2.5. ステージングコンテンツの有効化


ステージングコンテンツは、予定されたインストールを行う前にクライアントシステムでパッケージまたはエラータの配備をステージングする機能です。予定された配備の 24 時間前以内にクライアントは RPM の内容をシステムのローカルディスクに事前ダウンロードします。その後、予定されたアクションを実行するときに特定のパッケージおよびエラータはクライアント上でキャッシュされます。これにより、以下が実現されます。
  • ステージングコンテンツがない場合よりも迅速にインストールを行えます。
  • クライアントのリクエストを Satellite サーバーに分散できます。
  • クライアントパッケージのインストールおよびアップグレードに必要な時間が短縮されます。
前提条件

Red Hat Enterprise Linux 5.6 以上または Red Hat Enterprise Linux 6.1 以上がクライアント側に必要になります。

この機能は、Satellite 上ではデフォルトで無効になっています。クライアントのデフォルト設定ファイルは有効になっています。ステージングコンテンツを使用するには、使用する各組織のクライアントシステム上と Satellite サーバー内で有効にする必要があります。
Satellite サーバー上のステージングコンテンツを有効にするには、管理 組織 と選択し、対象の企業または組織をクリックした後、設定 タブで ステージングコンテンツの有効化 オプションを選択します。
クライアント上でステージングコンテンツを有効にするには、テキストエディターで /etc/sysconfig/rhn/up2date ファイルを開き、以下の行が含まれるように編集します。
stagingContent[comment]=Retrieve content of future actions in advance
stagingContent=1

...

stagingContentWindow[comment]=How much forward we should look for future actions. In hours
stagingContentWindow=24
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これらのエントリーが含まれていないと、クライアント内のステージングコンテンツはデフォルトで無効になり、時間帯は 24 時間前になります。
stagingContent=0
stagingContentWindow=24
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