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3.5. Satellite クライアントのアップグレード

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Satellite Tools 6.10 リポジトリーには、エラータを管理するための通信サービスを提供する katello-agent および katello-host-tools が含まれます。

注記

Katello エージェントは非推奨で、今後の Satellite のバージョンで削除されます。ワークロードを移行して、リモート実行機能を使用してクライアントをリモートで更新します。詳細は、Managing Hosts GuideMigrating from Katello Agent to Remote Execution を参照してください。

katello-agent および goferd を使用したデプロイメントの場合は、すべてのクライアントを katello-agent の新しいバージョンに更新します。katello-agent および goferd を使用しないデプロイメントの場合は、すべてのクライアントを katello-host-tools の新しいバージョンに更新します。お使いのクライアントが Satellite Server との互換性を完全に確保できるように、できるだけ早くこの作業を完了してください。

前提条件

  • Satellite Server がアップグレードされている。
  • Satellite で、新しい Satellite Tools 6.10 リポジトリーを有効にしておく。
  • Satellite で、新しいリポジトリーを同期しておく。
  • 以前にクライアントに katello-agent をインストールしたことがなく、インストールする場合は、手動の方法を使用する。詳しくは、Satellite クライアントの手動アップグレードを参照する。
警告

カスタムの証明書を実装している場合は、/root/ssl-build ディレクトリーと、カスタム証明書に関連するソースファイルを作成したディレクトリーのコンテンツを保持する必要があります。

アップグレード時にこのファイルを保持できないと、アップグレードは失敗します。ファイルを削除してしまった場合は、アップグレードを進めるためにバックアップから復元する必要があります。

一括リポジトリー設定 UI を使用した Satellite クライアントのアップグレード

  1. Satellite Web UI で、ホスト > コンテンツホスト に移動し、アップグレードするコンテンツホストを選択します。
  2. アクションの選択 リストから リポジトリーセットの管理 を選択します。
  3. リポジトリーセットの管理 リストから、Red Hat Satellite Tools 6.9 のチェックボックスを選択します。
  4. アクションの選択 リストから Override to Disabled (無効に上書き) を選択し、Done (完了) をクリックします。
  5. プロセスが完了したら、以前の手順で使用した同じホストセットの アクションの選択 リストから、リポジトリーセットの管理 を選択します。
  6. リポジトリーセットの管理 リストから、Red Hat Satellite Tools 6.10 のチェックボックスを選択します。
  7. アクションの選択 リストから Override to Enabled (有効に上書き) を選択し、Done (完了) をクリックします。
  8. プロセスが完了したら、以前の手順で使用した同じホストセットの アクションの選択 リストから、パッケージの管理 を選択します。
  9. パッケージ 検索フィールドに、設定に応じて以下のいずれかのオプションを入力します。

    • お使いのデプロイメントで katello-agent および goferd を使用する場合は、katello-agent と入力します。
    • お使いのデプロイメントで katello-agent および goferd を使用しない場合は、katello-host-tools と入力します。
  10. Update リストから、via remote execution オプションを選択する必要があります。Katello エージェントを使用してパッケージを更新すると、これによりクライアントと Satellite または Capsule Server 間の通信が中断され、更新が失敗することから、リモート実行経由の選択が必要です。詳細は、ホストの管理 ガイドの リモートジョブの設定とセットアップ を参照してください。

Satellite クライアントの手動アップグレード

  1. クライアントシステムにログインします。
  2. 以前のバージョンの Satellite のリポジトリーを無効にします。

    # subscription-manager repos \
    --disable rhel-7-server-satellite-tools-6.9-rpms
  3. このバージョンの Satellite 向け Satellite Tools 6.10 リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos \
    --enable=rhel-7-server-satellite-tools-6.10-rpms
  4. お使いの設定に応じて、以下のいずれかの手順を実行します。

    • お使いのデプロイメントで katello-agent および goferd を使用する場合は、以下のコマンドを入力して katello-agent をインストールまたはアップグレードします。

      # yum install katello-agent
    • お使いのデプロイメントで katello-agent および goferd を使用しない場合は、以下のコマンドを入力して katello-host-tools をインストールまたはアップグレードします。

      # yum install katello-host-tools
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