3 の新しいデータボリュームマウントを使用して、Clair PostgreSQL 15 コンテナーを実行します (例:
</host/data/clair-postgresql15-directory:/var/lib/postgresql/data>)。$ sudo podman run -d --rm --name <postgresql15-clairv4> \ -e POSTGRESQL_USER=<clair_username> \ -e POSTGRESQL_PASSWORD=<clair_password> \ -e POSTGRESQL_DATABASE=<clair_database_name> \ -e POSTGRESQL_ADMIN_PASSWORD=<admin_password> \ -p 5433:5432 \ -v </host/data/clair-postgresql15-directory:/var/lib/postgresql/data:Z> \ registry.redhat.io/rhel8/postgresql-15次のコマンドを実行して、Red Hat Quay コンテナーを起動します。
$ sudo podman run -d --rm -p 80:8080 -p 443:8443 --name=quay \ -v /home/<quay_user>/quay-poc/config:/conf/stack:Z \ -v /home/<quay_user>/quay-poc/storage:/datastorage:Z \ {productrepo}/{quayimage}:{productminv}次のコマンドを実行して Clair コンテナーを起動します。
$ sudo podman run -d --name clairv4 \ -p 8081:8081 -p 8088:8088 \ -e CLAIR_CONF=/clair/config.yaml \ -e CLAIR_MODE=combo \ registry.redhat.io/quay/clair-rhel8:{productminv}
詳細は、Data Migration を参照してください。
3.2. Red Hat Quay のアップストリームイメージでの Clair の使用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ほとんどのユーザーにとって、現在のバージョン (4.9) から Clair を個別にアップグレードする必要はありません。ただし、特定のバグ修正やダウンストリームでまだリリースされていない新機能を試すなど、さまざまな理由で、アップストリームリポジトリー から Clair のイメージをプルする場合があります。以下の手順を使用して、Red Hat Quay で Clair のアップストリームバージョンを実行できます。
Clair のアップストリームバージョンは、Red Hat Quay との互換性について完全にテストされていません。結果として、この組み合わせにより、デプロイメントに問題が発生する可能性があります。
手順
以下のコマンドを実行して、Clair が実行されている場合は停止します。
$ podman stop <clairv4_container_name>アップストリームのリポジトリー に移動し、使用する Clair のバージョンを見つけて、ローカルマシンにプルします。以下に例を示します。
$ podman pull quay.io/projectquay/clair:nightly-2024-02-03コンテナーイメージを使用して Clair を起動し、作成したファイルから設定にマウントします。
$ podman run -d --name clairv4 \ -p 8081:8081 -p 8088:8088 \ -e CLAIR_CONF=/clair/config.yaml \ -e CLAIR_MODE=combo \ -v /etc/opt/clairv4/config:/clair:Z \ quay.io/projectquay/clair:nightly-2024-02-03
第4章 OpenShift Container Platform の Clair リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Quay Operator は、OpenShift Container Platform に Red Hat Quay をデプロイする際に、Clair を自動的にインストールおよび設定します。これにより、Clair の手動設定が不要になり、セットアップが簡素化されます。
第5章 Clair のテスト リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair が Red Hat Quay のデプロイメントで正しく動作していることを確認するには、サンプルイメージをレジストリーにプル、タグ付け、プッシュし、UI で脆弱性レポートを表示します。
前提条件
- Clair コンテナーイメージをデプロイしている。
手順
次のコマンドを入力して、サンプルイメージをプルします。
$ podman pull ubuntu:20.04次のコマンドを入力して、レジストリーにイメージをタグ付けします。
$ sudo podman tag docker.io/library/ubuntu:20.04 <quay-server.example.com>/<user-name>/ubuntu:20.04以下のコマンドを入力して、イメージを Red Hat Quay レジストリーにプッシュします。
$ sudo podman push --tls-verify=false quay-server.example.com/quayadmin/ubuntu:20.04- UI から Red Hat Quay デプロイメントにログインします。
- リポジトリー名 (quayadmin/ubuntu など) をクリックします。
ナビゲーションウィンドウで、Tags をクリックします。
イメージレポート (例: 45 medium) をクリックして、より詳細なレポートを表示します。
注記場合によっては、Clair はイメージに関する重複レポートを表示します (例:
ubi8/nodejs-12またはubi8/nodejs-16)。これは、同じ名前の脆弱性が異なるパッケージに存在するために発生します。この動作は Clair 脆弱性レポートで予期されており、バグとしては扱われません。
パート III. 高度な Clair 設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このセクションを使用して、高度な Clair 機能を設定します。
第6章 アンマネージド Clair 設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
管理対象外の Clair 設定を使用すると、カスタムの Clair セットアップを実行したり、Red Hat Quay Operator で外部の Clair データベースを使用したりできます。この設定は、複数の Operator インスタンスが同じデータベースを共有する地理的に複製された環境、またはクラスター外に高可用性のデータベースが必要な場合に使用できます。
6.1. アンマネージド Clair データベースを使用したカスタム Clair 設定の実行 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
管理対象外の Clair データベースを使用してカスタム Clair 設定を実行するには、QuayRegistry カスタムリソースで clairpostgres コンポーネントを unmanaged に設定します。これにより、クラスター外部の地理的に分散された環境や高可用性設定において、外部データベースを使用できるようになります。
Red Hat Quay と Clair の両方のデプロイメントに、外部で管理される同じ PostgreSQL データベースを使用しないでください。また、Red Hat Quay や Clair などの接続集約型のワークロードがリソースを競合すると、PostgreSQL 側の自然な接続制限を使い果たしてしまう可能性があるため、PostgreSQL データベースを他のワークロードと共有しないでください。さらに、pgBouncer は Red Hat Quay または Clair ではサポートされていないため、この問題を解決するオプションではありません。
手順
Quay Operator で、
QuayRegistryカスタムリソースのclairpostgresコンポーネントをmanaged: falseに設定します。apiVersion: quay.redhat.com/v1 kind: QuayRegistry metadata: name: quay370 spec: configBundleSecret: config-bundle-secret components: - kind: objectstorage managed: false - kind: route managed: true - kind: tls managed: false - kind: clairpostgres managed: false
6.2. アンマネージド Clair データベースを使用したカスタム Clair データベースの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Quay デプロイメント用に SSL/TLS 証明書を使用したカスタム Clair データベースを設定するには、clair-config.yaml ファイルを含む Quay 設定バンドルシークレットを作成します。これにより、Clair の脆弱性スキャンに、安全な接続を備えた独自の外部データベースを使用できるようになります。
次の手順では、SSL/TLS 証明書を使用して Clair をセットアップします。SSL/TLS 証明書を使用して Clair をセットアップしない同様の手順を表示するには、「マネージド Clair 設定を使用したカスタム Clair データベースの設定」を参照してください。
手順
次のコマンドを入力して、
clair-config.yamlを含む Quay 設定バンドルシークレットを作成します。$ oc create secret generic --from-file config.yaml=./config.yaml --from-file extra_ca_cert_rds-ca-2019-root.pem=./rds-ca-2019-root.pem --from-file clair-config.yaml=./clair-config.yaml --from-file ssl.cert=./ssl.cert --from-file ssl.key=./ssl.key config-bundle-secretClair
config.yamlファイルの例indexer: connstring: host=quay-server.example.com port=5432 dbname=quay user=quayrdsdb password=quayrdsdb sslrootcert=/run/certs/rds-ca-2019-root.pem sslmode=verify-ca layer_scan_concurrency: 6 migrations: true scanlock_retry: 11 log_level: debug matcher: connstring: host=quay-server.example.com port=5432 dbname=quay user=quayrdsdb password=quayrdsdb sslrootcert=/run/certs/rds-ca-2019-root.pem sslmode=verify-ca migrations: true metrics: name: prometheus notifier: connstring: host=quay-server.example.com port=5432 dbname=quay user=quayrdsdb password=quayrdsdb sslrootcert=/run/certs/rds-ca-2019-root.pem sslmode=verify-ca migrations: true注記-
データベース証明書は、
clair-config.yamlの Clair アプリケーション Pod の/run/certs/rds-ca-2019-root.pemの下にマウントされます。clair-config.yamlを設定するときに指定する必要があります。 -
clair-config.yamlの例は、OpenShift 設定の Clair にあります。
-
データベース証明書は、
clair-config.yamlファイルをバンドルシークレットに追加します。次に例を示します。apiVersion: v1 kind: Secret metadata: name: config-bundle-secret namespace: quay-enterprise data: config.yaml: <base64 encoded Quay config> clair-config.yaml: <base64 encoded Clair config> extra_ca_cert_<name>: <base64 encoded ca cert> ssl.crt: <base64 encoded SSL certificate> ssl.key: <base64 encoded SSL private key>注記更新すると、提供された
clair-config.yamlファイルが Clair Pod にマウントされます。提供されていないフィールドには、Clair 設定モジュールを使用してデフォルトが自動的に入力されます。Build History ページでコミットをクリックするか、
oc get pods -n <namespace>を実行して、Clair Pod のステータスを確認できます。以下に例を示します。$ oc get pods -n <namespace>出力例
NAME READY STATUS RESTARTS AGE f192fe4a-c802-4275-bcce-d2031e635126-9l2b5-25lg2 1/1 Running 0 7s
第7章 マネージド Clair データベースを使用したカスタム Clair 設定の実行 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
管理対象の Clair データベースを使用してカスタム Clair 設定を実行すると、Operator がデータベースを管理しながら、Clair の設定をカスタマイズできます。この方法を使用すると、特定のアップデーターリソースを無効にしたり、非接続環境向けに Clair を設定したりできます。
-
非接続環境で Red Hat Quay を実行している場合は、
clair-config.yamlのairgapパラメーターをTrueに設定する必要があります。 - 非接続環境で Red Hat Quay を実行している場合は、すべてのアップデーターコンポーネントを無効にする必要があります。
7.1. Clair データベースをマネージドに設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Quay Operator で Clair データベースを管理するには、QuayRegistry カスタムリソースで clairpostgres コンポーネントを管理対象に設定します。これにより、Operator がデータベースのプロビジョニングと設定を処理するため、デプロイメントとメンテナンスが簡素化されます。
手順
Quay Operator で、
QuayRegistryカスタムリソースのclairpostgresコンポーネントをmanaged: trueに設定します。apiVersion: quay.redhat.com/v1 kind: QuayRegistry metadata: name: quay370 spec: configBundleSecret: config-bundle-secret components: - kind: objectstorage managed: false - kind: route managed: true - kind: tls managed: false - kind: clairpostgres managed: true
7.2. マネージド Clair 設定を使用したカスタム Clair データベースの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Operator が管理する Clair 設定を維持しつつ、カスタム Clair データベースを設定するには、clair-config.yaml ファイルを含む Quay 設定バンドルシークレットを作成できます。これにより、Operator が引き続き Clair の設定を管理しながら、ユーザーは独自の外部データベースを使用できるようになります。
手順
次のコマンドを入力して、
clair-config.yamlを含む Quay 設定バンドルシークレットを作成します。$ oc create secret generic --from-file config.yaml=./config.yaml --from-file extra_ca_cert_rds-ca-2019-root.pem=./rds-ca-2019-root.pem --from-file clair-config.yaml=./clair-config.yaml config-bundle-secretClair
config.yamlファイルの例indexer: connstring: host=quay-server.example.com port=5432 dbname=quay user=quayrdsdb password=quayrdsdb sslmode=disable layer_scan_concurrency: 6 migrations: true scanlock_retry: 11 log_level: debug matcher: connstring: host=quay-server.example.com port=5432 dbname=quay user=quayrdsdb password=quayrdsdb sslmode=disable migrations: true metrics: name: prometheus notifier: connstring: host=quay-server.example.com port=5432 dbname=quay user=quayrdsdb password=quayrdsdb sslmode=disable migrations: true注記-
データベース証明書は、
clair-config.yamlの Clair アプリケーション Pod の/run/certs/rds-ca-2019-root.pemの下にマウントされます。clair-config.yamlを設定するときに指定する必要があります。 -
clair-config.yamlの例は、OpenShift 設定の Clair にあります。
-
データベース証明書は、
clair-config.yamlファイルをバンドルシークレットに追加します。次に例を示します。apiVersion: v1 kind: Secret metadata: name: config-bundle-secret namespace: quay-enterprise data: config.yaml: <base64 encoded Quay config> clair-config.yaml: <base64 encoded Clair config>注記-
更新すると、提供された
clair-config.yamlファイルが Clair Pod にマウントされます。提供されていないフィールドには、Clair 設定モジュールを使用してデフォルトが自動的に入力されます。
-
更新すると、提供された
Build History ページでコミットをクリックするか、
oc get pods -n <namespace>を実行して、Clair Pod のステータスを確認できます。以下に例を示します。$ oc get pods -n <namespace>出力例
NAME READY STATUS RESTARTS AGE f192fe4a-c802-4275-bcce-d2031e635126-9l2b5-25lg2 1/1 Running 0 7s
第8章 切断された環境での Clair リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair は、Red Hat Quay のデプロイメントがインターネットに直接アクセスできない、非接続環境をサポートします。clairctl ツールを使用すると、脆弱性データベースの更新情報をオープンホストから隔離された環境に転送できるため、Clair はインターネット接続なしでイメージをスキャンできるようになります。
Clair は、updater と呼ばれる一連のコンポーネントを使用して、さまざまな脆弱性データベースからのデータのフェッチと解析を処理します。updater はデフォルトで、脆弱性データをインターネットから直接プルし、すぐに使用できるように設定されています。
現在、Clair エンリッチメントデータは CVSS データです。エンリッチメントデータは現在、オフライン環境ではサポートされていません。
Clair アップデーターの詳細は、「Clair アップデーター」を参照してください。
8.1. 非接続の OpenShift Container Platform クラスターで Clair をセットアップする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オフラインの OpenShift Container Platform デプロイメントに clairctl コマンドラインユーティリティーをインストールするには、実行中の ClairPod からツールを抽出し、実行権限を設定します。これにより、clairctl を使用して、非接続環境で脆弱性データベースの更新を管理できるようになります。
手順
以下のコマンドを入力して、Clair デプロイメント用の
clairctlプログラムを OpenShift Container Platform クラスターにインストールします。$ oc -n quay-enterprise exec example-registry-clair-app-64dd48f866-6ptgw -- cat /usr/bin/clairctl > clairctl注記非公式ですが、
clairctlツールをダウンロードできます。clairctlファイルの権限を設定して、ユーザーが実行できるようにします。次に例を示します。$ chmod u+x ./clairctl
8.1.1. OpenShift Container Platform での Clair デプロイメントの Clair 設定シークレットの取得とデコード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform 上の非接続環境向けに Clair を設定するには、Clair 設定シークレットを取得してデコードし、clair-config.yaml ファイルを更新して disable_updaters および airgap パラメーターを True に設定します。これにより、Clair はインターネットに直接アクセスしなくても作業できるようになります。
前提条件
-
clairctlコマンドラインユーティリティーツールをインストールしている。
手順
次のコマンドを入力して、設定シークレットを取得してデコードし、それを Clair 設定 YAML に保存します。
$ oc get secret -n quay-enterprise example-registry-clair-config-secret -o "jsonpath={$.data['config\.yaml']}" | base64 -d > clair-config.yamldisable_updatersおよびairgapパラメーターがTrueに設定されるように、clair-config.yamlファイルを更新します。次に例を示します。# ... indexer: airgap: true # ... matcher: disable_updaters: true # ...
8.1.2. 接続された Clair インスタンスからアップデータバンドルをエクスポートする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
接続された Clair インスタンスから脆弱性データベースの更新情報をエクスポートして、非接続環境で使用するには、clairctl ツールと設定ファイルを使用して、更新バンドルをエクスポートできます。これにより、隔離された環境に転送できるバンドルファイルが作成されます。
前提条件
-
clairctlコマンドラインユーティリティーツールをインストールしている。 -
Clair 設定シークレットを取得してデコードし、Clair の
config.yamlファイルに保存している。 -
Clair の
config.yamlファイルで、disable_updatersおよびairgapパラメーターがTrueに設定されている。
手順
インターネットにアクセスできる Clair インスタンスから、設定ファイルで
clairctlCLI ツールを使用して、アップデーターバンドルをエクスポートします。以下に例を示します。$ ./clairctl --config ./config.yaml export-updaters updates.gz
8.1.3. 非接続の OpenShift Container Platform クラスター内の Clair データベースへのアクセスの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
切断された OpenShift Container Platform クラスターで Clair データベースへのアクセスを設定するには、データベースサービスを特定し、データベースポートを転送し、Clair の config.yaml ファイルを更新して localhost を使用するようにします。これにより、clairctl ツールを使用してアップデーターバンドルをデータベースにインポートできます。
前提条件
-
clairctlコマンドラインユーティリティーツールをインストールしている。 -
Clair 設定シークレットを取得してデコードし、Clair の
config.yamlファイルに保存している。 -
Clair の
config.yamlファイルで、disable_updatersおよびairgapパラメーターがTrueに設定されている。 - インターネットにアクセスできる Clair インスタンスからアップデーターバンドルをエクスポートしている。
手順
CLI ツール
ocを使用して、Clair データベースサービスを特定します。次に例を示します。$ oc get svc -n quay-enterprise出力例
NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE example-registry-clair-app ClusterIP 172.30.224.93 <none> 80/TCP,8089/TCP 4d21h example-registry-clair-postgres ClusterIP 172.30.246.88 <none> 5432/TCP 4d21h ...Clair データベースポートを転送して、ローカルマシンからアクセスできるようにします。以下に例を示します。
$ oc port-forward -n quay-enterprise service/example-registry-clair-postgres 5432:5432Clair の
config.yamlファイルを更新します。次に例を示します。indexer: connstring: host=localhost port=5432 dbname=postgres user=postgres password=postgres sslmode=disable layer_scan_concurrency: 5 migrations: true scanlock_retry: 10 airgap: true scanner: repo: rhel-repository-scanner: repo2cpe_mapping_file: /data/repository-to-cpe.json package: rhel_containerscanner: name2repos_mapping_file: /data/container-name-repos-map.json各項目の説明:
connstring::データベースへの接続文字列を指定します。rhel-repository-scanner::リポジトリースキャナーの設定を指定します。rhel_containerscanner::コンテナースキャナーの設定を指定します。
8.1.4. 非接続の OpenShift Container Platform クラスターへのアップデーターバンドルのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
切断された OpenShift Container Platform クラスターに脆弱性データベースの更新をインポートするには、clairctl ツールを使用して Clair 設定ファイルから更新バンドルをインポートできます。これにより、Clair のデータベースに脆弱性データが格納され、Clair はインターネット接続なしでイメージをスキャンできるようになります。
前提条件
-
clairctlコマンドラインユーティリティーツールをインストールしている。 -
Clair 設定シークレットを取得してデコードし、Clair の
config.yamlファイルに保存している。 -
Clair の
config.yamlファイルで、disable_updatersおよびairgapパラメーターがTrueに設定されている。 - インターネットにアクセスできる Clair インスタンスからアップデーターバンドルをエクスポートしている。
- アップデーターバンドルを非接続環境に転送している。
手順
CLI ツール
clairctlを使用して、アップデーターバンドルを OpenShift Container Platform によってデプロイされた Clair データベースにインポートします。以下に例を示します。$ ./clairctl --config ./clair-config.yaml import-updaters updates.gz
8.2. 非接続の OpenShift Container Platform クラスター用の Clair の自己管理デプロイメントをセットアップする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform 上の自己管理型 Clair デプロイメントに clairctl コマンドラインユーティリティーをインストールするには、podman を使用して Clair コンテナーからツールをコピーし、実行権限を設定します。これにより、clairctl を使用して、非接続環境で脆弱性データベースの更新を管理できるようになります。
手順
podman cpコマンドを使用して、自己管理の Clair デプロイメント用のclairctlプログラムをインストールします。以下に例を示します。$ sudo podman cp clairv4:/usr/bin/clairctl ./clairctlclairctlファイルの権限を設定して、ユーザーが実行できるようにします。次に例を示します。$ chmod u+x ./clairctl
8.2.1. 非接続の OpenShift Container Platform クラスター用の自己管理 Clair コンテナーをデプロイする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
切断された OpenShift Container Platform クラスター用に自己管理型の Clair コンテナーをデプロイするには、設定ディレクトリーを作成し、disable_updaters を有効にした Clair 設定ファイルを設定し、podman を使用してコンテナーを起動します。これにより、インターネットに直接アクセスできない環境でも、Clair を独立して実行できるようになります。
前提条件
-
clairctlコマンドラインユーティリティーツールをインストールしている。
手順
Clair 設定ファイル用のフォルダーを作成します。次に例を示します。
$ mkdir /etc/clairv4/config/disable_updatersパラメーターをTrueに設定して Clair 設定ファイルを作成します。次に例を示します。--- indexer: airgap: true --- matcher: disable_updaters: true ---コンテナーイメージを使用して Clair を起動し、作成したファイルから設定にマウントします。
$ sudo podman run -it --rm --name clairv4 \ -p 8081:8081 -p 8088:8088 \ -e CLAIR_CONF=/clair/config.yaml \ -e CLAIR_MODE=combo \ -v /etc/clairv4/config:/clair:Z \ registry.redhat.io/quay/clair-rhel9:v3.17.1
8.2.2. 接続された Clair インスタンスからアップデータバンドルをエクスポートする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
接続された自己管理型 Clair インスタンスから脆弱性データベースの更新情報をエクスポートして、非接続環境で使用するには、clairctl ツールと設定ファイルを使用して、アップデーターバンドルをエクスポートできます。これにより、隔離された環境に転送できるバンドルファイルが作成されます。
前提条件
-
clairctlコマンドラインユーティリティーツールをインストールしている。 - Clair をデプロイしている。
-
Clair の
config.yamlファイルで、disable_updatersおよびairgapパラメーターがTrueに設定されている。
手順
インターネットにアクセスできる Clair インスタンスから、設定ファイルで
clairctlCLI ツールを使用して、アップデーターバンドルをエクスポートします。以下に例を示します。$ ./clairctl --config ./config.yaml export-updaters updates.gz
8.2.3. 非接続の OpenShift Container Platform クラスター内の Clair データベースへのアクセスの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
自己管理デプロイメントのために、切断された OpenShift Container Platform クラスターで Clair データベースへのアクセスを設定するには、データベースサービスを特定し、データベースポートを転送し、Clair config.yaml ファイルを更新して localhost を使用するようにします。これにより、clairctl ツールを使用してアップデーターバンドルをデータベースにインポートできます。
前提条件
-
clairctlコマンドラインユーティリティーツールをインストールしている。 - Clair をデプロイしている。
-
Clair の
config.yamlファイルで、disable_updatersおよびairgapパラメーターがTrueに設定されている。 - インターネットにアクセスできる Clair インスタンスからアップデーターバンドルをエクスポートしている。
手順
CLI ツール
ocを使用して、Clair データベースサービスを特定します。次に例を示します。$ oc get svc -n quay-enterprise出力例
NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE example-registry-clair-app ClusterIP 172.30.224.93 <none> 80/TCP,8089/TCP 4d21h example-registry-clair-postgres ClusterIP 172.30.246.88 <none> 5432/TCP 4d21h ...Clair データベースポートを転送して、ローカルマシンからアクセスできるようにします。以下に例を示します。
$ oc port-forward -n quay-enterprise service/example-registry-clair-postgres 5432:5432Clair の
config.yamlファイルを更新します。次に例を示します。indexer: connstring: host=localhost port=5432 dbname=postgres user=postgres password=postgres sslmode=disable layer_scan_concurrency: 5 migrations: true scanlock_retry: 10 airgap: true scanner: repo: rhel-repository-scanner: repo2cpe_mapping_file: /data/repository-to-cpe.json package: rhel_containerscanner: name2repos_mapping_file: /data/container-name-repos-map.json各項目の説明:
connstring::データベースへの接続文字列を指定します。rhel-repository-scanner::リポジトリースキャナーの設定を指定します。rhel_containerscanner::コンテナースキャナーの設定を指定します。
8.2.4. 非接続の OpenShift Container Platform クラスターへのアップデーターバンドルのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
自己管理デプロイメントのために、切断された OpenShift Container Platform クラスターに脆弱性データベースの更新をインポートするには、clairctl ツールを使用して Clair 設定ファイルから更新バンドルをインポートできます。これにより、Clair のデータベースに脆弱性データが格納され、Clair はインターネット接続なしでイメージをスキャンできるようになります。
前提条件
-
clairctlコマンドラインユーティリティーツールをインストールしている。 - Clair をデプロイしている。
-
Clair の
config.yamlファイルで、disable_updatersおよびairgapパラメーターがTrueに設定されている。 - インターネットにアクセスできる Clair インスタンスからアップデーターバンドルをエクスポートしている。
- アップデーターバンドルを非接続環境に転送している。
手順
CLI ツール
clairctlを使用して、アップデーターバンドルを OpenShift Container Platform によってデプロイされた Clair データベースにインポートします。$ ./clairctl --config ./clair-config.yaml import-updaters updates.gz
8.3. Clair における共通製品列挙マッピング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair は、共通製品列挙 (CPE) マッピングファイルを使用して RPM パッケージをセキュリティーデータにマッピングし、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) コンテナーイメージの脆弱性スキャンを正確に行います。Clair がこれらのファイルをどのように利用しているかを理解することで、脆弱性レポートの正確性と包括性を維持できます。
スキャナーが RPM パッケージを適切に処理するには、CPE ファイルが存在し、アクセス可能である必要があります。これらのファイルが見つからないかアクセスできない場合、コンテナーイメージにインストールされている RPM パッケージはスキャン処理中にスキップされます。
デフォルトでは、Clair インデクサーは repos2cpe および names2repos データファイルを Clair コンテナー内に含めます。これにより、追加の外部設定なしに、/data/repository -to-cpe.json などのローカルパスを参照できるようになります。
Red Hat Product Security は CPE ファイルを定期的に更新しますが、Clair コンテナーにバンドルされているバージョンは、Red Hat Quay のリリース時にのみ更新されます。これにより、最新のセキュリティーデータと現在お使いのインストールに同梱されているバージョンとの間に、一時的な差異が生じる可能性があります。
第9章 Clair 設定の概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair は、構造化された YAML ファイルによって設定されます。各 Clair ノードは、CLI フラグまたは環境変数を使用して、実行するモードと設定ファイルへのパスを指定する必要があります。以下に例を示します。
$ clair -conf ./path/to/config.yaml -mode indexer
または
$ clair -conf ./path/to/config.yaml -mode matcher
前述のコマンドはそれぞれ、同じ設定ファイルを使用して 2 つの Clair ノードを開始します。1 つはインデックス作成機能を実行し、もう 1 つはマッチング機能を実行します。
Clair を combo モードで実行している場合は、設定でインデクサー、matcher、およびノーティファイアー設定ブロックを指定する必要があります。
9.1. プロキシー環境での Clair の使用に関する情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Go 標準ライブラリーが尊重する環境変数は、必要に応じて指定できます。次に例を示します。
HTTP_PROXY$ export HTTP_PROXY=http://<user_name>:<password>@<proxy_host>:<proxy_port>HTTPS_PROXY$ export HTTPS_PROXY=https://<user_name>:<password>@<proxy_host>:<proxy_port>SSL_CERT_DIR$ export SSL_CERT_DIR=/<path>/<to>/<ssl>/<certificates>NO_PROXY$ export NO_PROXY=<comma_separated_list_of_hosts_and_domains>
Clair のアップデーター URL を使用して環境内でプロキシーサーバーを使用している場合は、Clair がスムーズにその URL にアクセスできるように、どの URL をプロキシー許可リストに追加する必要があるかを特定する必要があります。たとえば、osv アップデーターは、エコシステムデータダンプを取得するために https://osv-vulnerabilities.storage.googleapis.com にアクセスする必要があります。このような場合、URL をプロキシー許可リストに追加する必要があります。アップデーター URL の完全なリストは、「Clair のアップデーター URL」を参照してください。
また、標準の Clair URL がプロキシー許可リストに追加されていることを確認する必要があります。
-
https://search.maven.org/solrsearch/select -
https://catalog.redhat.com/api/containers/ -
https://access.redhat.com/security/data/metrics/repository-to-cpe.json -
https://access.redhat.com/security/data/metrics/container-name-repos-map.json
プロキシーサーバーを設定するときは、Clair とこれらの URL 間のシームレスな通信を可能にするために必要な認証要件や特定のプロキシー設定を考慮してください。これらの考慮事項をすべて文書化して対処することで、アップデーターのトラフィックをプロキシー経由でルーティングしながら、Clair を効果的に機能させることができます。
9.2. Clair 設定リファレンス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の YAML は、Clair 設定の例を示しています。
http_listen_addr: ""
introspection_addr: ""
log_level: ""
tls: {}
indexer:
connstring: ""
scanlock_retry: 0
layer_scan_concurrency: 5
migrations: false
scanner: {}
airgap: false
matcher:
connstring: ""
indexer_addr: ""
migrations: false
period: ""
disable_updaters: false
update_retention: 2
matchers:
names: nil
config: nil
updaters:
sets: nil
config: nil
notifier:
connstring: ""
migrations: false
indexer_addr: ""
matcher_addr: ""
poll_interval: ""
delivery_interval: ""
disable_summary: false
webhook: null
amqp: null
stomp: null
auth:
psk: nil
trace:
name: ""
probability: null
jaeger:
agent:
endpoint: ""
collector:
endpoint: ""
username: null
password: null
service_name: ""
tags: nil
buffer_max: 0
metrics:
name: ""
prometheus:
endpoint: null
dogstatsd:
url: ""
上記の YAML ファイルには、万全を期すためにすべてのキーがリストされています。この設定ファイルをそのまま使用すると、一部のオプションがデフォルトで正常に設定されない場合があります。
9.3. Clair の一般的なフィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の表では、Clair デプロイメントで使用できる一般的な設定フィールドを説明します。
| フィールド | Typhttp_listen_ae | 説明 |
|---|---|---|
| http_listen_addr | 文字列 | HTTP API が公開される場所を設定します。
デフォルト: |
| introspection_addr | 文字列 | Clair のメトリクスと正常性エンドポイントが公開される場所を設定します。 |
| log_level | 文字列 | ログレベルを設定します。文字列 debug-color、debug、info、warn、error、fatal、panic のいずれかが必要です。 |
| tls | 文字列 | TLS/SSL および HTTP/2 の HTTP API を提供するための設定を含むマップ。 |
| .cert | 文字列 | 使用する TLS 証明書。フルチェーン証明書である必要があります。 |
一般的な Clair フィールドの設定例
次の例は、Clair 設定を示しています。
一般的な Clair フィールドの設定例
# ...
http_listen_addr: 0.0.0.0:6060
introspection_addr: 0.0.0.0:8089
log_level: info
# ...
9.4. Clair インデクサー設定フィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の表では、Clair の indexer コンポーネントの設定フィールドを説明します。
| フィールド | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| indexer | Object | Clair インデクサーノード設定を提供します。 |
| .airgap | Boolean | インデクサーとフェッチャーのインターネットへの HTTP アクセスを無効にします。プライベート IPv4 および IPv6 アドレスが許可されます。データベース接続は影響を受けません。 |
| .connstring | 文字列 | Postgres 接続文字列。URL または libpq 接続文字列として形式を受け入れます。 |
| .index_report_request_concurrency | Integer |
レートは、インデックスレポート作成リクエストの数を制限します。これを
同時実行数を超えた場合、API はステータスコード |
| .scanlock_retry | Integer | 秒を表す正の整数。並行インデクサーは、マニフェストスキャンをロックして、上書きを回避します。この値は、待機中のインデクサーがロックをポーリングする頻度をチューニングします。 |
| .layer_scan_concurrency | Integer | レイヤーの同時スキャン数を制限する正の整数。インデクサーは、マニフェストのレイヤーを同時にマッチングします。この値は、インデクサーが並行してスキャンするレイヤーの数をチューニングします。 |
| .migrations | Boolean | インデクサーノードがデータベースへの移行を処理するかどうか。 |
| .scanner | 文字列 | インデクサー設定。 Scanner を使用すると、設定オプションをレイヤースキャナーに渡すことができます。スキャナーは、そのように設計されていると、構築時にこの設定を渡します。 |
| .scanner.dist | 文字列 | 特定のスキャナーの名前と値として任意の YAML を持つマップ。 |
| .scanner.package | 文字列 | 特定のスキャナーの名前と値として任意の YAML を持つマップ。 |
| .scanner.repo | 文字列 | 特定のスキャナーの名前と値として任意の YAML を持つマップ。 |
インデクサー設定の例
次の例は、Clair の仮のインデクサー設定を示しています。
インデクサー設定の例
# ...
indexer:
connstring: host=quay-server.example.com port=5433 dbname=clair user=clairuser password=clairpass sslmode=disable
scanlock_retry: 10
layer_scan_concurrency: 5
migrations: true
# ...
9.5. Clair matcher 設定フィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の表では、Clair の matcher コンポーネントの設定フィールドを説明します。
matchers 設定フィールドとは異なります。
| フィールド | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| matcher | Object | Clair matcher ノード設定を提供します。 |
| .cache_age | 文字列 | レスポンスをキャッシュするように、ユーザーに通知する期間を制御します。 |
| .connstring | 文字列 | Postgres 接続文字列。URL または libpq 接続文字列として形式を受け入れます。 |
| .max_conn_pool | Integer | データベース接続プールのサイズを制限します。 Clair では、カスタムの接続プールサイズを使用できます。この数は、同時に許可されるアクティブなデータベース接続の数を直接設定します。 このパラメーターは、将来のバージョンでは無視されます。ユーザーは、接続文字列を使用して、これを設定する必要があります。 |
| .indexer_addr | 文字列 | matcher は indexer に接続して脆弱性レポートを作成します。このインデクサーの場所は必須です。
デフォルトは |
| .migrations | Boolean | matcher ノードがデータベースへの移行を処理するかどうか。 |
| .period | 文字列 | 新しいセキュリティーアドバイザリーの更新頻度を決定します。
デフォルトは |
| .disable_updaters | Boolean | バックグラウンド更新を実行するかどうか。
デフォルト: |
| .update_retention | Integer | ガベージコレクションサイクル間で保持する更新操作の数を設定します。これは、データベースサイズの制約に基づいて安全な MAX 値に設定する必要があります。
デフォルトは
|
matcher 設定の例
matcher 設定の例
# ...
matcher:
connstring: >-
host=<DB_HOST> port=5432 dbname=<matcher> user=<DB_USER> password=D<B_PASS>
sslmode=verify-ca sslcert=/etc/clair/ssl/cert.pem sslkey=/etc/clair/ssl/key.pem
sslrootcert=/etc/clair/ssl/ca.pem
indexer_addr: http://clair-v4/
disable_updaters: false
migrations: true
period: 6h
update_retention: 2
# ...
9.6. Clair matchers 設定フィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の表では、Clair の matchers コンポーネントの設定フィールドを説明します。
matcher 設定フィールドとは異なります。
| フィールド | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| matchers | 文字列の配列 |
ツリー内 |
| .names | 文字列 |
有効な matchers について matcher ファクトリーに通知する文字列値のリスト。値を |
| .config | 文字列 | 特定の matcher に設定を提供します。 matchers ファクトリーコンストラクターに提供されるサブオブジェクトを含む matcher の名前をキーとするマップ。以下に例を示します。 |
matchers 設定の例
次の例は、alpine、aws、debian、oracle matchers のみを必要とする仮の Clair デプロイメントを示しています。
matchers 設定の例
# ...
matchers:
names:
- "alpine-matcher"
- "aws"
- "debian"
- "oracle"
# ...
9.7. Clair アップデーター設定フィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の表では、Clair の updaters コンポーネントの設定フィールドを説明します。
| フィールド | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| updaters | Object | matcher の更新マネージャーの設定を提供します。 |
| .sets | 文字列 | どのアップデーターを実行するかを更新マネージャーに通知する値のリスト。
値を 空白のままにすると、アップデーターは実行されません。 |
| .config | 文字列 | 特定のアップデーターセットに設定を提供します。 アップデーターセットのコンストラクターに提供されるサブオブジェクトを含むアップデーターセットの名前をキーとするマップ。各アップデーターのサブオブジェクトのリストは、「詳細なアップデーター設定」を参照してください。 |
アップデーター設定の例
次の設定では、rhel セットのみが設定されます。rhel アップデーターに固有の ignore_unpatched 変数も定義されています。
アップデーター設定の例
# ...
updaters:
sets:
- rhel
config:
rhel:
ignore_unpatched: false
# ...
9.8. Clair ノーティファイアー設定フィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair の一般的なノーティファイアー設定フィールドを以下に示します。
| フィールド | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| notifier | Object | Clair ノーティファイアーノード設定を提供します。 |
| .connstring | 文字列 | Postgres 接続文字列。形式を URL または libpq 接続文字列として受け入れます。 |
| .migrations | Boolean | ノーティファイアーノードがデータベースへの移行を処理するかどうか。 |
| .indexer_addr | 文字列 | ノーティファイアーはインデクサーに接続して、脆弱性の影響を受けるマニフェストを作成または取得します。このインデクサーの場所は必須です。 |
| .matcher_addr | 文字列 | ノーティファイアーは matcher に接続して、更新操作をリストし、差分を取得します。この matcher の場所は必須です。 |
| .poll_interval | 文字列 | ノーティファイアーが matcher に更新操作をクエリーする頻度。 |
| .delivery_interval | 文字列 | ノーティファイアーが、作成された通知または以前に失敗した通知の配信を試行する頻度。 |
| .disable_summary | Boolean | 通知をマニフェストごとに 1 つに要約するかどうかを制御します。 |
ノーティファイアー設定の例
次の notifier スニペットは、最小設定用です。
ノーティファイアー設定の例
# ...
notifier:
connstring: >-
host=DB_HOST port=5432 dbname=notifier user=DB_USER password=DB_PASS
sslmode=verify-ca sslcert=/etc/clair/ssl/cert.pem sslkey=/etc/clair/ssl/key.pem
sslrootcert=/etc/clair/ssl/ca.pem
indexer_addr: http://clair-v4/
matcher_addr: http://clair-v4/
delivery_interval: 5s
migrations: true
poll_interval: 15s
webhook:
target: "http://webhook/"
callback: "http://clair-notifier/notifier/api/v1/notifications"
headers: ""
amqp: null
stomp: null
# ...
9.8.1. Clair Webhook 設定フィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の Webhook フィールドを Clair ノーティファイアー環境で使用できます。
| .webhook | Object | Webhook 配信のノーティファイアーを設定します。 |
| .webhook.target | 文字列 | Webhook が配信される URL。 |
| .webhook.callback | 文字列 | 通知を取得できるコールバック URL。この URL に通知 ID が追加されます。 これは通常、Clair ノーティファイアーがホスティングされている場所です。 |
| .webhook.headers | 文字列 | ヘッダー名を値のリストに関連付けるマップ。 |
Webhook 設定の例
Webhook 設定の例
# ...
notifier:
# ...
webhook:
target: "http://webhook/"
callback: "http://clair-notifier/notifier/api/v1/notifications"
# ...
9.8.2. Clair amqp 設定フィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の Advanced Message Queuing Protocol (AMQP) フィールドを Clair ノーティファイアー環境で使用できます。
| .amqp | Object | AMQP 配信のノーティファイアーを設定します。 [注記] ==== Clair は独自に AMQP コンポーネントを宣言しません。エクスチェンジまたはキューを使用しようとするすべての試みは、パッシブのみであり、失敗します。ブローカー管理者は、事前にエクスチェンジとキューをセットアップする必要があります。==== |
| .amqp.direct | Boolean |
|
| .amqp.rollup | Integer |
|
| .amqp.exchange | Object | 接続先の AMQP エクスチェンジ。 |
| .amqp.exchange.name | 文字列 | 接続先のエクスチェンジの名前。 |
| .amqp.exchange.type | 文字列 | エクスチェンジのタイプ。通常は、direct、fanout、topic、headers のいずれかです。 |
| .amqp.exchange.durability | Boolean | 設定されたキューが永続的かどうか。 |
| .amqp.exchange.auto_delete | Boolean |
設定されたキューが |
| .amqp.routing_key | 文字列 | 各通知が送信されるルーティングキーの名前。 |
| .amqp.callback | 文字列 |
|
| .amqp.uris | 文字列 | 接続先の 1 つ以上の AMQP ブローカーのリスト (優先順位順)。 |
| .amqp.tls | Object | AMQP ブローカーへの TLS/SSL 接続を設定します。 |
| .amqp.tls.root_ca | 文字列 | ルート CA を読み取ることができるファイルシステムパス。 |
| .amqp.tls.cert | 文字列 | TLS/SSL 証明書を読み取ることができるファイルシステムパス。
[注意] ==== Go |
| .amqp.tls.key | 文字列 | TLS/SSL 秘密鍵を読み取ることができるファイルシステムパス。 |
AMQP 設定の例
次の例は、Clair の仮の AMQP 設定を示しています。
AMQP 設定の例
# ...
notifier:
# ...
amqp:
exchange:
name: ""
type: "direct"
durable: true
auto_delete: false
uris: ["amqp://user:pass@host:10000/vhost"]
direct: false
routing_key: "notifications"
callback: "http://clair-notifier/notifier/api/v1/notifications"
tls:
root_ca: "optional/path/to/rootca"
cert: "madatory/path/to/cert"
key: "madatory/path/to/key"
# ...
9.8.3. Clair STOMP 設定フィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の Simple Text Oriented Message Protocol (STOMP) フィールドを Clair ノーティファイアー環境で使用できます。
| .stomp | Object | STOMP 配信のノーティファイアーを設定します。 |
|---|---|---|
| .stomp.direct | Boolean |
|
| .stomp.rollup | Integer |
|
| .stomp.callback | 文字列 |
|
| .stomp.destination | 文字列 | 通知を配信する STOMP の宛先。 |
| .stomp.uris | 文字列 | 接続先の 1 つ以上の STOMP ブローカーのリスト (優先順位順)。 |
| .stomp.tls | Object | STOMP ブローカーへの TLS/SSL 接続を設定しました。 |
| .stomp.tls.root_ca | 文字列 | ルート CA を読み取ることができるファイルシステムパス。
[注意] ==== Go |
| .stomp.tls.cert | String | TLS/SSL 証明書を読み取ることができるファイルシステムパス。 |
| .stomp.tls.key | String | TLS/SSL 秘密鍵を読み取ることができるファイルシステムパス。 |
| .stomp.user | String | STOMP ブローカーのログインの詳細を設定します。 |
| .stomp.user.login | String | 接続に使用する STOMP ログイン。 |
| .stomp.user.passcode | 文字列 | 接続に使用する STOMP パスコード。 |
STOMP 設定の例
次の例は、Clair の仮の STOMP 設定を示しています。
STOMP 設定の例
# ...
notifier:
# ...
stomp:
desitnation: "notifications"
direct: false
callback: "http://clair-notifier/notifier/api/v1/notifications"
login:
login: "username"
passcode: "passcode"
tls:
root_ca: "optional/path/to/rootca"
cert: "madatory/path/to/cert"
key: "madatory/path/to/key"
# ...
9.9. Clair 認可設定フィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair では、次の認可設定フィールドを使用できます。
| フィールド | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| auth | Object |
Clair の外部およびサービス内 JWT ベースの認証を定義します。複数の |
| .psk | 文字列 | 事前共有キー認証を定義します。 |
| .psk.key | 文字列 | JWT の署名と検証を行うすべての当事者間で配布される、base64 でエンコードされた共有キー。 |
| .psk.iss | 文字列 | 確認する JWT 発行者のリスト。空のリストは、JWT クレームで任意の発行者を受け入れます。 |
認可設定の例
次の authorization スニペットは、最小設定用です。
認可設定の例
# ...
auth:
psk:
key: MTU5YzA4Y2ZkNzJoMQ==
iss: ["quay"]
# ...
9.10. Clair トレース設定フィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair では、次のトレース設定フィールドを使用できます。
| フィールド | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| trace | Object | OpenTelemetry に基づいて分散トレース設定を定義します。 |
| .name | 文字列 | トレースが属するアプリケーションの名前。 |
| .probability | Integer | トレースが発生する確率。 |
| .jaeger | Object | Jaeger トレースの値を定義します。 |
| .jaeger.agent | Object | Jaeger エージェントへの配信を設定するための値を定義します。 |
| .jaeger.agent.endpoint | 文字列 |
トレースを送信できる |
| .jaeger.collector | Object | Jaeger コレクターへの配信を設定するための値を定義します。 |
| .jaeger.collector.endpoint | 文字列 |
トレースを送信できる |
| .jaeger.collector.username | 文字列 | Jaeger ユーザー名。 |
| .jaeger.collector.password | 文字列 | Jaeger パスワード。 |
| .jaeger.service_name | 文字列 | Jaeger に登録されているサービス名。 |
| .jaeger.tags | 文字列 | 追加のメタデータを提供するキーと値のペア。 |
| .jaeger.buffer_max | Integer | 保管および分析のために Jaeger バックエンドに送信される前にメモリーにバッファーできるスパンの最大数。 |
トレース設定の例
次の例は、Clair の仮のトレース設定を示しています。
トレース設定の例
# ...
trace:
name: "jaeger"
probability: 1
jaeger:
agent:
endpoint: "localhost:6831"
service_name: "clair"
# ...
9.11. Clair メトリクス設定フィールド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clair では、次のメトリクス設定フィールドを使用できます。
| フィールド | 型 | 説明 |
|---|---|---|
| metrics | Object | OpenTelemetry に基づいて分散トレース設定を定義します。 |
| .name | 文字列 | 使用中のメトリクスの名前。 |
| .prometheus | 文字列 | Prometheus メトリクスエクスポーターの設定。 |
| .prometheus.endpoint | 文字列 | メトリクスが提供されるパスを定義します。 |
メトリクス設定の例
次の例は、Clair の仮のメトリクス設定を示しています。
メトリクス設定の例
# ...
metrics:
name: "prometheus"
prometheus:
endpoint: "/metricsz"
# ...