5.4. カスタム RPM リポジトリーの追加
以下の手順を使用して、Satellite でカスタム RPM リポジトリーを追加します。Web UI の代わりに CLI を使用する場合は、CLI 手順 を参照してください。
Satellite Web UI の製品ウィンドウには、リポジトリーの検出 機能があり、URL からすべてのリポジトリーを見つけ、どのリポジトリーを自分のカスタム製品に追加するかを選択できます。たとえば、リポジトリーの検出 を使用して、http://yum.postgresql.org/9.5/redhat/
を検索し、Red Hat Enterprise Linux の各バージョンおよびアーキテクチャー用のすべてのリポジトリーをリスト表示することができます。これにより、ユーザーは 1 つのソースから複数のリポジトリーをインポートする時間を節約できます。
カスタム RPM のサポート
Red Hat は、サードパーティーのサイトから直接アップストリームの RPM をサポートしていません。これらの RPM は同期プロセスのデモに使用されます。これらの RPM に関する問題については、サードパーティーの開発者に連絡してください。
手順
- Satellite Web UI で、Content > Products に移動し、使用する製品を選択してから New Repository をクリックします。
- 名前 フィールドに、リポジトリーの名前を入力します。Red Hat Satellite 6 では、名前 に入力した内容に基づいて ラベル フィールドに値が自動的に入力されます。
-
タイプ のリストから、リポジトリーのタイプを選択します。RPM ファイル (
yum
)、Docker イメージ (docker
)、ファイル (file
) などのいずれかのリポジトリーを選択できます。yum
コンテンツタイプを選択すると、ホストのアーキテクチャーと OS バージョンに基づいて、リポジトリーがホストで利用できるかどうかを制限できます。 - オプション: アーキテクチャーに制限 のリストから、アーキテクチャーを選択します。アーキテクチャーに関係なく、すべてのホストがリポジトリーを利用できるようにするために、デフォルト値の 制限なし が選択されていることを確認してください。
- オプション: OS バージョンに制限 のリストから、OS バージョンを選択します。OS のバージョンに関係なく、すべてのホストがリポジトリーを利用できるようにするために、デフォルト値の 制限なし が選択されていることを確認してください。
-
URL フィールドに、ソースとして使用する外部リポジトリーの URL を入力します。Satellite は、
http://
、https://
、およびfile://
の 3 つのプロトコルをサポートしています。file://
リポジトリーを使用している場合は、/var/lib/pulp/sync_imports/
ディレクトリーの下に配置する必要があります。 - ダウンロードポリシー リストから、Satellite Server が実行する同期の種類を選択します。「ダウンロードポリシーの概要」 を参照してください。
- 同期時のミラー チェックボックスが選択されていることを確認します。アップストリームのリポジトリーにないコンテンツが同期中に削除されるようにします。
- チェックサム のリストから、リポジトリーのチェックサムタイプを選択します。
- オプション: 必要に応じて、HTTP 経由で公開 チェックボックスの選択を解除して、このリポジトリーの HTTP 経由での公開を無効にできます。
- オプション: GPG キー のリストから、製品の GPG キーを選択します。
- 保存 をクリックします。
CLI 手順
以下のコマンドを実行してリポジトリーを作成します。
# hammer repository create \ --name "My_Repository" \ --content-type "yum" \ --os-version "My_OS_Version" \ --arch "My_System_Architecture" \ --publish-via-http true \ --url http://yum.postgresql.org/9.5/redhat/rhel-7-x86_64/ \ --gpg-key "My_Repository" \ --product "My_Product" \ --organization "My_Organization"
「リポジトリーの同期」 に進み、リポジトリーを同期します。