3.6. Red Hat Satellite Proxy インストールスクリプトの実行


コマンドラインのインストールプログラムは、実際の Satellite Proxy のインストールプロセスをガイドします。このプログラムでは、インストールオプションや SSL 証明書の生成などの Satellite Proxy インストールおよび初期設定の詳細について一連のプロンプトが表示されます。このステップを実行するにはサーバーへの Root アクセスが必要です。

重要

インストールスクリプトを実行するには、Satellite Proxy に Satellite Server からの SSL ファイルが必要になります。/root/ssl-build ディレクトリーを作成します。
[root@satproxy ~]# mkdir /root/ssl-build
Copy to Clipboard Toggle word wrap
必要な Red Hat Satellite から公開証明書と CA 証明書を新規ディレクトリーにコピーします。
[root@satproxy ~]# scp 'root@satellite.example.com:/root/ssl-build/{RHN-ORG-PRIVATE-SSL-KEY,RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT,rhn-ca-openssl.cnf}' /root/ssl-build
Copy to Clipboard Toggle word wrap
または、インストールを実行する際に --force-own-ca オプションを追加します。
次のインストールスクリプトを実行して Red Hat Satellite Proxy Server をインストールします。
# configure-proxy.sh
Copy to Clipboard Toggle word wrap

注記

プロンプトの表示で Enter キーを押すと、プログラムは括弧で囲まれたデフォルトの応答を使用します。別の方法としては、ユーザーの対話を まったく 使わずにデフォルトの回答を使用したい場合は、インストールスクリプトと共に --non-interactive オプションを使用します。
Satellite Proxy Server のインストール情報の生成

インストールスクリプトは、インストールを実行しているマシンに固有の Satellite Proxy インストールについての詳細情報を要求します。

RHN Parent (親 RHN)
コンテンツを Satellite Proxy に提供するシステムの Satellite Server ドメイン名またはアドレスです。
CA Chain (CA チェーン)
Enter キーを押して、認証局 (CA) チェーンのデフォルトパスを使用します。
Satellite Proxy が Red Hat Satellite と通信している場合、この値は通常 /usr/share/rhn/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT になります。そうでない場合、カスタム SSL 証明書を /usr/share/rhn/ ディレクトリー内で見つける必要があります。
Satellite Proxy version to activate (アクティベートする Satellite Proxy のバージョン)
インストールする Satellite Proxy のバージョンを確認するように求められます。
HTTP Proxy (HTTP プロキシー)
Satellite Proxy サーバーが HTTP プロキシーを使用して接続する場合は、corporate.proxy.example.com:3128 のように、プロキシーのホスト名とポート番号を入力します。
Traceback email (トレースバックメール)
エラー関連のトレースバックメッセージが送信されるメールアドレスのコンマで区切られている一覧です。通常は Satellite Proxy 管理者のメールです。
Use SSL (SSL の使用)
Enter キーを押すか、または y を入力し、SSL を使用するように Satellite Proxy を設定します。
SSL Certificate (SSL 証明書)
有効な SSL サーバー証明書を生成するのに必要な詳細を入力します。例3.1「SSL 証明書の生成例」 は、この証明書を生成する方法を示しています。

例3.1 SSL 証明書の生成例

Regardless of whether you enabled SSL for the connection to the Satellite Proxy Parent
Server, you will be prompted to generate an SSL certificate.
This SSL certificate will allow client systems to connect to this Satellite Proxy
securely. See the Satellite Proxy Installation Guide for more information.
Organization: Example Company
Organization Unit [proxy1.example.com]:
Common Name: proxy1.example.com
City: New York
State: New York
Country code: US
Email [admin@example.com]:
Copy to Clipboard Toggle word wrap
インストールスクリプトが複数セットのパッケージをインストールし、それらをインストールするためのパーミッションを要求します。プロンプトが出されるたびに Y を選択します。
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat