1.2. システムコンポーネント
Red Hat Satellite は、Satellite として統合、検証、提供、およびサポートされる複数のオープンソースプロジェクトで設定されています。この情報は、Red Hat カスタマーポータルで管理され、定期的に更新されます。詳細は、Satellite 6 Component Versions を参照してください。
Red Hat Satellite は、以下のオープンソースプロジェクトで設定されています。
- Foreman
- Foreman は、物理システムと仮想システムのプロビジョニングとライフサイクル管理に使用されるオープンソースのアプリケーションです。Foreman は、キックスタートや Puppet モジュールなどの各種の方法を使って、これらのシステムを自動的に設定します。また、レポート、監査、およびトラブルシューティングに使用される履歴データを提供します。
- Katello
- Katello は、サブスクリプションおよびリポジトリーを管理する Foreman プラグインです。Katello は Red Hat リポジトリーをサブスクライブし、コンテンツをダウンロードする手段となります。コンテンツについては、複数の異なるバージョンを作成し、管理することが可能であり、コンテンツのバージョンは、ユーザーが定義するアプリケーションライフサイクルの各ステージ内にある特定のシステムに適用できます。
- Candlepin
- Candlepin は、サブスクリプションの管理を行う Katello 内のサービスです。
- Pulp
- Pulp は、リポジトリーおよびコンテンツの管理を行う Katello 内のサービスです。Pulp を使用すれば、組織の異なるコンテンツビューが RPM パッケージを要求した場合にパッケージが重複しなくなるため、保存スペースを効率的に使用できます。
- Hammer
- Hammer はコマンドラインおよびシェルを提供する CLI ツールで、Web UI とほぼ同様の機能を提供します。
- REST API
- Red Hat Satellite には RESTful API サービスが含まれます。このサービスにより、システム管理者および開発者は、カスタムスクリプトや Red Hat Satellite へのインターフェイスとなるサードパーティーアプリケーションを作成することができます。
Red Hat Satellite およびそのコンポーネントで使用される用語は広範囲に及びます。よく使われる用語の説明は、付録B 用語集 を参照してください。