検索

第4章 タグの使用

download PDF

イメージタグ は、コンテナーイメージの特定のバージョンまたはバリアントに割り当てられたラベルまたは識別子を指します。コンテナーイメージは通常、イメージのさまざまな部分を表す複数のレイヤーで構成されます。イメージタグは、異なるバージョンのイメージを区別したり、イメージに関する追加情報を提供したりするために使用します。

イメージタグには次の利点があります。

  • バージョン管理とリリース: イメージタグを使用すると、アプリケーションまたはソフトウェアのさまざまなバージョンまたはリリースを示すことができます。たとえば、初期リリースを表すために v1.0 とイメージにタグ付けしたり、更新されたバージョンを表すために v1.1 とタグ付けしたりできます。これは、イメージのバージョンの明確な履歴を維持するのに役立ちます。
  • ロールバックとテスト: 新しいイメージのバージョンで問題が発生した場合は、タグを指定することで以前のバージョンに簡単に戻すことができます。これは、デバッグ段階とテスト段階で特に役立ちます。
  • 開発環境: イメージタグは、さまざまな環境で作業する場合に役立ちます。たとえば、開発バージョンには dev タグ、品質保証テストには qa、本番環境には prod タグを使用して、それぞれ機能と設定を異なるものにすることができます。
  • 継続的インテグレーション/継続的デプロイメント (CI/CD): CI/CD パイプラインでは、イメージタグを使用してデプロイメントプロセスを自動化することがよくあります。新しいコードの変更により、特定のタグを持つ新しいイメージの作成をトリガーすることで、シームレスな更新が可能になります。
  • 機能ブランチ: 複数の開発者が異なる機能やバグ修正に取り組んでいる場合は、変更ごとに個別のイメージタグを作成できます。これは、個々の機能を分離してテストするのに役立ちます。
  • カスタマイズ: イメージタグを使用すると、各バリアントを追跡しながら、さまざまな設定、依存関係、または最適化を使用してイメージをカスタマイズできます。
  • セキュリティーとパッチ適用: セキュリティーの脆弱性が発見された場合は、更新されたタグを使用して、パッチが適用されたバージョンのイメージを作成し、セキュアな最新バージョンをシステムで確実に使用できます。
  • Dockerfile の変更: Dockerfile またはビルドプロセスを変更する場合は、イメージタグを使用して、以前の Dockerfile と更新された Dockerfile からビルドしたイメージを区別できます。

全体として、イメージタグはコンテナーイメージを管理および整理するための構造化された方法を提供し、開発、デプロイ、および保守の効率的なワークフローを可能にします。

4.1. タグの表示と変更

Red Hat Quay でイメージタグを表示するには、リポジトリーに移動して、Tags タブをクリックします。以下に例を示します。

リポジトリーからのタグの表示および変更

View and modify tags from your repository

4.1.1. イメージへの新しいイメージタグの追加

Red Hat Quay のイメージに新しいタグを追加できます。

手順

  1. タグの横にある Settings または 歯車 アイコンをクリックし、Add New Tag をクリックします。
  2. タグの名前を入力し、Create Tag をクリックします。

    新しいタグが Repository Tags ページにリストされます。

4.1.2. イメージタグの移動

必要に応じて、タグを別のイメージに移動できます。

手順

  • タグの横にある Settings または 歯車 アイコンをクリックし、Add New Tag をクリックして既存のタグ名を入力します。タグを追加するのではなく移動することを確認するメッセージが表示されます。

4.1.3. イメージタグの削除

イメージタグを削除すると、その特定のバージョンのイメージがレジストリーから実質的に削除されます。

イメージタグを削除するには、次の手順を実行します。

手順

  1. リポジトリーの Tags ページに移動します。
  2. Delete Tag をクリックします。これにより、タグとそのタグに固有のイメージが削除されます。

    注記

    イメージタグの削除は、タイムマシン 機能に割り当てられている時間に基づいて元に戻すことができます。詳細は、「タグの変更を元に戻す」を参照してください。

4.1.3.1. タグの履歴の表示

Red Hat Quay では、イメージとそれぞれのイメージタグの包括的な履歴を確認できます。

手順

  • リポジトリーの Tag History ページに移動して、イメージタグの履歴を表示します。

4.1.3.2. タグの変更を元に戻す

Red Hat Quay は、古いイメージタグを一定期間リポジトリーに保持できる包括的な タイムマシン 機能を備えており、タグに加えられた変更を元に戻すことができます。この機能を使用すると、タグの削除などのタグの変更を元に戻すことができます。

手順

  1. リポジトリーの Tag History ページに移動します。
  2. タイムライン内でイメージタグが変更または削除された時点を見つけます。次に、Revert の下のオプションをクリックしてタグをイメージに復元するか、Permanently Delete の下のオプションをクリックしてイメージタグを完全に削除します。

4.1.4. タグやダイジェストによるイメージの取得

Red Hat Quay では、Docker クライアントと Podman クライアントを使用して、複数の方法でイメージをプルできます。

手順

  1. リポジトリーの Tags ページに移動します。
  2. Manifest で、Fetch Tag アイコンをクリックします。
  3. ポップアップボックスが表示され、次のオプションが表示されます。

    • Podman Pull (by tag)
    • Docker Pull (by tag)
    • Podman Pull (by digest)
    • Docker Pull (by digest)

      4 つのオプションのいずれかを選択すると、イメージのプルに使用できる各クライアント用のコマンドが返されます。

  4. Copy Command をクリックしてコマンドをコピーします。このコマンドはコマンドラインインターフェイス (CLI) で使用できます。以下に例を示します。

    $ podman pull quay-server.example.com/quayadmin/busybox:test2
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.