第14章 Google Compute Engine でのクラウドインスタンスのプロビジョニング


Satellite は、Google Compute Engine (GCE) と対話して、新規仮想マシンの作成、電源管理の状態の制御などを実行できます。

GCE ホストの作成には、Satellite では Red Hat がサポートするゴールデンイメージのみを使用できます。

前提条件

  • Satellite でドメインとサブネットを設定する。ネットワーク要件の詳細は、3章ネットワークの設定 を参照してください。
  • Red Hat Enterprise Linux の同期済みのコンテンツリポジトリーを使用できる。詳細は、コンテンツの管理リポジトリーの同期 を参照してください。
  • ホスト登録用のアクティベーションキーを用意している。詳細は、コンテンツの管理アクティベーションキーの作成 を参照してください。
  • GCE プロジェクトで、必要な IAM Compute ロールでサービスアカウントを設定します。詳細は、GCE ドキュメントの Compute Engine IAM roles を参照してください。
  • GCE プロジェクト全体のメタデータで、enable-osloginFALSE に設定します。詳細は、GCE ドキュメントの Enabling or disabling OS Login を参照してください。
  • オプション: GCE ホストで Puppet を使用するには、Administer > Settings > Puppet に移動して、Use UUID for certificates 設定を有効にして、Puppet が一貫性のある Puppet 証明書 ID を使用するように設定します。
  • ニーズに合わせて finish または user_data プロビジョニングテンプレートと使用するオペレーティングシステムを関連付けます。詳細は、ホストのプロビジョニングプロビジョニングテンプレート を参照してください。

14.1. Satellite Server への Google GCE 接続の追加

この手順を使用して、Google Compute Engine (GCE) を Satellite のコンピュートリソースとして追加します。Satellite Web UI の代わりに CLI を使用する場合は、CLI 手順 を参照してください。

手順

  1. Google GCE で、サービスアカウントキーを JSON 形式で生成します。詳細は、GCE ドキュメントの サービスアカウントキーの作成と管理 を参照してください。
  2. Satellite Web UI で Infrastructure > Compute Resources に移動して、Create Compute Resource をクリックします。
  3. Name フィールドには、コンピュートリソースの名前を入力します。
  4. Provider のリストから Google を選択します。
  5. オプション: Description フィールドに、リソースの説明を入力します。
  6. JSON key フィールドで、Choose File をクリックし、ローカルマシンからアップロードするサービスアカウントキーを見つけます。
  7. Load Zones をクリックして GCE 環境からゾーンリストを生成します。
  8. Zone リストから使用する GCE ゾーンを選択します。
  9. Submit をクリックします。

CLI 手順

  1. Google GCE で、サービスアカウントキーを JSON 形式で生成します。詳細は、GCE ドキュメントの サービスアカウントキーの作成と管理 を参照してください。
  2. ファイルをローカルマシンから Satellite Server にコピーします。

    # scp My_GCE_Key.json root@satellite.example.com:/etc/foreman/My_GCE_Key.json
    Copy to Clipboard
  3. Satellite Server で、サービスアカウントキーの所有者を foreman ユーザーに変更します。

    # chown root:foreman /etc/foreman/My_GCE_Key.json
    Copy to Clipboard
  4. Satellite Server で、サービスアカウントキーのアクセス許可を設定して、ファイルが読み取り可能であることを確認します。

    # chmod 0640 /etc/foreman/My_GCE_Key.json
    Copy to Clipboard
  5. Satellite Server で、サービスアカウントキーの SELinux コンテキストを復元します。

    # restorecon -vv /etc/foreman/My_GCE_Key.json
    Copy to Clipboard
  6. hammer compute-resource create コマンドを使用して GCE コンピュートリソースを Satellite に追加します。

    # hammer compute-resource create \
    --key-path "/etc/foreman/My_GCE_Key.json" \
    --name "My_GCE_Compute_Resource" \
    --provider "gce" \
    --zone "My_Zone"
    Copy to Clipboard
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