第3章 Satellite Server のインストール


オンラインネットワークから Satellite Server をインストールする場合は、Red Hat コンテンツ配信ネットワークから直接パッケージと更新を取得できます。

注記

Satellite Server に自己登録することはできません。

以下の手順を使用して、Satellite Server をインストールし、初期設定を実行して、サブスクリプションマニフェストをインポートします。サブスクリプションマニフェストの詳細は、コンテンツの管理Red Hat サブスクリプションの管理 を参照してください。

Satellite インストールスクリプトは Puppet をベースとするので、インストールスクリプトを複数回実行すると、手動での設定変更を上書きする可能性がある点に注意してください。これを回避し、今後どの変更を適用するか判断するには、インストールスクリプトの実行時に --noop の引数を使用します。この引数では、実際の変更は加えられません。今後変更される可能性のある内容は /var/log/foreman-installer/satellite.log に書き込まれます。

ファイルは常にバックアップされるため、不要な変更を元に戻すことができます。たとえば、foreman-installer ログで Filebucket に関する以下のようなエントリーが確認できます。

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/Stage[main]/Dhcp/File[/etc/dhcp/dhcpd.conf]: Filebucketed /etc/dhcp/dhcpd.conf to puppet with sum 622d9820b8e764ab124367c68f5fa3a1

以前のファイルは以下のように復元できます。

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# puppet filebucket -l \
restore /etc/dhcp/dhcpd.conf 622d9820b8e764ab124367c68f5fa3a1

3.1. Red Hat CDN に接続するための HTTP プロキシーの設定

前提条件

ネットワークゲートウェイと HTTP プロキシーは、次のホストへのアクセスを許可する必要があります。

Host nameポートプロトコル

subscription.rhsm.redhat.com

443

HTTPS

cdn.redhat.com

443

HTTPS

cert.console.redhat.com (Red Hat Insights を使用している場合)

443

HTTPS

api.access.redhat.com (Red Hat Insights を使用している場合)

443

HTTPS

cert-api.access.redhat.com (Red Hat Insights を使用している場合)

443

HTTPS

console.redhat.com (Red Hat Insights を使用している場合)

443

HTTPS

connect.cloud.redhat.com (Red Hat Insights を使用している場合)

443

HTTPS

Satellite Server は、SSL を使用して Red Hat CDN との通信のセキュリティーを確保します。SSL インターセプションプロキシーを使用すると、この通信を干渉します。これらのホストはプロキシーでホワイトリスト化する必要があります。

Red Hat CDN (cdn.redhat.com) で使用されている IP アドレスのリストは、Red Hat カスタマーポータルのナレッジベース記事 Red Hat が公開している CIDR のリスト を参照してください。

HTTP プロキシーを使用して subscription-manager を設定するには、次の手順に従います。

手順

  1. Satellite Server の /etc/rhsm/rhsm.conf ファイルで、以下の詳細を記入します。

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    # an http proxy server to use (enter server FQDN)
    proxy_hostname = myproxy.example.com
    
    # port for http proxy server
    proxy_port = 8080
    
    # user name for authenticating to an http proxy, if needed
    proxy_user =
    
    # password for basic http proxy auth, if needed
    proxy_password =
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