第13章 変更データキャプチャーのための Red Hat build of Debezium との統合
Red Hat build of Debezium は、分散型の変更データキャプチャープラットフォームです。データベースの行レベルの変更をキャプチャーして、変更イベントレコードを作成し、Kafka トピックにレコードをストリーミングします。Debezium は Apache Kafka 上に構築されています。Red Hat build of Debezium は、Streams for Apache Kafka にデプロイして統合できます。Streams for Apache Kafka のデプロイ後、Kafka Connect で Debezium をコネクター設定としてデプロイします。Debezium は、変更イベントレコードを OpenShift 上の Streams for Apache Kafka に渡します。アプリケーションはこれらの 変更イベントストリーム を読み取りでき、変更イベントが発生した順にアクセスできます。
Debezium には、以下を含む複数の用途があります。
- データレプリケーション
- キャッシュの更新およびインデックスの検索
- モノリシックアプリケーションの簡素化
- データ統合
- ストリーミングクエリーの有効化
データベースの変更をキャプチャーするには、Debezium データベースコネクターで Kafka Connect をデプロイします。KafkaConnector
リソースを設定し、コネクターインスタンスを定義します。
Streams for Apache Kafka を使用した Red Hat build of Debezium のデプロイの詳細は、製品ドキュメント を参照してください。ドキュメントには、Debezium スタートガイド が含まれています。このガイドでは、データベース更新の変更イベントレコードの表示に必要なサービスおよびコネクターの設定方法を説明しています。