第5章 開発者プレビュー
Streams for Apache Kafka 2.7 に含まれる開発者プレビュー機能です。
Kafka クラスター管理者は、Cluster Operator デプロイメント設定でフィーチャーゲートを使用して、機能のサブセットのオンとオフを切り替えることができます。開発者プレビューとして利用できるフィーチャーゲートは、アルファレベルの成熟度であり、デフォルトで無効になっています。
開発者プレビューの機能は、Red Hat の実稼働環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされず、機能的に完全ではないことがあるため、Red Hat はテクノロジープレビュー機能を実稼働環境に実装することは推奨しません。この開発者向けプレビュー機能は、近々発表予定の製品イノベーションをリリースに先駆けてご提供することにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことができます。サポート範囲の詳細は、開発者プレビューのサポート範囲 を参照してください。
5.1. Kafka ブローカーの階層化ストレージ
Streams for Apache Kafka は、開発者プレビューとして Kafka ブローカーの階層化ストレージをサポートするようになりました。これにより、ローカルストレージだけでなくカスタムリモートストレージソリューションも導入できるようになりました。現在の制限 により、実稼働環境では推奨されません。
リモートストレージ設定は、Kafka
リソースの kafka.tieredStorage
プロパティーを使用して指定します。カスタムリモートストレージマネージャーを指定して、階層化ストレージを管理します。
カスタム階層化ストレージ設定の例
kafka: tieredStorage: type: custom remoteStorageManager: className: com.example.kafka.tiered.storage.s3.S3RemoteStorageManager classPath: /opt/kafka/plugins/tiered-storage-s3/* config: # remote storage manager configuration 1 storage.bucket.name: my-bucket config: ... rlmm.config.remote.log.metadata.topic.replication.factor: 1 2
カスタム階層化ストレージを使用する場合は、まずカスタムコンテナーイメージをビルドして、階層化ストレージプラグインを Streams for Apache Kafka イメージに追加する必要があります。
階層化ストレージ (早期アクセス) を参照してください。