4.10. Satellite Server での送信メールの設定
Satellite Server からメールメッセージを送信するには、SMTP サーバーまたは sendmail
コマンドのいずれかを使用できます。
手順
-
Satellite Web UI で、管理
設定 に移動します。 Email タブをクリックして、希望する配信方法に一致する設定オプションを設定します。変更は即座に反映されます。
以下の例は、SMTP サーバーを使用する場合の設定オプションの例を示しています。
表4.1 配信方法に SMTP サーバーを使用する例 名前 値例 配信方法
SMTP
SMTP アドレス
smtp.example.com
SMTP 認証
ログイン
SMTP HELO/EHLO ドメイン
example.com
SMTP パスワード
パスワード
SMTP ポート
25
SMTP ユーザー名
user@example.com
SMTP ユーザー名
とSMTP パスワード
では、SMTP サーバーのログイン認証情報を指定します。以下の例では、gmail.com が SMTP サーバーとして使用されています。
表4.2 gmail.com を SMTP サーバーとして使用する例 名前 値例 配信方法
SMTP
SMTP アドレス
smtp.gmail.com
SMTP 認証
plain
SMTP HELO/EHLO ドメイン
smtp.gmail.com
SMTP enable StartTLS auto
あり
SMTP パスワード
パスワード
SMTP ポート
587
SMTP ユーザー名
user@gmail.com
以下の例では、
sendmail
コマンドが配信方法として使用されています。表4.3 配信方法に sendmail を使用する例 名前 値例 配信方法
Sendmail
Sendmail の引数
-i -t -G
Sendmail の引数
では、sendmail
コマンドに渡すオプションを指定します。デフォルト値は、-i -t
です。詳細は、sendmail 1 の man ページを参照してください。
TLS 認証を使用する SMTP サーバーで電子メールを送信する場合は、以下のいずれかの手順を実行してください。
SMTP サーバーの CA 証明書を信頼済みとしてマークします。このようにマークするには、Satellite Server で以下のコマンドを実行します。
cp mailca.crt /etc/pki/ca-trust/source/anchors/ update-ca-trust enable update-ca-trust
# cp mailca.crt /etc/pki/ca-trust/source/anchors/ # update-ca-trust enable # update-ca-trust
Copy to Clipboard Copied! ここで、
mailca.crt
は SMTP サーバーの CA 証明書です。-
別の方法では、Web UI の
SMTP enable StartTLS auto
オプションをNo
に設定します。
-
Test email をクリックしてユーザーのメールアドレスにテストメッセージを送信し、設定が機能していることを確認します。メッセージの送信に失敗する場合は、Web UI でエラーが表示されます。詳細については、
/var/log/foreman/production.log
のログを確認してください。
個別ユーザーまたはユーザーグループに対する電子メール通知の設定に関する詳細は、Red Hat Satellite の管理の メール通知の設定 を参照してください。