12.6. クライアントへのプッシュを有効にする


ユーザーは、クライアントシステムによる Satellite への定期的なポーリングでスケジュールされた動作があるかを確認できるほか、Satellite からこれらの動作を Provisioning のエンタイトルメントを有するシステムですぐに開始することもできます。これにより、動作をスケジュールしてからクライアントシステムが Red Hat Network から動作を取得するまでに発生する遅延を回避することができます。OSA ディスパッチャー (osa-dispatcher) がこの機能をサポートします。
OSA ディスパッチャーは定期的にクエリーを実行するサービスで、クライアント上で実行すべきコマンドがないか Satellite サーバーに問い合わせます。実行すべき動作があると、jabberd 経由でクライアント上で実行中の osad インスタンス群にメッセージを送信します。

重要

この機能を動作させるには、Red Hat Satellite とそのクライアントシステム群間で SSL を使用する必要があります。SSL 証明書が使用できないと、クライアントシステム上のデーモンが接続に失敗します。
この機能を利用するには、「追加要件」 で説明されているようにファイアウォールのルールをまず設定し、必要なポートでの接続を許可します。
次に、カスタマーポータルの Red Hat Satellite ソフトウェアチャンネルにある osa-dispatcher パッケージをインストールします。インストールが完了したら、root として次のコマンドを使って Satellite 上でサービスを起動します。
service osa-dispatcher start
最後に、プッシュされた動作が受信されるようにすべてのクライアントシステムに osad パッケージをインストールします。このパッケージは Red Hat Satellite 上の Red Hat Network Tools 子チャンネル内にあります。

警告

Red Hat Satellite サーバーには osad パッケージをインストール しない でください。Satellite サーバーにすでにインストールされている osa-dispatcher パッケージと競合してしまいます。
インストールが終了したら、root として以下のコマンドを使用してクライアントシステム上で osad サービスを起動します。
service osad start
他のサービスと同様に、osa-dispatcher および osad は stop、restart、status の各コマンドも受け付けます。
この機能は、クライアントシステムが Satellite の完全修飾ドメイン名 (FQDN) を認識できることに依存しています。Red Hat Update Agent を設定する際に、クライアントシステムはサーバーの IP アドレスではなくこの完全修飾ドメイン名を使用します。詳細は、『『Red Hat Network クライアント設定ガイド』』を参照してください。
これで、Red Hat Satellite からプッシュが有効になっているシステムに動作をスケジュールすると、そのタスクはシステムが Red Hat Network をチェックするのを待たず、すぐに開始されるようになります。
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