5.3. Capsule Server の更新
この手順を使用して、Capsule Server を次のマイナーバージョンに更新します。
手順
Satellite Maintenance リポジトリーが有効になっていることを確認します。
# subscription-manager repos --enable \ rhel-7-server-satellite-maintenance-6-rpms
利用可能なバージョンを確認して、次のマイナーバージョンがリストされていることを確認します。
# satellite-maintain upgrade list-versions
ヘルスチェックオプションを使用して、システムがアップグレードの準備ができているかどうかを確認します。
# satellite-maintain upgrade check --target-version 6.10.z
結果を確認し、アップグレードを実行する前に、強調表示されているエラー状態に対応します。
更新時間は長くなるため、通信セッションの中断と再接続を可能にする
screen
などのユーティリティーを使用します。これにより、コマンドシェルに接続し続けなくてもアップグレードの進捗が確認できるようになります。screen コマンドの使用方法は、Red Hat ナレッジベース の How do I use the screen command? を参照してください。アップグレードコマンドを実行しているコマンドシェルへの接続がなくなった場合は、
/var/log/foreman-installer/satellite.log
ファイルのログメッセージで、プロセスが完全に終了したかどうかを確認できます。アップグレードを実行します。
# satellite-maintain upgrade run --target-version 6.10.z
カーネルパッケージが最後に更新された日時を確認します。
# rpm -qa --last | grep kernel
オプション: 最後の再起動以降にカーネルが更新された場合には、
satellite-maintain
サービスを停止して、システムを再起動します。# satellite-maintain service stop # reboot