8.7. コンテンツフィルターの概要


コンテンツビューはフィルターを使用して、特定の RPM コンテンツを追加または制限します。フィルターを使用しないと、選択したリポジトリーからのすべてのコンテンツが含まれます。

コンテンツフィルターには、以下の 2 つのタイプがあります。

表8.1 フィルタータイプ
フィルタータイプ説明

包含

コンテンツなしの状態から開始し、選択したリポジトリーから追加するコンテンツを選択します。このフィルターを使用して、複数のコンテンツアイテムを組み合わせます。

Exclude

選択したリポジトリーからすべてのコンテンツを使用し、削除するコンテンツを選択します。このフィルターは、特定のコンテンツリポジトリーのほとんどを使用し、ブラックリスト化されたパッケージなど、特定のパッケージを除外する場合に使用します。このフィルターは、選択したコンテンツ以外のリポジトリー内のコンテンツをすべて使用します。

包含と除外のフィルターの組み合わせ

Include と Exclude フィルターの組み合わせを使用してコンテンツビューを公開すると、最初に include フィルターがトリガーされ、次に除外フィルターがトリガーされます。この場合には、追加するコンテンツを選択してから、包含のサブセットから除外するコンテンツを選択します。

コンテンツタイプ

また、フィルターの対象となるコンテンツには以下の 4 つのタイプがあります。

表8.2 コンテンツタイプ
コンテンツタイプ説明

パッケージ

名前とバージョン番号に基づいてパッケージをフィルタリングします。

パッケージグループ

パッケージグループに基づいてパッケージをフィルタリングします。パッケージグループのリストは、コンテンツビューに追加されたリポジトリー別になっています。

エラータ (ID 別)

フィルターに追加する特定のエラータを選択します。エラータリストは、コンテンツビューに追加されたリポジトリー別になっています。

エラータ (日付およびタイプ別)

フィルターに追加する発行済みまたは更新された日付範囲およびエラータタイプ (バグ修正、機能拡張、またはセキュリティー) を選択します。

パッケージの依存関係の解決とフィルター

フィルターは、フィルター内に記載されているパッケージの依存関係を解決するものではありません。フィルターにパッケージの依存関係を追加するようにしてください。必要な依存関係の判定には、テストが必要になる場合があります。

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