付録B 非接続の Satellite Server へのコンテンツ ISO のインポート
インターネットに接続されていない閉鎖されたネットワークでホストが機能する必要があるという、セキュリティーレベルの高い環境でも、Satellite Server は、システムに最新のセキュリティー更新、エラータおよびパッケージを提供することができます。これを実行するには、Red Hat Satellite 用のコンテンツ ISO を Red Hat カスタマーポータルからダウンロードして、Satellite Server にインポートします。
お使いの Satellite Server がインターネットに接続している場合は、本セクションは必要ありません。
Red Hat カスタマーポータルから製品の ISO をダウンロードします。
- (ウィンドウの最上部にある) ダウンロードに移動し、Red Hat Satellite を選択します。
- コンテンツ ISO タブを開きます。サブスクリプションの全製品が記載されています。
- 製品名、例えば Red Hat Enterprise Linux 6 Server (x86_64)(2015-03-12) のリンクをクリックして、ISO をダウンロードします。
-
Satellite がアクセスできるディレクトリーに Satellite コンテンツ ISO すべてをコピーします。この例では
/root/isos
を使います。 Satellite 上で httpd を使って共有されるローカルディレクトリーを作成します。この例では、
/var/www/html/pub/sat-import/
を使用します。# mkdir -p /var/www/html/pub/sat-import/
最初の ISO のコンテンツをローカルディレクトリーにマウントし、再帰的にコピーします。
# mkdir /mnt/iso # mount -o loop /root/isos/first_iso /mnt/iso # cp -ruv /mnt/iso/* /var/www/html/pub/sat-import/ # umount /mnt/isoe # rmdir /mnt/iso
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各 ISO で上記の作業を繰り返して、コンテンツ ISO から全データを
/var/www/html/pub/sat-import/
にコピーします。 ディレクトリーに正しい SELinux コンテキストが設定されていることを確認します。
# restorecon -rv /var/www/html/pub/sat-import/
- これで Satellite Server にコンテンツ ISO からのコンテンツが格納されました。ただし、Satellite Server はこの場所を CDN URL としてポイントする必要があります。Satellite Web UI で コンテンツ > Red Hat サブスクリプション に移動します。
- マニフェストの管理 をクリックします。
- サブスクリプションマニフェストの情報画面で アクション タブを選択します。
Red Hat プロバイダーの詳細までスクロールします。Red Hat CDN URL の編集アイコンをクリックし、URL を 新規に作成されたディレクトリーのある Satellite ホスト名に変更します。例を示します。
http://server.example.com/pub/sat-import/
- 保存 クリックしてから、「Satellite Server へのサブスクリプションマニフェストのインポート」 に従ってマニフェストをアップロードします。
これで Satellite は、ファイルが http://server.example.com/pub/sat-import/
にある独自の CDN として機能するようになります。ただしこれは必須ではありません。Satellite Server が HTTP 経由でアクセス可能であれば、同一の非接続ネットワーク内の別のマシンで CDN をホストすることができます。
お使いの環境が非接続から接続に変更された場合は、接続されていなかった Satellite が Red Hat カスタマーポータルから直接コンテンツをプルするように設定することができます。
- Satellite Web UI で コンテンツ > Red Hat サブスクリプション に移動します。
- マニフェストの管理 をクリックします。
- サブスクリプションマニフェストの情報画面で アクション タブを選択します。
Red Hat プロバイダーの詳細までスクロールします。Red Hat CDN URL の編集アイコンをクリックし、URL を Red Hat CDN URL に変更します。
https://cdn.redhat.com
- 保存 をクリックします。
これで Satellite Server は次回の同期でコンテンツを直接 Red Hat カスタマーポータルからプルするようになります。