8.3. 認可
Kafka クラスターは、承認メカニズムを使用して特定のクライアントまたはユーザーによって Kafka ブローカーで許可される操作を制御します。承認は、Kafka クラスターに適用されると、クライアント接続に使用する全リスナーに対して有効になります。
ユーザーを Kafka ブローカー設定の スーパーユーザー のリストに追加すると、承認メカニズムにより適用される承認制約に関係なく、そのユーザーにはクラスターへのアクセスが無制限に許可されます。
サポート対象の承認メカニズム:
- 簡易承認
- OAuth 2.0 での承認 (OAuth 2.0 トークンベースの認証を使用している場合)
- Open Policy Agent (OPA) での承認
- カスタム承認
簡易承認では、デフォルトの Kafka 承認プラグインである AclAuthorizer
が使用されます。AclAuthorizer
は、アクセス制御リスト (ACL) を使用して、どのユーザーがどのリソースにアクセスできるかを定義します。カスタム認証の場合は、ACL ルールを適用するように独自の Authorizer
プラグインを設定します。
OAuth 2.0 および OPA は、認可サーバーからのポリシーベースの制御を提供します。Kafka ブローカーのリソースへのアクセス権限を付与するのに使用されるセキュリティーポリシーおよびパーミッションは、認可サーバーで定義されます。
認可サーバーに接続し、クライアントまたはユーザーが要求した操作が許可または拒否されることを検証するのに、URL が使用されます。ユーザーとクライアントは、認可サーバーで作成されるポリシーと照合され、Kafka ブローカーで特定のアクションを実行するためのアクセスが許可されます。