付録B 非接続の Satellite Server へのコンテンツ ISO イメージのインポート


セキュリティーレベルの高い環境ではインターネットから切断された、閉じられたネットワークでホストを機能させることが必要になりますが、Satellite Server は、システムに対して最新のセキュリティー更新、エラータ、パッケージをプロビジョニングできます。これを実行するには、Red Hat Satellite 用のコンテンツ ISO を Red Hat カスタマーポータルからダウンロードし、Satellite Server にインポートします。

重要

お使いの Satellite Server がインターネットに接続している場合は、本セクションは必要ありません。

B.1. コンテンツ ISO イメージのインポート

以下のように、Red Hat カスタマーポータルから製品の ISO イメージをダウンロードします。

  1. Red Hat カスタマーポータル にログインします。
  2. 画面上部で Downloads をクリックし、Red Hat Satellite を選択します。
  3. 製品名、たとえば Red Hat Enterprise Linux 6 Server (x86_64) のリンクをクリックして、ISO イメージをダウンロードします。
  4. Satellite がアクセスできるディレクトリーにすべての Satellite コンテンツ ISO イメージをコピーします。この例では、/root/isos を使用します。
  5. Satellite がアクセスできるディレクトリーにすべての Satellite コンテンツ ISO をコピーします。この例では、/root/isos を使用します。
  6. Satellite の httpd で共有されるローカルディレクトリーを作成します。この例では、/var/www/html/pub/sat-import/ を使用しています。

    # mkdir -p /var/www/html/pub/sat-import/
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  7. 最初の ISO イメージのコンテンツをローカルディレクトリーにマウントし、再帰的にコピーします。

    # mkdir /mnt/iso
    # mount -o loop /root/isos/first_iso /mnt/iso
    # cp -ruv /mnt/iso/* /var/www/html/pub/sat-import/
    # umount /mnt/iso
    # rmdir /mnt/iso
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  8. 各 ISO で上記の作業を繰り返して、コンテンツ ISO イメージからすべてのデータを /var/www/html/pub/sat-import/ にコピーします。
  9. ディレクトリーに正しい SELinux コンテキストが設定されていることを確認します。

    # restorecon -rv /var/www/html/pub/sat-import/
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  10. Satellite Server にコンテンツ ISO イメージのコンテンツが含まれるようになりました。ただし、Satellite Server はこの場所を CDN URL として指定する必要があります。Satellite Web UI で、Content > Subscriptions に移動します。
  11. Manage Manifest をクリックします。
  12. 以下のように、Red Hat CDN URL フィールドを編集して、新たに作成したディレクトリーで Satellite ホスト名を指定します。

    http://server.example.com/pub/sat-import/

  13. Update をクリックしてから、「Satellite Server へのサブスクリプションマニフェストのインポート」 を使用してマニフェストをアップロードします。

これで、Satellite は、http://server.example.com/pub/sat-import/ にあるファイルが独自の CDN として機能するようになります。これは必須ではありません。CDN は、HTTP を使用して Satellite Server にアクセスできる限り、同じオフラインネットワーク内の別のマシンでホストできます。

お使いの環境を非接続から接続に変更した場合は、接続されていなかった Satellite が Red Hat カスタマーポータルから直接コンテンツをプルするように設定することができます。

  1. Satellite Web UI で、Content > Subscriptions に移動します。
  2. Manage Manifest をクリックします。
  3. Red Hat CDN URL フィールドを編集して、Red Hat CDN URL をポイントします。

    https://cdn.redhat.com

  4. Save をクリックします。

これで Satellite Server は、次回の同期で、コンテンツを Red Hat カスタマーポータルから直接プルするようになります。

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