19.7. 最適化プロポーザルの承認


状態が ProposalReady の場合、Cruise Control によって生成された 最適化プロポーザル を承認できます。その後、Cruise Control は最適化プロポーザルを Kafka クラスターに適用して、パーティションをブローカーに再割り当てし、パーティションのリーダーを変更します。

注意

これはドライランではありません。最適化プロポーザルを承認する前に、以下を行う必要があります。

  • 最新でない可能性があるため、プロポーザルを更新します。
  • プロポーザルの内容 を注意して確認します。

前提条件

手順

承認する最適化プロポーザルに対して、以下の手順を実行します。

  1. 最適化プロポーザルが新規生成された場合を除き、プロポーザルが Kafka クラスターの状態に関する現在の情報を基にしていることを確認します。これには、最適化プロポーザルを更新し、必ず最新のクラスターメトリクスを使用するようにします。

    1. OpenShift の KafkaRebalance リソースに strimzi.io/rebalance=refresh でアノテーションを付けます。

      oc annotate kafkarebalance <kafka_rebalance_resource_name> strimzi.io/rebalance="refresh"
  2. 最適化提案のステータスが ProposalReady に変わるまで待ちます。

    oc get kafkarebalance -o wide -w -n <namespace>
    PendingProposal
    PendingProposal ステータスは、最適化プロポーザルの準備できているかどうかを確認するために、リバランス Operator が Cruise Control API をポーリングしていることを意味します。
    ProposalReady
    ProposalReady ステータスは、最適化プロポーザルのレビューおよび承認の準備ができていることを意味します。

    ステータスが ProposalReady に変わると、最適化プロポーザルを承認する準備が整います。

  3. Cruise Control が適用する最適化プロポーザルを承認します。

    OpenShift の KafkaRebalance リソースに strimzi.io/rebalance=approve でアノテーションを付けます。

    oc annotate kafkarebalance <kafka_rebalance_resource_name> strimzi.io/rebalance="approve"
  4. Cluster Operator は アノテーションが付けられたリソースを検出し、Cruise Control に Kafka クラスターのリバランスを指示します。
  5. 最適化提案のステータスが Ready に変わるまで待ちます。

    oc get kafkarebalance -o wide -w -n <namespace>
    Rebalancing
    Rebalancing ステータスは、リバランスが進行中であることを意味します。
    Ready
    Ready ステータスは、リバランスが完了したことを意味します。
    NotReady
    NotReady ステータスは、エラーが発生したことを意味します — KafkaRebalance リソースに関する問題の修正 を参照してください。

    状態が Ready に変更されると、リバランスが完了します。

    同じ KafkaRebalance カスタムリソースを使用して別の最適化提案を生成するには、カスタムリソースに refresh アノテーションを適用します。これにより、カスタムリソースは PendingProposal または ProposalReady の状態に移行します。その後、最適化プロポーザルを確認し、必要に応じて承認することができます。

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