2.4. 切断されているコンテンツ管理
Satellite 5 と Satellite 6 との間の主な違いは、切断した (ネットワークに接続していない) コンテンツ管理のエリアになります。両バージョンの Satellite でプロビジョニングを行い、インターネットに直接接続しなくてもホストを同期することができますが、その方法は少々異なります。
2.4.1. Red Hat Satellite 5
Red Hat Satellite 5 は、katello-disconnected
ユーティリティーと同期ホストを使用して、切断されているコンテンツの管理を行います。この場合、インターネット接続のある中間システムが同期ホストとして機能する必要があります。この同期ホストは、Satellite Server とは分離したネットワークに置かれます。
同期ホストは、Red Hat コンテンツ配信ネットワーク (CDN) からコンテンツをインポートします。その後、DVD、CD などのメディアや、外部ハードドライブにコンテンツをエクスポートしてから、ネットワークから切断されている Satellite Server に移行します。
2.4.2. Red Hat Satellite 6
Red Hat Satellite 6 では、インターネットを使用する 2 つ目の Satellite と、Inter-Satellite Synchronization (ISS) 機能を使用して、ネットワークに接続されていないコンテンツの管理を実現します。
ネットワークに接続している Satellite は、Red Hat Content Delivery Network (CDN) からコンテンツをインポートします。その後、DVD、CD などのメディアや、外部ハードドライブにコンテンツをエクスポートしてから、ネットワークから切断されている Satellite Server に移行します。この Inter-Satellite Synchronization (ISS) 機能により、完全更新または増分更新を作成できるようになります。詳細は コンテンツ管理ガイド の Satellite Server 間でのコンテンツ同期 を参照してください。