第2章 デプロイメントシナリオ
Amazon Web Services では、以下の 3 つの Red Hat Satellite デプロイメントシナリオがあります。
- 単一領域設定
- オンプレミスと AWS 領域の接続
- 異なる領域の接続
シナリオ 1: 単一領域設定
Amazon Web Services における最もシンプルな Satellite Server 設定は、Satellite Server とコンテンツホストの両方が同一領域内でかつ仮想プライベートクラウド (VPC) 内にあるという構成です。
別のアベイラビリティーゾーンを使用することもできます。
シナリオ 2: オンプレミスと AWS 領域の接続
この場合は、オンプレミスのロケーションと Capsule を設置する AWS 領域の間に VPN 接続を作成します。
Capsule Server を実行するインスタンスを登録すれば、Satellite Server の外部のホスト名を使用することも可能です。
オプション 1: AWS 領域とオンプレミスデータセンターをつなぐサイト間 VPN 接続
オプション 2: 外部 DNS ホスト名を使用した直接接続
シナリオ 3: 異なる領域の接続
この場合は、別の領域をつなぐサイト間 VPN 接続を作成し、Capsule Server を実行するインスタンスを Satellite Server に登録する際に、内部 DNS ホスト名を使用できるようにします。
サイト間 VPN 接続を確立しない場合は、Capsule Server を実行するインスタンスを Satellite Server に登録する際に、外部 DNS ホスト名を使用します。
ほとんどのパブリッククラウドプロバイダーでは、領域へのデータ転送や、単一領域内でのアベイラビリティーゾーン間でのテータ転送には課金されませんが、領域からインターネットへのデータ転送には課金されます。
オプション 1: AWS 領域間をつなぐサイト間 VPN 接続
オプション 2: 外部 DNS ホスト名を使用した直接接続