3.9.2. カスタムの SSL 証明書の Satellite Server へのデプロイ
この手順を使用して、Satellite Server が、認証局で署名されたカスタムの SSL 署名書を使用するように設定します。katello-certs-check
コマンドは、入力した証明書ファイルを検証して、Satellite Server にカスタムの SSL 証明書をデプロイするのに必要なコマンドを返します。
手順
Satellite Server にカスタムの証明書をデプロイするには、以下の手順を実行します。
カスタムの SSL 証明書入力ファイルを検証します。
katello-certs-check
コマンドが正しく実行されるには、証明書のコモンネーム (CN) が Satellite Server の FQDN と一致する必要があることに注意してください。# katello-certs-check \ -c /root/satellite_cert/satellite_cert.pem \ 1 -k /root/satellite_cert/satellite_cert_key.pem \ 2 -b /root/satellite_cert/ca_cert_bundle.pem 3
このコマンドに成功すると、2 つの
satellite-installer
コマンドが返されます。1 つは、Satellite Server に証明書をデプロイするのに使用する必要があります。katello-certs-check
の出力例Validation succeeded. To install the Red Hat Satellite Server with the custom certificates, run: satellite-installer --scenario satellite \ --certs-server-cert "/root/satellite_cert/satellite_cert.pem" \ --certs-server-key "/root/satellite_cert/satellite_cert_key.pem" \ --certs-server-ca-cert "/root/satellite_cert/ca_cert_bundle.pem" To update the certificates on a currently running Red Hat Satellite installation, run: satellite-installer --scenario satellite \ --certs-server-cert "/root/satellite_cert/satellite_cert.pem" \ --certs-server-key "/root/satellite_cert/satellite_cert_key.pem" \ --certs-server-ca-cert "/root/satellite_cert/ca_cert_bundle.pem" \ --certs-update-server --certs-update-server-ca
要件に合わせて
katello-certs-check
コマンドの出力から、satellite-installer
コマンドを入力し、カスタムの SSL 証明書で新しい Satellite をインストールするか、現在実行中の Satellite の証明書を更新します。実行するコマンドが不明な場合には、
/etc/foreman-installer/scenarios.d/.installed
が存在するかをチェックし、Satellite がインストールされていることが確認できます。ファイルが存在する場合には、2 番目のsatellite-installer
コマンドを実行すると証明書が更新されます。重要証明書のデプロイ後に、証明書のアーカイブファイルを削除しないでください。Satellite Server のアップグレード時などに必要です。
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Satellite Server にネットワークでアクセスできるコンピューターで、この URL (
https://satellite.example.com
) に移動します。 - ブラウザーで、証明書の詳細を表示して、デプロイした証明書を確認します。