第1章 アップグレードの概要


本章では、Red Hat Satellite 6.9 の前提条件、および利用可能なアップグレードパスを説明します。現在の Red Hat Satellite 6 インストールをアップグレードする前にお読みください。

本ガイドでは、更新、アップグレード、マイグレーション (移行) を以下の意味で使用します。

アップグレード
y-stream を基準にして、Satellite Server および Capsule Server のインストールを次のリリースに上げるプロセスです (たとえば Satellite 6.8 から Satellite 6.9)。
更新
z-stream を基準にして、Satellite Server および Capsule Server のインストールを次のリリースに上げるプロセスです (たとえば Satellite 6.9.0 から Satellite 6.9.1)。
移行
既存の Satellite インストールを、別の Red Hat Enterprise Linux サーバーに移行するプロセスです。

Red Hat カスタマーポータルの Red Hat Satellite Upgrade Helper では、対話式のアップグレード手順がご利用になれます。このアプリケーションは、現在のバージョン番号に適した手順を提供します。アップグレードパスに固有の手順や、既知の問題を回避する手順を確認できます。詳細は、カスタマーポータルの Satellite Upgrade Helper を参照してください。

Capsule は、Satellite とは別にアップグレードできます。詳しくは、「Satellite とは別の Capsule のアップグレード」をご覧ください。

1.1. 前提条件

Satellite 6.9 へのアップグレードは、Satellite インフラストラクチャー全体に影響します。アップグレード前に以下を完了してください。

  • Red Hat Satellite 6.9 リリースノート を参照してください。
  • このガイドで、アップグレードプロセスとその影響について確認してください。
  • アップグレードパスの計画を立てます。詳細は、「アップグレードパス」 を参照してください。
  • 必要とされるダウンタイムを計画します。Satellite サービスはアップグレード時は停止します。アップグレードプロセスの期間は、ハードウェアの設定、ネットワークの速度、サーバーに保存されているデータ量により異なる可能性がある。

    Satellite のアップグレードには約 1 〜 2 時間かかる。

    Capsule のアップグレードには約 10 〜 30 分かかる。

  • サーバーに十分なストレージ容量があることを確認する。詳細は、オンラインネットワークからの Satellite Server のインストールストレージ要件Capsule Server のインストールストレージ要件 を参照してください。
  • Satellite Server および全 Capsule Server をバックアップする。詳細は、Red Hat Satellite 6.8 管理ガイドの Satellite Server および Capsule Server のバックアップ を参照してください。
  • Satellite のバージョンごとに API コマンドが異なるので、使用しているスクリプトに Satellite API コマンドが含まれる場合は、更新の計画を立てる。API の変更点に関する情報は、Red Hat カスタマーポータルのナレッジベースアーティクル API Changes Between Satellite Versions を参照してください。
警告

設定ファイルを手動で、または Hiera などのツールを使用して、カスタマイズした場合には、このカスタマイズした内容は、アップグレード時または更新時にインストールスクリプトを実行すると上書きされます。satellite-installer スクリプトで --noop オプションを使用すると、変更をテストできます。詳細は、Red Hat ナレッジベースソリューションの How to use the noop option to check for changes in Satellite config files during an upgrade を参照してください。

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