クイックスタートガイド
Red Hat Satellite Server からの物理および仮想ホストのインストール、設定、プロビジョニング
概要
第1章 本書の対象者 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クイックスタートガイドでは、お使いの環境の前提条件をもとに Satellite Server をインストールして設定する方法を紹介します。ここでは、必要なトポロジーを設定し、ネットワークでホストをプロビジョニングするのに必要な設定情報をすべて提供します。
お使いの環境が以下の前提条件に当てはまる場合は、本書をご利用ください。
- Red Hat Satellite を新規インストールする場合
- Satellite Server のデプロイメントが 1 つの場合
- Red Hat コンテンツ配信ネットワークに接続して、パッケージや更新を取得する場合
- Satellite サーバーに接続する外部の DNS サーバーがすでにある場合
- お使いの環境では DHCP を使用せず、外部の DHCP サービスを使用する場合
- パッチ修正用の Satellite に登録するホストが存在する場合
- PXE を使用しない検出を使用して、ホストをプロビジョニングする場合
- キックスタートベースのデプロイメントを使用する場合
- デプロイメントで、シンプルなコンテンツビューを使用する場合
- IPv4 を使用している場合
本書のタスクではサンプルの情報を使用する場合があります。その場合は、お使いの環境に合わせて値を変更してください。
お使いの環境が上記の前提条件に該当しない場合には、以下のドキュメントを参照して、Satellite Server をインストールしてください。
第2章 Satellite Server のインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
2.1. Satellite Server のインストールの準備 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Satellite Server をインストールする前に、前提条件をすべて満たしていることを確認してください。
前提条件
- Satellite Server をインストールおよび設定する前に Red Hat Enterprise Linux 7 ホストを作成する必要があります。Red Hat Enterprise Linux バージョン 7.4 以降がサポートされます。Red Hat Enterprise Linux 7 のインストール方法は『Red Hat Enterprise Linux 7 インストールガイド』を参照してください。
- インストール要件 (たとえばストレージ要件) を満たしており、ネットワークポートとファイアウォールが開いていて設定されている必要があります。 詳しい情報は『Red Hat Satellite インストールガイド』の「インストールのための環境準備」を参照してください。
2.2. Red Hat Subscription Management への登録 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Subscription Management にホストを登録すると、ユーザーが利用可能なサブスクリプションに ホストを登録して、サブスクリプションのコンテンツを使用できるようになります。これには、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat Software Collection (RHSCL)、Red Hat Satellite などのコンテンツが含まれます。
ユーザー名およびパスワードを使用して Satellite Server を登録します。
subscription-manager register
# subscription-manager register Username: Password: The system has been registered with ID: 541084ff2-44cab-4eb1-9fa1-7683431bcf9aCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
2.3. Satellite サブスクリプションの確認、およびホストへのサブスクリプションの割り当て リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホストを登録したら、Satellite サブスクリプションプール ID を確認する必要があります。このプール ID を使用して、必要なサブスクリプションをホストに割り当てることができます。Satellite サブスクリプションは、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat Software Collections (RHSCL)、Red Hat Satellite、および Satellite コンテンツへのアクセスを提供します。必要なサブスクリプションは Satellite サブスクリプションのみとなります。
Satellite サブスクリプションを確認するには、以下のコマンドを入力します。
subscription-manager list --all --available
# subscription-manager list --all --availableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この出力では、以下のような内容が表示されます。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - あとで Satellite ホストに割り当てられるように、プール ID をメモします。実際に使用するプール ID は、この例で使用されているものとは異なります。
Satellite Server にサブスクリプションを割り当てるには、お使いの環境のプール ID を使用して、以下のコマンドを実行します。
subscription-manager attach --pool=8a85f9874152663c0541943739717d11
# subscription-manager attach --pool=8a85f9874152663c0541943739717d11Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この出力では、以下のような内容が表示されます。
Successfully attached a subscription for: Red Hat Satellite
Successfully attached a subscription for: Red Hat SatelliteCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サブスクリプションが正しく割り当てられたことを確認するには、以下のコマンドを実行します。
subscription-manager list --consumed
# subscription-manager list --consumedCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この出力では、以下のような内容が表示されます。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
2.4. リポジトリーの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
既存のリポジトリーをすべて無効にします。
subscription-manager repos --disable "*"
# subscription-manager repos --disable "*"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Red Hat Enterprise Linux Server リポジトリー、Red Hat Software Collections リポジトリー、および Red Hat Satellite リポジトリーを有効にします。
以下の例では、Red Hat Enterprise Linux 7 を使用します。
subscription-manager repos \ --enable rhel-7-server-rpms \ --enable rhel-server-rhscl-7-rpms \ --enable rhel-7-server-satellite-6.3-rpms
# subscription-manager repos \ --enable rhel-7-server-rpms \ --enable rhel-server-rhscl-7-rpms \ --enable rhel-7-server-satellite-6.3-rpmsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記別のバージョンの Red Hat Enterprise Linux を使用する場合は、お使いのバージョンに合わせてリポジトリーに変更してください。
メタデータを消去します。
yum clean all
# yum clean allCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow リポジトリーが有効になっていることを確認します。
yum repolist enabled
# yum repolist enabledCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
2.5. Satellite Server のインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Satellite Server パッケージをインストールします。
yum install satellite
# yum install satelliteCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Satellite Server をインストールして、初期設定を実行します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
2.6. Hammer CLI の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コマンドを実行するたびに入力する必要がないように、認証情報を作成して保存することができます。また、admin ユーザーが特定の組織およびロケーションにデフォルトでログインするように、サーバーを設定することもできます。
~/.hammer/cli_config.ymlファイルがない場合は、作成します。mkdir ~/.hammer touch ~/.hammer/cli_config.yml
# mkdir ~/.hammer # touch ~/.hammer/cli_config.ymlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 現在のユーザーだけがこのファイルの読み取りができるように、パスワードを保護します。たとえば、root で hammer コマンドを実行するようにする場合は、以下のコマンドを実行します。
chmod 600 ~/.hammer/cli_config.yml
# chmod 600 ~/.hammer/cli_config.ymlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の内容を上記のファイルに追加します。
:foreman: :host: 'https://satellite.example.net/' :username: 'admin' :password: 'redhat'
:foreman: :host: 'https://satellite.example.net/' :username: 'admin' :password: 'redhat'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 重要~/.hammer/cli_config.ymlファイルでは Tab を使用しないようにしてください。インデントには、必ずスペースを使用してください。adminユーザーがデフォルトで特定の組織やロケーションにログインするように設定します。hammer user update --login admin \ --default-location-id 1 \ --default-organization-id 1 \ --locations "$LOCATION" \ --organizations "$ORG"
# hammer user update --login admin \ --default-location-id 1 \ --default-organization-id 1 \ --locations "$LOCATION" \ --organizations "$ORG"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
2.7. カスタマーポータルでサブスクリプションの割り当ての作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マニフェストを作成するには、最初に割り当てを作成し、その割り当てからマニフェストをエクスポートする必要があります。
サブスクリプション情報は、Red Hat カスタマーポータルでアクセスできます。そこでサブスクリプション割り当てを使用して、Red Hat Satellite サーバーなどのオンプレミス管理アプリケーションで使用するサブスクリプションを割り当てることができます。
- ブラウザーで カスタマーポータル (https://access.redhat.com/) を開き、Red Hat アカウントでログインします。
- カスタマーポータルの左上にある サブスクリプション に移動します。
- サブスクリプション割り当て に移動します。
- 新規サブスクリプションの割り当て をクリックします。
- 名前 フィールドに名前を入力します。
- タイプ の一覧から、お使いの Satellite Server に一致するタイプとバージョンを選択します。
- 作成 をクリックします。
2.7.1. 割り当てへのサブスクリプションの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順では、サブスクリプションを割り当てに追加する方法について説明します。
- サブスクリプション割り当て に移動します。
- 変更するサブスクリプションの名前を選択します。
- サブスクリプション タブをクリックします。
- サブスクリプションの追加 をクリックします。
- Red Hat 製品サブスクリプションの一覧が表示されます。各製品に対するエンタイトルメントの数量 を入力します。
- 送信 をクリックして割り当てを完了します。
割り当てにサブスクリプションを追加したら、マニフェストファイルをエクスポートします。
2.8. カスタマーポータルからのサブスクリプションマニフェストのエクスポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
1 つ以上のサブスクリプションがあるサブスクリプション割り当てを表示し、以下のいずれかからマニフェストをエクスポートできます。
- サブスクリプション セクションの 詳細 タブから マニフェストのエクスポート ボタンをクリックします。
- サブスクリプション タブから マニフェストのエクスポート ボタンをクリックします。
マニフェストをエクスポートすると、カスタマーポータルにより、選択したサブスクリプション証明書がエンコードされ、.zip アーカイブが作成されます。作成した .zip アーカイブはサブスクリプションのマニフェストで、Satellite サーバーにアップロードできます。
2.9. マニフェストの Satellite Server へのアップロード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Web UI を使用したマニフェストのアップロード
- 組織が正しいことを確認します。
- コンテンツ > Red Hat サブスクリプション をクリックします。
- マニフェストの管理 をクリックして、サブスクリプションページを開きます。
- ファイルの選択 をクリックして、作成したマニフェストファイルを選択します。
- アップロード をクリックして、マニフェストを Satellite Server にアップロードします。
Hammer CLI を使用したマニフェストのアップロード
Satellite Server にマニフェストをアップロードします。
hammer subscription upload \ --file ~/manifest_file.zip \ --organization "organization_name"
# hammer subscription upload \ --file ~/manifest_file.zip \ --organization "organization_name"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
第3章 オブジェクトのデフォルト組織およびロケーションへの関連付け リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
3.1. 新規ドメインの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Web UI をご利用の場合
インフラストラクチャー → ドメイン に移動して、新規ドメイン をクリックします。この UI には、ドメイン詳細を入力できるフィールドがあります。
ドメイン タブの項目:
-
名前: ドメイン名。この例では
example.comを使用します。 -
説明: ドメインのプレーンテキストでの説明。この例では
ACME’s example domainを使用します。 - DNS Capsule: DNS の割り当てに使用するカプセル。この例では、Satellite Server の Integrated Capsule を使用します。
-
名前: ドメイン名。この例では
ロケーション タブの項目:
-
このドメインを使用する場所を選択します。たとえば、
New Yorkなどの場所を選択します。
-
このドメインを使用する場所を選択します。たとえば、
組織 タブの項目:
-
ACMEなど、このドメインを使用する組織を選択します。
-
CLI をご利用の場合
以下のコマンドでドメインを作成します。
hammer domain create --name "example.com" \ --description "ACME's example domain" \ --dns_id 1 --locations "New York" \ --organizations "ACME"
# hammer domain create --name "example.com" \
--description "ACME's example domain" \
--dns_id 1 --locations "New York" \
--organizations "ACME"
この例では --dns-id オプションに 1 を指定しています。1 は、Satellite Server の Integrated Capsule ID です。
3.2. ドメインとデフォルトの組織との関連付け リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Web UI を使用したドメインとデフォルトの組織との関連付け
- メインメニューで、インフラストラクチャー → ドメイン をクリックします。
- 説明 コラムでドメインを選択します。
- ロケーション タブで Default_Location をクリックして選択項目一覧に追加します。
- 組織 タブで、Default_Organization をクリックして選択項目一覧に追加します。
- 送信 をクリックします。
Hammer CLI を使用したドメインとデフォルトの組織との関連付け
ドメインを組織に関連付けます。
hammer organization add-domain --name $ORG --domain domain_name
$ hammer organization add-domain --name $ORG --domain domain_nameCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ドメインをロケーションに関連付けます。
hammer location add-domain --name $LOCATION --domain domain-name
$ hammer location add-domain --name $LOCATION --domain domain-nameCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
3.3. サブネットの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Web UI を使用したサブネットの設定
- メインメニューで、インフラストラクチャー → サブネット をクリックします。
新規サブネット をクリックして、お使いの環境の情報を入力します。
DHCP を使用する場合には、以下の情報を入力します。
- 名前: Provisioning_Net
- ネットワークアドレス: 172.17.13.0
- ネットワークマスク: 255.255.255.0
- ゲートウェイアドレス: 172.17.13.1
- プライマリー DNS サーバー: 172.17.13.2
- セカンダリー DNS サーバー: 空白にする
- IPAM: なし
- 開始 IP アドレス: 172.17.13.100
- 終了 IP アドレス: 172.17.13.150
- VLAN ID: 空白にする
- ブートモード: DHCP
静的 IP アドレスを使用する場合には、以下の情報を入力します。
- 名前: Provisioning_Net
- ネットワークアドレス: 172.17.13.0
- ネットワークマスク: 255.255.255.0
- ゲートウェイアドレス: 172.17.13.1
- プライマリー DNS サーバー: 172.17.13.2
- セカンダリー DNS サーバー: 空白にする
- IPAM: なし
- 開始 IP アドレス: 172.17.13.100
- 終了 IP アドレス: 172.17.13.150
- VLAN ID: 空白にする
- ブートモード: 静的
- 送信 をクリックします。
- Provisioning_Net をクリックして、サブネットを編集します。
- ドメイン タブで、example.org を選択します。
- Capsule タブで、Satellite Server のホスト名を示す TFTP および検出プロキシーカプセルを変更します。
- ロケーション タブの すべての項目 で Default_Location を選択して、デフォルトの場所とドメインを関連付けます。
- 組織 タブの すべての項目 で Default_Organization を選択して、ドメインとデフォルトの組織を関連付けます。
Hammer CLI を使用したサブネットの設定
サブネットを作成します。
DHCP を使用してサブネットを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 静的 IP アドレスを使用してサブネットを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記検出プロキシーは、Hammer CLI では設定できません。
第4章 サブスクリプションのインポートおよびコンテンツの同期 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
4.1. Red Hat リポジトリーの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Enterprise Linux ホストのプロビジョニングをサポートするには、必要な Red Hat リポジトリーを有効にする必要があります。
Red Hat Satellite 6.3 のインストールに必要な一覧は、『リリースノート』 の「コンテンツ配信ネットワーク (CDN) のリポジトリー」 を参照してください。
環境に合わせて適切なリリースを選択します。ここでは、以下のリポジトリーを有効する例を紹介します。
Red Hat Enterprise Linux Server (Kickstart)
このリポジトリーを有効にして、ホストのキックスタートを行います。
Red Hat Enterprise Linux Server (RPMs)
継続中のコンテンツおよびエラータに対してこのリポジトリーを有効にします。
Red Hat Enterprise Linux Server - Satellite Tools (RPMs)
Puppet、katello-agent などソフトウェアをサポートするこのリポジトリーを有効にします。
Web UI を使用した Red Hat Enterprise Linux 7 Server リポジトリーの有効化
- コンテンツ > Red Hat リポジトリー を選択します。
- キックスタート タブで、Red Hat Enterprise Linux Server > Red Hat Enterprise Linux 7 Server (Kickstart) を展開し、Red Hat Enterprise Linux 7 Server Kickstart x86_64 7.2 リポジトリーを選択します。
- RPM タブで Red Hat Enterprise Linux Server > Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs) を展開し、Red Hat Enterprise Linux 7 Server RPMs x86_64 7Server リポジトリーを選択します。
- Red Hat Enterprise Linux Server > Red Hat Satellite Tools 6.3 (for RHEL 7 Server) (RPMs) に移動して、Red Hat Satellite Tools 6.3 for RHEL 7 Server RPMs x86_64 リポジトリーを選択します。
Hammer CLI を使用した Red Hat Enterprise Linux 7 Server リポジトリーの有効化
キックスタートリポジトリーを有効にします。
hammer repository-set enable --organization-label "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --basearch='x86_64' \ --releasever='7Server' \ --name 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server (Kickstart)'
# hammer repository-set enable --organization-label "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --basearch='x86_64' \ --releasever='7Server' \ --name 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server (Kickstart)'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow RPM リポジトリーを有効にします。
hammer repository-set enable --organization "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --basearch='x86_64' \ --releasever='7Server' \ --name 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs)'
# hammer repository-set enable --organization "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --basearch='x86_64' \ --releasever='7Server' \ --name 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs)'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Satellite Tools リポジトリーを有効にします。
hammer repository-set enable --organization "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --basearch='x86_64' \ --name 'Red Hat Satellite Tools 6 (for RHEL 7 Server) (RPMs)'
# hammer repository-set enable --organization "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --basearch='x86_64' \ --name 'Red Hat Satellite Tools 6 (for RHEL 7 Server) (RPMs)'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
4.2. カスタム製品の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
カスタムパッケージを含むリポジトリーを有効にすることができますが、その前に、リポジトリー用に製品を手動で作成する必要があります。
Web UI を使用したカスタム製品の作成
- コンテンツ → 製品 をクリックしてから 、新製品 をクリックしてください。
- カスタム製品の名前を入力します。
- 保存 をクリックします。
- 画面が更新されたら リポジトリーの作成 をクリックします。
- 名前 フィールドに Puppet Modules と入力します。
- タイプ フィールドに Puppet と入力し、URL フィールドは空にします。
- 保存 をクリックします。
Web UI を使用した Puppet モジュールのリポジトリーへのアップロード
Puppet モジュールを Puppet モジュールリポジトリーにアップロードします。Puppet Forge をローカルにミラーリングする場合は、URL に https://forge.puppetlabs.com を使用できます。このように設定すると、Puppet Forge のすべてのコンテンツが、ご使用の Satellite で利用可能になります。ただし、2700 を超えるモジュールのダウンロードが必要となり、利用可能な帯域幅によっては時間がかなりかかる場合があります。この例では、単純で、他のモジュールとの依存関係がない motd モジュールを使用します。大容量のファイルを伴うパッケージをアップロードする場合は、Hammer CLI を使用してください。
- motd puppet モジュールを https://forge.puppetlabs.com/jeffmccune/motd からダウンロードします。ダウンロードしたファイルには拡張子 .tar.gz が付いています。
- コンテンツ → 製品 をクリックしてから、名前 フィールドの カスタム製品 をクリックしてください。
- リポジトリー タブで、Puppet Modules をクリックして、Puppet Modules リポジトリーを変更します。
- パッケージのアップロード セクションで、ファイルの選択 をクリックし、ダウンロードした motd モジュールに移動します。
- アップロード をクリックします。
Hammer CLI を使用したカスタム製品の作成およびリポジトリーの有効化
カスタム製品を作成します。
hammer product create --name "product_name" --organization-label org_label
$ hammer product create --name "product_name" --organization-label org_labelCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow カスタム製品に新規リポジトリーを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow コンテンツタイプで、yum、Puppet、または Docker の中から必要なコンテンツを指定します。
カスタムリポジトリーにパッケージをアップロードします。
hammer repository upload-content --product "product_name" \ --organization-label org_label \ --id "repo_id" \ --path path_to_dir
$ hammer repository upload-content --product "product_name" \ --organization-label org_label \ --id "repo_id" \ --path path_to_dirCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
4.3. コンテンツの同期 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat コンテンツ配信ネットワークのリポジトリーは Satellite と同期させることができます。これは、リポジトリー URL を含むカスタムリポジトリー (Yum または Puppet など) を同期する場合にも適用されます。
Web UI で Red Hat Enterprise Linux 7 サーバーを使用したコンテンツの同期
- コンテンツ → 同期の状態 をクリックして、利用可能な製品一覧を表示します。
- Red Hat Enterprise Linux Server → 7Server → x86_64 に移動します。
以下の製品を選択します。
- Red Hat Enterprise Linux 7 Server RPMs x86_64 6Server
- Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Satellite Tools RPMs x86_64
- Red Hat Enterprise Linux Server → 7.2 → x86_64 に移動して、Red Hat Enterprise Linux 7 Server Kickstart x86_64 6.6 を選択します。
今すぐ同期 をクリックします。
利用可能な帯域幅によっては、同期に数時間かかる場合があります。
Hammer CLI を使用したコンテンツの同期
キックスタートリポジトリーを同期します。
hammer repository synchronize --organization "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --name 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server Kickstart x86_64 7.2' \ --async
$ hammer repository synchronize --organization "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --name 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server Kickstart x86_64 7.2' \ --asyncCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow RPM リポジトリーを同期します。
hammer repository synchronize --organization "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --name 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server RPMs x86_64 7Server' \ --async
$ hammer repository synchronize --organization "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --name 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server RPMs x86_64 7Server' \ --asyncCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Satellite Tools リポジトリーを同期します。
hammer repository synchronize --organization "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --name 'Red Hat Satellite Tools 6 for RHEL 7 Server RPMs x86_64' \ --async
$ hammer repository synchronize --organization "$ORG" \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --name 'Red Hat Satellite Tools 6 for RHEL 7 Server RPMs x86_64' \ --asyncCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
第5章 コンテンツの管理およびプロモーション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
5.1. アプリケーションライフサイクル環境の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
アプリケーションライフサイクル環境には、ソフトウェア開発ライフサイクル (SDLC) のプロモーションパスに関するステップまたはステージが表示されます。
- コンテンツ → ライフサイクル環境 をクリックして、ライフサイクル環境パス ページを開きます。
新規環境の追加 をクリックして、新規環境 ページを表示します。
ライブラリーは、お使いの環境で使用可能な全コンテンツの提供元を示しています。
名前 フィールドに名前を入力します。
ラベルには同じ名前が自動的に設定されますが、自由に変更できます。また、ご使用の環境に関する説明を追加することができます。
- 保存 をクリックします。
Hammer CLI を使用したライフサイクル環境の作成
ライフサイクル環境を作成します。
hammer lifecycle-environment create --name Development \ --prior Library \ --organization “$ORG”
$ hammer lifecycle-environment create --name Development \ --prior Library \ --organization “$ORG”Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
5.2. シンプルなコンテンツビューの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンテンツビューは、管理対象のコンテンツセレクションです。コンテンツビューには、オプションのフィルター機能と共にリポジトリーが 1 つ以上 (yum または Puppet のいずれか) 含まれます。これらのフィルターは組み込むことも除外することもでき、これらのフィルターを使ってライフサイクル管理用にコンテンツのホストビューを調整することができます。また、コンテンツビューを使用して、クライアントホストで利用できるようコンテンツをカスタマイズすることもできます。
Web UI を使用したコンテンツビューの作成
- コンテンツ → コンテンツビュー をクリックして、新規ビューの作成 をクリックします。
名前 フィールドに RHEL6 x86_64 と入力します。
ラベルが自動的に設定されます。
- 複合ビュー? のチェックボックスのチェックを外して、保存 をクリックします。
Hammer CLI を使用したコンテンツビューの作成
コンテンツビューを作成します。
hammer content-view create --organization "$ORG" \ --name 'RHEL7_Base' \ --label rhel7_base \ --description 'Core Build for RHEL 7'
$ hammer content-view create --organization "$ORG" \ --name 'RHEL7_Base' \ --label rhel7_base \ --description 'Core Build for RHEL 7'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
5.3. Red Hat Enterprise Linux リポジトリーの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Enterprise Linux リポジトリーをコンテンツビューに追加できます。オプションで、ここで説明している手順で、Red Hat リポジトリー、カスタムリポジトリー、またはその両方をコンテンツビューに追加できます。
以下の例では、すべてのコンテンツが公開されたコンテンツビューに含まれます。オプションで、フィルターを作成して、公開したコンテンツビューに組み込むか除外するかを制限することができます。
Web UI を使用したリポジトリーの追加
- コンテンツ > コンテンツビュー に移動して、編集するコンテンツビューを選択します。
- コンテンツビュー ペインで、Yum コンテンツ タブをクリックし、リポジトリー を選択します。
追加 タブで、リポジトリーの選択 一覧から以下のリポジトリーを選択します。
- Red Hat Enterprise Linux 7 Server Kickstart x86_64 7.2
- Red Hat Enterprise Linux 7 Server RPMs x86_64 7Server
- Red Hat Satellite Tools 6.3 for RHEL 7 Server RPMs x86_64
リポジトリーの追加 をクリックします。
コンテンツビューに追加したリポジトリーの一覧を表示するには、一覧/削除 タブをクリックします。
Hammer CLI を使用したリポジトリーの追加
Kickstart リポジトリーを追加します。
hammer content-view add-repository --organization "$ORG" \ --name 'RHEL7_Base' \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --repository 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server Kickstart x86_64 7.2'
$ hammer content-view add-repository --organization "$ORG" \ --name 'RHEL7_Base' \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --repository 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server Kickstart x86_64 7.2'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow RPM リポジトリーを追加します。
hammer content-view add-repository --organization "$ORG" \ --name 'RHEL7_Base' \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --repository 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server RPMs x86_64 7Server'
$ hammer content-view add-repository --organization "$ORG" \ --name 'RHEL7_Base' \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --repository 'Red Hat Enterprise Linux 7 Server RPMs x86_64 7Server'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サテライトツールリポジトリーを追加します。
hammer content-view add-repository --organization "$ORG" \ --name 'RHEL7_Base' \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --repository 'Red Hat Satellite Tools 6 for RHEL 7 Server RPMs x86_64'
$ hammer content-view add-repository --organization "$ORG" \ --name 'RHEL7_Base' \ --product 'Red Hat Enterprise Linux Server' \ --repository 'Red Hat Satellite Tools 6 for RHEL 7 Server RPMs x86_64'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
5.4. コンテンツビューへの Puppet モジュールの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Puppet モジュールは、ユーザー、ファイル、およびサービスなどのリソースを管理するために使用できるコードとデータの自己完結型のバンドルです。
Web UI を使用した Puppet モジュールの追加
- コンテンツビュー ページに移動します。
- コンテンツ → コンテンツビュー をクリックします。
Puppet モジュール タブで 新規モジュールの追加 をクリックして、利用可能な Puppet モジュール一覧を表示します。
フィルターフィールドを使用すると、必要なモジュールを特定しやすくなります。
- バージョンの選択 をクリックして、motd モジュールを選択します。
- 追加するモジュールのバージョンの横の バージョンの選択 をクリックします。
使用する Puppet モジュールのバージョンを選択する際に「最新を使用」を選択すると、コンテンツビューの新規バージョンが公開されるたびに、公開されるビューに、そのモジュールの最新バージョンが組み込まれることになります。
Hammer CLI を使用した Puppet モジュールの追加
Puppet モジュールを追加します。
hammer content-view puppet-module add \ --content-view cv_name \ --name module_name
$ hammer content-view puppet-module add \ --content-view cv_name \ --name module_nameCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
5.5. コンテンツビューの公開 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンテンツビューおよび Puppet モジュールを作成したら、ライブラリーに公開できます。
Web UI を使用したコンテンツビューの公開
- コンテンツ → コンテンツビュー をクリックします。
- 公開するコンテンツビューの名前をクリックします。
新規バージョンの公開 をクリックして 新規バージョンの公開 ページを表示します。
ここではバージョンが指定されており、コンテンツビューへの変更を反映する際のコメントを入力することができます。
保存 をクリックして、ライブラリーのコンテンツビューを公開します。
表示される画面で公開の進捗をモニターできます。
公開プロセスが完了したら プロモート をクリックします。
利用可能なプロモーションパスの一覧 (Library → Dev → QA) が表示されます。
- Dev 環境のチェックボックスを選択してから バージョンのプロモート をクリックします。
Hammer CLI を使用したコンテンツビューの公開
コンテンツビューを公開します。
hammer content-view publish --organization "$ORG" \ --name RHEL7_Base \ --description 'Initial Publishing'
$ hammer content-view publish --organization "$ORG" \ --name RHEL7_Base \ --description 'Initial Publishing'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow コンテンツビューをプロモートします。
hammer content-view version promote \ --organization "$ORG" \ --content-view RHEL7_Base \ --to-lifecycle-environment Development
$ hammer content-view version promote \ --organization "$ORG" \ --content-view RHEL7_Base \ --to-lifecycle-environment DevelopmentCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
5.6. アクティベーションキーの作成と編集 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンテンツビューを正常に公開したら、アクティベーションキーを作成してホストグループと関連付ける必要があります。
Web UI を使用したアクティベーションキーの作成および編集
- メインメニューから コンテンツ → アクティベーションキー → 新規アクティベーションキー をクリックします。
- 名前フィールドで、名前を入力します。
必要に応じて、コンテンツのホスト制限 のチェックボックスのチェックを外します。
このフィールドを使用して、指定されたアクティベーションキーが使用される回数を制御できます。たとえば、数量に制限のあるサブスクリプションにキーを関連付ける場合に、その数量を超えないようにアクティベーションキーに制限を設定することができます。
- お使いの環境について、チェックボックスを選択します。
- コンテンツビュー のドロップダウンリストで、RHEL 7 x86_64 コンテンツビューを選択して 保存 をクリックします。
- アクティベーションキー ページで サブスクリプション タブをクリックし、追加 タブをクリックして、利用可能なサブスクリプション一覧を表示します。
- 利用可能なサブスクリプションの一覧から、追加するサブスクリプションを選択します。
- 選択済み項目 をクリックします。
Hammer CLI を使用したアクティベーションキーの作成および編集
アクティベーションキーを作成します。
hammer activation-key create --name ak-Reg_To_Dev_EL7 \ --organization-label org_label \ --content-view RHEL7_Base
$ hammer activation-key create --name ak-Reg_To_Dev_EL7 \ --organization-label org_label \ --content-view RHEL7_Base --lifecycle-environment DevelopmentCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サブスクリプションを追加します。
hammer subscription list --organization “$ORG” hammer activation-key add-subscription \ --name ak-Reg_To_Dev_EL7 \ --subscription-id 8 \ --organization "$ORG"
$ hammer subscription list --organization “$ORG” $ hammer activation-key add-subscription \ --name ak-Reg_To_Dev_EL7 \ --subscription-id 8 \ --organization "$ORG"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow リポジトリーを有効にする製品コンテンツを設定します。
hammer activation-key content-override --name ak-Reg_To_Dev_EL7 \ --organization "$ORG" \ --content-label rhel-7-server-satellite-tools-6.3-rpms \ --value 1
$ hammer activation-key content-override --name ak-Reg_To_Dev_EL7 \ --organization "$ORG" \ --content-label rhel-7-server-satellite-tools-6.3-rpms \ --value 1Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
システムのパッチ修正に Satellite Server を使用する予定がない場合は「プロビジョニングテンプレートの作成」に進んでください。
第6章 システムのパッチ修正 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Satellite サーバーからシステムにパッチを当てるには、システムを最初に登録して、Katello エージェントをインストールするか、リモート実行を使用します。デフォルトでは、リモート実行が有効になっています。この章では、両方の方法を説明します。お使いの環境に適したオプションを選択してください。
6.1. 既存のホストの登録 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このセクションでは、Red Hat Enterprise Linux ホストおよび Atomic Host の登録方法を説明します。
6.1.1. 既存の Red Hat Enterprise Linux ホストの登録 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホスト上で、以前のデータを消去して更新したデータが正しくアップロードされていることを確認します。
subscription-manager clean
# subscription-manager cleanCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow katello-ca-consumer-latest RPM をインストールします。
rpm -Uvh http://satellite.example.com/pub/katello-ca-consumer-latest.noarch.rpm
# rpm -Uvh http://satellite.example.com/pub/katello-ca-consumer-latest.noarch.rpmCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow これで、正しい証明書がインストールされ、クライアントと Satellite Server 間の通信が可能になります。
ホストを登録します。
subscription-manager register --org $ORG \ --activationkey ak-Reg_To_Dev_EL7
# subscription-manager register --org $ORG \ --activationkey ak-Reg_To_Dev_EL7Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
6.1.2. Atomic Host の登録 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順では、サブスクリプションマネージャーで Atomic Host を登録する方法を説明します。
Satellite Server から
katello-rhsm-consumerを取得します。wget http://satellite.example.com/pub/katello-rhsm-consumer
[root@atomic_client ~]# wget http://satellite.example.com/pub/katello-rhsm-consumerCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow katello-rhsm-consumerのモードを実行できるように変更します。chmod +x katello-rhsm-consumer
[root@atomic_client ~]# chmod +x katello-rhsm-consumerCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow katello-rhsm-consumerを実行します。./katello-rhsm-consumer
[root@atomic_client ~]# ./katello-rhsm-consumerCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Red Hat サブスクリプションマネージャーで登録します。
subscription-manager register
[root@atomic_client ~]# subscription-manager registerCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
Atomic はアプライアンスとして機能するため、これに katello-agent をインストールすることは推奨されません。
6.2. Katello エージェントを使用したシステムのパッチ修正 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
6.2.1. Katello エージェントのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンテンツホストで katello-agent RPM パッケージをインストールします。
yum install katello-agent
# yum install katello-agent
Red Hat Satellite Server または Capsule Server が、コンテンツホストに適用可能なエラータに関する情報を提供できるように、goferd サーバーが実行している必要があります。
goferd が実行していることを確認します。
Red Hat Enterprise Linux 6 の場合は、以下のコマンドを実行します。
service goferd start
# service goferd startCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Red Hat Enterprise Linux 7 の場合は、以下のコマンドを実行します。
systemctl start goferd
# systemctl start goferdCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
6.2.2. エラータのコンテンツホストへの適用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Web UI を使用したコンテンツホストへのエラータの適用
-
ホスト → コンテンツホスト に移動して、
auth01.example.comをクリックします。 - エラータ タブを選択して、コンテンツホストに適用可能なエラータ一覧を表示します。
- 一覧からエラータを選択します。
- 選択項目の適用 をクリックします。
- 確認メッセージが表示されるので、適用 をクリックします。
エラータがクライアントに適用されたことを確認します。
yum list-sec
[root@client ~]# yum list-secCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
Hammer CLI を使用したコンテンツホストへのエラータの適用
auth01.example.comホストに適用するエラータを表示します。hammer content-host errata list --content-host auth01.example.com \ --organization "$ORG"
# hammer content-host errata list --content-host auth01.example.com \ --organization "$ORG"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ホストで必要なエラータを適用します。
hammer host errata apply --content-host auth01.example.com \ --organization "$ORG" \ --errata-ids errata_id.
# hammer host errata apply --content-host auth01.example.com \ --organization "$ORG" \ --errata-ids errata_id.Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エラータがクライアントに適用されたことを確認します。
yum list-sec
[root@client ~]# yum list-secCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
6.3. リモートの実行を使用したシステムのパッチ修正 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
6.3.1. ホストでのリモート実行の有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Satellite Server のインストール中に、公開 SSH キーと共に内部のカプセルサーバーが自動的にインストールされます。内部の Capsule Server は、/usr/share/foreman-proxy/.ssh/id_rsa_foreman_proxy から SSH キーを読み込みます。公開 SSH キーをホストに配信すれば、リモート実行を有効にできます。
Satellite Server 上でキーをホストに配信します。
ssh-copy-id -i ~foreman-proxy/.ssh/id_rsa_foreman_proxy.pub root@auth01.example.com
# ssh-copy-id -i ~foreman-proxy/.ssh/id_rsa_foreman_proxy.pub root@auth01.example.com
6.3.2. ホストへのエラータのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Satellite は、エラータのインストールなど、リモートジョブを実行するデフォルトのジョブテンプレートを提供します。
- ホスト → すべてのホスト に移動して、ホスト名の横のチェックボックスをクリックします。
- アクションの選択 をクリックして、ドロップダウンメニューから リモートジョブのスケジュール を選択します。
- ジョブカテゴリー ドロップダウンメニューで、Katello を選択します。
- ジョブテンプレート ドロップダウンメニューで、Errata-Katello SSH デフォルトのインストール を選択します。
- エラータ フィールドで、エラータ ID を入力します。
- 今すぐ実行 を選択して、送信 をクリックします。
第7章 プロビジョニング設定の最終設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
7.1. カスタムのプロビジョニングテンプレートの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
同じ設定を持つ複数ホストのプロビジョニングに使用できる、プロビジョニングテンプレートを設定できます。
Web UI を使用したプロビジョニングテンプレートの作成
- メインメニューで、ホスト → プロビジョニングテンプレート をクリックします。
名前 のコラムのプロビジョニングテンプレート一覧で Kickstart Default iPXE または PXELinux を選択します。
これにより、テンプレートのカスタマイズに使用する各種設定タブが表示されます。
- 関連付け タブで、適切なオペレーティングシステムを選択して、送信 をクリックします。
名前 コラムで、適切なプロビジョニングテンプレートを選択します。
PXE 以外の検出を使用する場合には、Red Hat kexec の検出 のプロビジョニングテンプレートを選択します。
- 関連付け タブで、適切なオペレーティングシステムを選択して、送信 をクリックします。
メインメニューで、ホスト → オペレーティングシステム をクリックして、適切なオペレーティングシステムを選択します。
これにより、オペレーティングシステムのカスタマイズに使用する各種設定タブが表示されます。
- パーティションテーブル タブで Kickstart Default を選択します。
- インストールメディア タブで、Default_Organization/Library/Red_Hat_6_Server_Kickstart_x86_64_6Server が表示され、選択されていることを確認します。
- テンプレート タブで、プロビジョニングのドロップダウンリストから Katello Kickstart Default を選択します。
- kexec ドロップダウンリストから Red Hat kexec の検出 を選択して、送信 をクリックします。
Hammer CLI を使用したプロビジョニングテンプレートの作成
プロビジョニングテンプレートを作成します。
hammer template create --name template_name --file path_to_template_file
$ hammer template create --name template_name --file path_to_template_fileCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow PXE を使用しない検出を使用する場合は、kexec テンプレートタイプを使用する必要があります。
オペレーティングシステムを追加します。
hammer template add-operatingsystem id
$ hammer template add-operatingsystem idCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
7.2. ホストグループの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホストグループを作成して設定します。ホストグループを使えば複数のホストをプロビジョニングできるため、ホストごとに同じプロパティーを指定する必要がなくなります。アクティベーションキーをホストグループに関連付ければ、プロビジョニングされたホストを Satellite Server に登録し、選択したライフサイクル環境、コンテンツビュー、サブスクリプションなどに関連付けることができます。
Web UI を使用したホストグループの作成
- メインメニューで、設定 → ホストグループ をクリックして、新規ホストグループ をクリックします。
ホストグループ タブで、以下の値を入力します。
- 名前: RHEL6Server-x86_64
- ライフサイクル環境: Default_Organization/DEV
- コンテンツビュー: RHEL_6_x86_64
- コンテンツソース: Capsule (今回は Satellite Server) の完全修飾ドメイン名
- Puppet CA: Satellite の完全修飾ドメイン名
- Puppet マスター: Satellite の完全修飾ドメイン名
- Puppet クラス タブで、利用可能なクラス一覧から motd puppet モジュールを選択します。
ネットワーク タブで、以下の値を選択します。
- ドメイン: example.org
- サブネット: Provisioning_Net
- レルム: この例の便宜上、このフィールドは空白のままにします。たとえば、IPA などのレルム管理を設定している場合は、ここで該当するレルムを選択します。
オペレーティングシステム タブで以下の値を選択します。
- アーキテクチャー: x86_64
- オペレーティングシステム: RHEL Server 6.5
- メディア: Default_Organization/Library Red Hat Server 6.5 x86_64。この例では自動的に設定されます。組織とロケーションの関連付けが正しく設定されていないと、自動的にこのフィールドに値が入力されません。
- パーティションテーブル: Kickstart default
- Root パスワード: changeme
- ロケーション タブで Default_location を選択します。
- 組織 タブで Default_Organization を選択します。
- アクティベーションキー タブで、適切なキーを選択します。
- 送信 をクリックします。
Hammer CLI を使用したホストグループの作成
ホストグループを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow アクティベーションキーを追加します。
hammer hostgroup set-parameter --hostgroup "hostgroup_name" \ --name "kt_activation_keys" \ --value key_name
$ hammer hostgroup set-parameter --hostgroup "hostgroup_name" \ --name "kt_activation_keys" \ --value key_nameCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
第8章 PXE を使わない検出イメージを使用したホストのプロビジョニング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Satellite では、主に 2 種類のアプローチでホストのプロビジョニング、PXE ブート、起動ディスクプロビジョニングを行います。起動ディスクプロビジョニング、または PXE を使用しない起動では、PXE サービスが利用できない場合にホストがプロビジョニングされます。本ガイドは、PXE を使用しないホストのプロビジョニングについても触れています。
検出イメージ ISO を使用して、ベアメタルのハードウェアまたは仮想システムのいずれかを起動し、Satellite Server にアタッチすることができます。DHCP および静的 IP ネットワークの両方がサポートされます。検出プラグインはデフォルトでインストールされており、サブスクリプションしているリポジトリーに含まれます。
Satellite Server が検出プラグインのバージョンと互換性があることを確認します。
- 検出プラグイン: tfm-rubygem-foreman_discovery-5.0.0.4-1 以降
- 検出イメージ: foreman-discovery-image-3.0.5-3 以降
Smart Proxy プラグイン: rubygem-smart_proxy_discovery-1.0.3-2 以降
プラグインのアップグレードが必要な場合には、再起動をする必要があります。
- 物理システムの場合は、ISO イメージを USB スティックまたは CDROM/DVD に移動します。仮想システムの場合は、ISO イメージを仮想 CD-ROM にアタッチします。
システムで ISO イメージを起動します。
テキストベースのユーザーインターフェースが表示されます。
- 環境に合わせて、手動のネットワーク設定 または DHCP で検出 のいずれかを選択します。
- ホストに複数の NIC がある場合には、主要なネットワークインターフェースを選択して 選択 をクリックします。
- 該当する場合には、ネットワークの認証情報を入力して 次へ をクリックします。
- 完全な Satellite Server URL を入力して、サーバー の接続タイプを選択し、次へ をクリックします。
カスタムファクトを入力して自動プロビジョニングルールをトリガーし、確認 をクリックします。
ホストが検出され、「discovery_kexec」ファクトが Satellite Server に送信されるので、プロビジョニング中に再起動されないようになります。
- Web UI で ホスト → 検出済みホスト に移動して、ホストを表示します。
- プロビジョニング をクリックして、ホストの情報を入力して、送信 をクリックします。