2.6. アプリケーションのライフサイクル
2.6.1. Red Hat Satellite 5
Red Hat Satellite 5 におけるアプリケーションのライフサイクルは、パスのステージを進んでいきます。たとえば、アプリケーションの場合は、開発からテストに進み、その後一般提供 (GA) と進みます。Red Hat Satellite 5 の各ステージでは、ライフサイクルのある特定の時点で、システムの定義を使用してシステムを管理します。Red Hat Satellite 5 のシステムの定義は、キックスタートプロファイルで使用されているソフトウェアチャンネルと設定チャンネルのセットになります。
図2.6 Red Hat Satellite 5 におけるアプリケーションのライフサイクル
2.6.2. Red Hat Satellite 6
Red Hat Satellite 6 のアプリケーションライフサイクルは、ライフサイクル環境とコンテンツビューという、2 つの重要なコンポーネントに分かれています。
アプリケーションライフサイクルは、ライフサイクル環境 に分けられ、それぞれがライフサイクルの各ステージを表します。このライフサイクルの環境は 環境パス にリンクされます。コンテンツは、環境パスの次のライフサイクルステージにプロモートできます。たとえば、アプリケーションの特定のバージョンで環境を完了し、このバージョンをテスト環境にプロモートしたら、次のバージョンの開発を開始できます。
図2.7 4 つの環境を含む環境パス
コンテンツビューとは、マネージドのコンテンツセレクションで、この中にはオプションのフィルター機能とともに、1 つ以上の yum、Puppet リポジトリーが含まれます。フィルターを包括的または排他的に使用して、ライフサイクルの管理用にコンテンツのシステムビューを調整することができます。また、フィルターを使用してクライアントシステムで利用できるようにコンテンツをカスタマイズできます。コンテンツビューのバージョンは、アプリケーションライフサイクル期間に環境パス上でプロモートされます。公開されたコンテンツビューがライフサイクル環境と共に使用されます。