9.2. コンテンツビューバージョンのインポート
hammer content-view version export
コマンドが出力するアーカイブを使用して、エクスポートしたコンテンツビューバージョンとコンテンツが同じコンテンツビューバージョンを作成できます。コンテンツビューバージョンのエクスポートの詳細は、「コンテンツビューバージョンのエクスポート」 を参照してください。
コンテンツビューバージョンをインポートすると、メジャーバージョン番号、マイナーバージョン番号が同じで、同じパッケージ、エラータを含む同じリポジトリーが含まれます。エクスポートされたアーカイブ内の json
ファイルの major
および minor
設定を変更して、バージョン番号をカスタマイズできます。
前提条件
コンテンツビューをインポートするには、インポート先の Satellite Server が、以下の条件を満たしていることを確認します。
- オフライン環境でコンテンツビューを Satellite にインポートする場合は、コンテンツをローカル CDN サーバーと同期するように Satellite を設定してから、エクスポートする CV が含まれるコンテンツを同期する必要がある。詳細は、付録B Satellite がローカルの CDN サーバーにコンテンツを同期するように設定する手順 を参照してください。
- エクスポートするコンテンツビュー内の全リポジトリーでダウンロードポリシーを 即時 に設定していることを確認する。詳細は、「ダウンロードポリシーの概要」 を参照してください。
- リポジトリー設定ページで、インポートするリポジトリーの Mirror on Sync チェックボックスの選択が解除されていることを確認する。
手順
-
インポート先の Satellite Server の
/var/lib/pulp/katello-export
ディレクトリーに、エクスポートしたコンテンツビューバージョンが含まれるアーカイブファイルをコピーします。 - インポート先の Satellite Server で、エクスポートしたコンテンツビューと、名前とラベルが同じコンテンツビューを作成します。詳細は、Hammer CLI を使用したコンテンツビューの作成 を参照してください。
- エクスポートしたコンテンツビューバージョンの製品に含まれるリポジトリーを有効にしてください。詳細は、「Red Hat リポジトリーの有効化」 を参照してください。
-
Satellite Web UI で コンテンツ > 製品 に移動し、Yum コンテンツ タブをクリックし、エクスポートしたコンテンツビューバージョンに含まれる
Yum
コンテンツと同じものを追加します。 BZ#1745081 が解決されるまで、
/var/lib/pulp/katello-export
ディレクトリーに移動します。# cd /var/lib/pulp/katello-export
コンテンツビューバージョンを Satellite Server にインポートするには、次のコマンドを入力します。
# hammer content-view version import \ --export-tar /var/lib/pulp/katello-export/exported_CV_archive.tar \ --organization-id Your_Organization_ID
BZ#1745081 が解決されるまで、完全なパス
/var/lib/pulp/katello-export/
を入力する必要があります。相対パスは機能しません。組織のコンテンツビューをリスト表示して、コンテンツビューバージョンのインポートが成功したことを確認します。
# hammer content-view version list --organization "Your_Organization"