1.3. サポートされる使用方法
各 Red Hat Satellite サブスクリプションには、サポートされる Red Hat Enterprise Linux Server インスタンスが 1 つ含まれます。このインスタンスは Red Hat Satellite を実行するために取っておく必要があります。Satellite に含まれるオペレーティングシステムを使用して、環境内で他のデーモン、アプリケーション、またはサービスを実行することはサポート対象外となります。
Red Hat Satellite コンポーネントのサポートは、以下のようになります。
SELinux は、Enforcing モードまたは Permissive モードのいずれかである必要があります。無効化された SELinux でのインストールはサポートされません。
- Puppet
Red Hat Satellite には、サポートされる Puppet パッケージが含まれます。インストールプログラムを使用すると、Puppet マスターを Red Hat Satellite Capsule Server の一部としてインストールし、設定することができます。Red Hat Satellite Server または Satellite Capsule Server の Puppet マスターで実行される Puppet モジュールも、Red Hat のサポート対象となります。サポート対象の Puppet バージョンについては、Red Hat ナレッジベースの記事 Satellite 6 Component Versions を参照してください。
Red Hat は、Puppet モジュールを含むスクリプトおよびフレームワークを多数サポートしています。フレームワークのサポートについては、Red Hat ナレッジベースの記事 スクリプトフレームワークのサポート状況 を参照してください。
- Pulp
- Pulp の使用は、Satellite Server Web UI、CLI、および API 経由でのみサポートされます。Pulp のローカル API またはデータベースを直接変更したり対話したりすると、Red Hat Satellite データベースに修復不能な破損が生じる可能性があるため、サポートされません。
- Foreman
Foreman は、プラグインを使用することで拡張できますが、Red Hat Satellite でパッケージ化されたプラグインのみがサポートされます。Red Hat Satellite Optional リポジトリーのプラグインはサポートされません。
また、Red Hat Satellite には、Red Hat Enterprise Linux 以外のオペレーティングシステムのプロビジョニングや設定を行うためのコンポーネント、設定、および機能が含まれます。これらはすでに組み込まれており、使用することはできますが、Red Hat でサポートされるのは Red Hat Enterprise Linux での使用となります。
- Candlepin
- Candlepin の使用は、Red Hat Satellite Web UI、CLI、および API 経由でのみサポートされます。Candlepin、そのローカル API またはデータベースとの直接的な対話については、Red Hat Satellite データベースに修復不能な破損が生じる可能性があるためサポートされていません。
- 組み込み Tomcat アプリケーションサーバー
- 組み込み Tomcat アプリケーションサーバーについては、Red Hat Satellite Web UI、API およびデータベースでの使用のみがサポートされます。Red Hat では、組み込み Tomcat アプリケーションサーバーのローカル API またはデータベースとの直接の対話はサポートしていません。