第30章 Streams for Apache Kafka でのメータリングの使用
OCP 4 で利用可能なメータリングツールを使用して、異なるデータソースからメータリングレポートを生成できます。クラスター管理者として、メータリングを使用してクラスターの内容を分析できます。独自のクエリーを作成するか、事前定義 SQL クエリーを使用して、利用可能な異なるデータソースからデータを処理する方法を定義できます。Prometheus をデフォルトのデータソースとして使用すると、Pod、namespace、およびその他ほとんどの OpenShift リソースのレポートを生成できます。
OpenShift Metering Operator を使用すると、インストールされている Streams for Apache Kafka コンポーネントを分析し、Red Hat サブスクリプションに準拠しているかどうかを判断することもできます。
Streams for Apache Kafka でメータリングを使用するには、まず OpenShift Container Platform に Metering Operator をインストールして設定する必要があります。
30.1. メータリングリソース
メータリングには、メータリングのデプロイメントやインストール、およびメータリングが提供するレポート機能を管理するために使用できるリソースが多数含まれています。メータリングは以下の CRD を使用して管理されます。
名前 | 説明 |
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| デプロイメントのメータリングスタックを設定します。メータリングスタック設定用の各コンポーネントを制御するカスタマイズおよび設定オプションが含まれます。 |
| 使用するクエリー、クエリーを実行するタイミングおよび頻度、および結果を保存する場所を制御します。 |
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| ReportQuery および Report で利用可能なデータを制御します。メータリング内で使用できるように複数の異なるデータベースへのアクセスの設定を可能にします。 |