第11章 Apicurio Registry の Red Hat ビルドを使用したスキーマの検証
AMQ Streams で Apicurio Registry の Red Hat ビルドを使用できます。
Apicurio Registry は、API およびイベント駆動型アーキテクチャー全体で標準的なイベントスキーマおよび API 設計を共有するためのデータストアです。Apicurio Registry を使用して、クライアントアプリケーションからデータの構造を切り離し、REST インターフェイスを使用して実行時にデータ型と API の記述を共有および管理できます。
Apicurio Registry では、メッセージをシリアライズおよびデシリアライズするために使用されるスキーマが保存されます。その後、クライアントアプリケーションからスキーマを参照して、送受信されるメッセージとこれらのスキーマの互換性を維持するようにします。Apicurio Registry によって、Kafka プロデューサーおよびコンシューマーアプリケーションの Kafka クライアントシリアライザーおよびデシリアライザーが提供されます。Kafka プロデューサーアプリケーションは、シリアライザーを使用して、特定のイベントスキーマに準拠するメッセージをエンコードします。Kafka コンシューマーアプリケーションはデシリアライザーを使用して、特定のスキーマ ID に基づいてメッセージが適切なスキーマを使用してシリアライズされたことを検証します。
アプリケーションがレジストリーからスキーマを使用できるようにすることができます。これにより、スキーマが一貫して使用されるようにし、実行時にデータエラーが発生しないようにします。
関連情報
- Red Hat ビルドの Apicurio Registry 製品ドキュメント
- Apicurio Registry の Red Hat ビルドは、GitHub の Apicurio/apicurio-registry で利用可能な Apicurio Registry オープンソースコミュニティープロジェクトをもとに構築されています。