11.5. Satellite 検出のトラブルシューティング


検出されたホストの Satellite Web UI にマシンが正しく表示されない場合は、以下の設定領域を調べてエラーを切り分けます。
  • デフォルト PXE Linux テンプレートの再デプロイを試行します。
  • TFTP Capsule Server で pxelinux.cfg/default 設定ファイルを確認します。
  • ホスト、Capsule Server、および Satellite Server 間で適切なネットワーク接続があることを確認します。
  • デフォルトの PXE Linux テンプレートで proxy.url および proxy.type オプションを確認します。
  • DNS がそのイメージに対して正しく機能していることを確認するか、またはデフォルト PXE Linux テンプレートの proxy.url オプションで IP アドレスを使用します。
  • DHCP サーバーが IP アドレスを起動したイメージに適切に送信していることを確認します。
  • 検出されたホスト(または仮想マシン)に 500 MB 以上のメモリーがあることを確認します。メモリーが少なくなると、イメージをインメモリーで抽出する必要があるため、各種のカーネルパニックエラーがランダムに発生する可能性があります。
重要なシステムファクトを収集するには、discovery-debug コマンドを使用します。これにより、システムログ、ネットワーク設定、ファクトのリストなどの情報が標準出力に出力されます。通常のユースケースでは、scp コマンドでこの出力をリダイレクトしてコピーし、さらに調査します。
検出されたホストの最初の仮想コンソールは systemd ログ用に予約されます。特に役立つシステムログには、以下のようにタグが付けられます。
  • discover-host: 初回ファクトのアップロード
  • foreman-discovery: ファクトの更新、リモート再起動のコマンド
  • nm-prepare: NetworkManager を事前に定義する起動スクリプト
  • NetworkManager: ネットワーク情報
TTY2 以上を使用して、検出されたホストにログインします。root アカウントおよび SSH アクセスはデフォルトで無効にされますが、以下のカーネルコマンドラインのオプションを使用して、デフォルト PXELinux テンプレートの APPEND 行で、SSH の有効化および root パスワードの設定ができます。
fdi.ssh=1 fdi.rootpw=redhat
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