第8章 Red Hat Satellite レポートの生成
本章では、Red Hat Satellite からレポートを生成する方法を説明します。
Red Hat Satellite には、複数のコマンドラインレポートが含まれます。
channel-packages- チャンネル内のパッケージchannels- チャンネルレポートcustom-info- システムカスタム情報の表示entitlements- エンタイトルメントとチャンネルの一覧と使用errata-channels- チャンネル内のエラータの一覧errata-list- システムに対するコンプライアンス検査に基づくエラータ情報errata-list-all- 全エラータの一覧errata-systems- 影響を受ける各システムに適用できる各エラータの一覧inactive-systems- Satellite 内の休止中のシステムinventory- インベントリレポートkickstartable-trees- キックスタート可能なツリーの一覧packages-updates-all- アップグレード可能なパッケージの一覧packages-updates-newest- アップグレード可能なパッケージの一覧scap-scan- OpenSCAP xccdf の評価の結果scap-scan-results- OpenSCAP xccdf の評価の結果system-crash-count- システムのクラッシュ数system-crash-details- システムのクラッシュの詳細system-currency- システムの状態の一覧system-groups- Satellite 内のシステムグループsystem-groups-keys- システムグループのアクティベーションキーsystem-groups-systems- システムグループ内のシステムsystem-groups-users- システムグループのユーザーレポートsystem-history- システムのイベント履歴system-history-channels- チャンネルのイベント履歴system-history-configuration- 設定のイベント履歴system-history-entitlements- システムのエンタイトルメントに関するイベント履歴system-history-errata- エラータに関するイベント履歴system-history-kickstart- キックスタートに関するイベント履歴system-history-packages- パッケージに関連するイベント履歴system-history-scap- OpenSCAP に関するイベント履歴system-packages-installed- システムにインストールされたパッケージusers- システム内のユーザーusers-systems- 個別ユーザーが管理するシステム
レポートを生成するには、以下のように
spacewalk-report コマンドを使用します。
spacewalk-report report-name
# spacewalk-report report-name
このコマンドは、コンマで区切った値 (CSV) の出力として、選択したレポートを生成します。
注記
Satellite のロギング機能は、Satellite バージョン 5.6 以上のフレッシュインストールではデフォルトで追加されます。Satellite が 5.6 未満のバージョンからアップグレードされた場合、ロギング機能はアップグレードの時点で有効化され、その時点からすべてのイベントが監査されます。
そのため、アップグレード以前に作成されたすべてのユーザーは、アップグレードの時点からログに記録されます。過去のユーザー作成や過去のイベントはログに記録されませんが、今後のイベントはすべてログに記録されます。
追加情報を取得するには、
-h オプションを使って spacewalk-report コマンドを実行します。