8.2. Satellite Server または Capsule Server の完全バックアップの実行


Red Hat Satellite 6.10 は、satellite-maintain backup コマンドを使用してバックアップを作成します。

Satellite Server のバックアップには、以下の 3 つの方法があります。

  • オフラインバックアップ
  • オンラインバックアップ
  • スナップショットバックアップ

    それぞれの方法の詳細については、各バックアップ方法の使用法ステートメントを表示できます。

オフラインバックアップの場合:

# satellite-maintain backup offline --help
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オンラインバックアップの場合:

# satellite-maintain backup online --help
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スナップショットバックアップの場合:

# satellite-maintain backup snapshot --help
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ディレクトリーの作成

satellite-maintain backup コマンドを実行すると、指定したバックアップディレクトリーにタイムスタンプの付いたサブディレクトリーが作成されます。satellite-maintain backup コマンドではバックアップは上書きされないので、バックアップまたは増分バックアップから復元する際には、適切なディレクトリーまたはサブディレクトリーを選択する必要があります。satellite-maintain backup コマンドは、必要に応じてサービスを停止したり、再開したりします。

satellite-maintain backup offline コマンドを実行すると、以下のデフォルトのバックアップディレクトリーが作成されます。

  • Satellite では satellite-backup
  • Capsule では foreman-proxy-backup

カスタムディレクトリー名を設定する場合は、--preserve-directory オプションを追加して、ディレクトリー名を追加します。バックアップはその後、コマンドラインで指定したディレクトリーに保存されます。--preserve-directory オプションを使用する場合、バックアップが失敗してもデータは削除されません。

ローカルの PgSQL データベースを使用する場合、postgres ユーザーには、バックアップディレクトリーへの書き込みアクセス権が必要です。

リモートデータベース

satellite-maintain backup コマンドを使用して、リモートデータベースをバックアップできます。

リモートデータベースのバックアップには、オンラインとオフラインの両方の方法を使用できますが、スナップショットなどのオフライン方法を使用すると satellite-maintain backup コマンドはデータベースダンプを実行します。

前提条件

  • バックアップロケーションには、バックアップを保存するのに十分な空きディスク領域があること。詳細は、「バックアップサイズの予測」 を参照してください。

手順

Satellite Server または Capsule Server の完全なオフラインバックアップを実行するには、以下の手順のいずれかを実行します。

警告

Satellite Server および Capsule Server の他のユーザーにすべての変更を保存するよう指示して、バックアップ中は Satellite サービスが利用できないことを警告してください。バックアップと同じ時間に他のタスクがスケジュールされていないことを確認してください。

  • Satellite Server で以下のコマンドを入力します。

    # satellite-maintain backup offline /var/satellite-backup
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  • Capsule Server で以下のコマンドを入力します。

    # satellite-maintain backup offline /var/foreman-proxy-backup
    Copy to Clipboard
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